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実習生累計200人以上と関わった保育士の実習の教科書②

こんにちはo-sun です♪
累計200人以上とは16年間、大学の付属の幼稚園にいたため、年間12〜15人の実習生が毎年いるのでだいたい200人以上は見ているという計算です。

今回は②。

反省会あるあるを書きたいと思います。

実習を一日終えると必ず反省会があります。

その時に一日の反省を実習生が言います。

「一人の子どもと遊んでいてあまり見られませんでした。」

「メモをとるのでいっぱいいっぱいで・・・」

なんて答えないでくださいね。

結構反省会は評価のポイントです!

まずは反省会あるあるで学んでいきましょう!

1、子どもがたくさん話しかけてきて困りました。どのように対応したらいいですか?
2、子どもにこっちに来てと頼まれたのですが、複数の子からなのでどれを優先したら良いのか?
3、給食を食べません。どんなやり方をすれば良いですか?
4、喧嘩をした時の対応はどうしたらいいですか?
5、特定の子がずっと遊ぼうと誘ってきます。どうしたらいいですか?

他にもありますが、だいたい8割の実習生はこの質問です!

実習が始まる前のこの質問を考えておくだけで、保育の楽しさをより感じられるよいうになると思います。

実習生200人と関わった私が応えたいと思います♪


1、子どもがたくさん話しかけてきて困りました。どのように対応したらいいですか?

実習生は子どもに大人気!子どもの甘えたい!ずっと一緒にいたい!たくさん遊んでくれる!に応えてくれる存在です。

子どもは実習生が来ると「どんな人かな?」「遊んでくれるかな?」「こっち向いて」と関わりを求めてくるのは当然。一人や二人ではありません。4,5人の子から同時に話しかけられてきます。どの子もアピール合戦です(笑)素直に聞いていたら分かるはずもありません。でも子どもは聞いて欲しい!さあどうしますか?

担任ならまずは聞いたふり😂とにかく笑顔でうなずく!

そしてある程度落ち着いてきたところで

「○○くんはなんて言ったの?もう一回教えて?」と言えば○○くんは「あのね・・・」と始まるわけです。周囲の子も「今は○○くんの話?なんて言ったのかな?」と気になり、話を聞いてくれます。こうなったら順番に聞くだけ♪

私なら聞いてるふり!・・・それが答えです(笑)

2、子どもにこっちに来てと頼まれたのですが、複数の子から言われたらどれを優先したら良いのか?

これも実習生人気のなせる技(笑)子どもからは「こっちへ来て」「外にいこうよ」「ままごとするって言ったじゃん」と手を引っ張られ、実習生は大混乱!

では担任なら「先生は○○がしたいの!」と自分の意思を伝えます。幼稚園、保育園は子どもが一番!しかし、実習生は学生。その日の実習のねらいに照らし合わせ、その日に学びたいことを優先してください。そのねらいにあった遊びやかかわりをして欲しいと思います。

子ども達もすんなり「今はこの先生○○がしたいんだ」と受け入れ、一緒に遊んでくれることもあります。自分の思いを伝えてみてください。

3、給食を全然食べてくれません。どんなやり方をすれば良いですか?

実習生がいると嬉しくて、ついついおしゃべりが多くなってしまうことも。あげくには「先生食べて」「これ嫌い!」といつも言わないことも顔を出します。

実習生で指導は難しいです・・・。(個々の対応があるため)なので指導するというより食べてみたくなる言葉をかけてみてください。例えば

「肉を食べると、○○ジャーみたいに強くなれるかも」

「あ!にんじんさんが食べて食べてって言ってるよ。食べて食べて!」

「みんなに内緒だよ!野菜を食べると足が速くなるんだよ!」

何でもOK!もし運動会が近ければ足が速くなるキーワードは万能かも(笑)

4、ケンカをした時の対応はどうしたらいいですか?

ケンカは子どもの成長には必要なもの。しかし目の前で行われるケンカはどうして良いかわからないですよね。

私なら

5歳→なるべく止めない、怪我をする危険があるときは止めて

※子ども同士で話し合ったり、解決しようとしたりする力を育てたいからです。

4歳→思いを言葉で伝える橋渡しをして欲しい

※まずは自分の思いを言葉で伝える大切さを知って欲しいからです。

3歳→お互いの思いを十分に聞いて受け止めて欲しい

※自分の思いを表現する力を育てていきたいからです。

2歳以降→同じ遊具を見せたり、違う遊びに誘ったりしてみて。もし、相手に痛いことあったら痛かったことを伝えて

※2歳以降はトラブル仕方ないと捉えます。しかし、安全面が十分確保しての対応です。相手にもし怪我があれば、「痛いこと」ということや自分でしたことがどうなるかを伝えていきます。叱ったり、注意したりすることでこの時期は気付きません。むしろ恐怖で抑えこむことに・・・。興味を他に向けていきます。

年齢や個性、発達段階はありますが、概ねこのように伝えます。※は私(担任)の思いです。


5、特定の子がずっと遊ぼうと誘ってきます。どうしたらいいですか?

その子の気持ちを考えたら遊んでいくことも正解です。実習生の立場になり、自分のねらいに沿って行うことを優先するなら他の子や集団で遊ぶことも正解です。なので“2”と似ていますが「今日のねらいは何だったのかな?」とその実習生に聞きます。そして、子どもには真摯に「○○くんとも遊びたいけど、今日はクラスのみんなとも遊んでみたいんだ!○○くんも一緒にいかない?」「○○くんの遊び楽しそうだね!今日は昼からいくからね!約束!」など期待が持てるように話します。

本日のねらいをしっかり持って、実習に取り組んでもらいたいと思います。

毎年、毎年実習生は違いますが、不思議と同じような質問があります。先に担任の思いを理解して、次のステップに移っていってください。それだけで成長のスピードも格段と上がります。

反省会では自分の思いや反省が言えるようにしといてくださいね。評価の大きなポイントにもなってますよ!

次回は反省会についても書いていきたいと思います♪



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