日記を読み返しても答えは見つからなかった
休職してもう少しで2ヶ月が経つ。体調が優れない日があるのは厄介だが、仕事のない生活にだいぶ慣れてきた。復帰後のことを考えることもあるが、正直仕事がない生活が続けばいいのにと思っている自分がいる。
でも、生きていくためのお金が欲しい。お金を稼ぐためには働かなくちゃ。
ふと思い立って、ここ数年の日記を読み返してみることにした。日記と言っても飛び飛びだったり1行だけだったりと私らしい記録だ。何のために働いていたのか、どんな仕事にやりがいを感じていたのか、もしかするとヒントがあるかもしれない。
結論から言うと、仕事に関するポジティブな意見はどこにもなかった。給料日だけ「家賃が払える!生きていける!」と喜びが綴られていた。休日は友人と遊んだり一人でのんびり過ごしたりと楽しそうなのに。平日は定時退勤とレイトショーが喜びだったようだ。
また、体調を崩したのは今年だけではないようだ。昨年の夏は、頻りに「胃が痛い」と書いていた。確かに、胃潰瘍の一歩手前という診断で薬を処方された。学生時代は病気とは無縁で、毎日登校していたのに。社会人になってからは年に一度、ある程度の期間不調を訴えている。
なんでもできると思って入社した会社だったが、優柔不断な私にとって「なんでもできる」は結構難問だったらしい。会社自体は柔軟で「やりたいことを教えてごらん。仕事に繋がるかもしれないよ。」と言ってくれる。
でも、いつからかやりたいことや好きなことを見失ってしまった。好きなことより、できることや得意なことを仕事にしようと思ったが、それすらもわからない。「お金のために。仕事だから。」と割り切れたらいいのに、それすらもできない。仕事を断って微妙な空気になったり残業で体を壊したりしてまでやらなきゃいけないのだろうか。
つらつらと書いてみて、なんとなくわかってきたこともある。ざっくりとした好きなことと嫌いなことだ。好きなことは給料日、休日、映画鑑賞、のんびり過ごすこと。嫌いなことは残業、微妙な空気。
せっかくお休みをもらっているのだから享受しよう。最近は徐々に集中力が戻り、映画や読書を楽しめるようになってきた。よし今日は、お風呂に入浴剤を入れてゆっくり浸かり、映画を見ようかな。そして温まった体でゆっくり休もう。
今悩んでいることは、どうやらずっと悩んでいたことのようで、過去の自分の中に答えはなかった。それなら、これからゆっくり考えてみよう。幸い、過去の自分はヒントをくれる。いい方法、見つかるといいな。