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「元気です!」って元気に答えられない時点で元気じゃない

2月に入り、週5午前の勤務になった。
午前だけとはいえ、週5勤務は4ヶ月ぶり。
率直な感想は、一週間って長い。
今のところ、できることが少ないからかもしれないけれど。
忙しいときの一週間はあっという間で、今週終わらせようと思っていたものが終わらない〜って残業パレードだったのに。

午後は爆睡。最近は20分くらいの仮眠で起きられるようになってきた。だんだん回復してきたように感じられる。

しかし今日、朝起きた時に違和感があった。気持ちの面での違和感なので、月曜日って誰しもちょっと憂鬱だよねくらいに思って出勤した。ちゃんと我がパワーフード・お味噌汁も流し込んだのできっと大丈夫。

出勤してパソコンを起動し、今日の業務を確認する。文字が滑る。全然頭に入ってこない。同じ行を3回くらい読んだ。やっと入ってきた情報が、来年度に向けた目標の提示と面談時間。

これまで、目標などの提出物はすらすら書けた。人の目に触れるような記入物は「だいたいこんなことを書けば合格点だろう」と自分の立場と相手の期待に応じた内容を書いた。嘘を書いたつもりはないが、それ相応のことを目標とし達成しようと努めた。

だが今は前向きなことを考えるのが以前に増して苦手だ。働くってなんだ、頑張るって何を、生きるってどうやるんだ、みたいなことをぐるぐる考えてしまう人間にとって目標を決めるのは難問だ。

目的=最終的に目指す到達点
目標=目的を達成するために設ける具体的な手段

目的すら難しいのに具体策だなんて。

いやいや考えすぎだ。いつものようにさらりと書いてしまおう。そのためには昨年書いた資料を参考にしよう。上司からのコメントも丁寧にもらっているので、来年度の目標を書くためのヒントがあるはずだ。

資料を読み返す。どうにも朝から不調なので文字が頭に入ってこないが、時間をかけて読んで見つけた言葉の眩しさに視界がぼやけた。

自己実現・自己表現・社会人として云々・成長・精度・スピード・完遂・……

いつの間にか涙が溢れた。急いで離席してトイレの個室に逃げ込んだ。不調に不調が重なった。休職前もこんなことあったなあ、とさめざめと泣いた。目を赤くして自席に戻るわけにいかないのでしばらく離席していたと思う。今日自席にいられたのは何分だろうか。

上司は毎朝体調の確認をしてくれる。見栄を張って倒れてもしょうがないので、調子が悪い日は正直に話す。今朝は「元気、だと思います。ちょっと微妙ですけど月曜日だからかもしれないです。ハハハ」と答えた。

でも「元気です!」って元気に答えられない時点で元気ではない。当たり前だけど。
何かしら不調だということを自覚したほうがいいと思った。

ああ、目標提示の締め切りが迫っている。どうしよう。書けないだなんて言っていいのかな。おかしな話だな。もういっそ、おかしいねっ笑いとばしてくれよ。



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