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夏のお~わ~り~、なーつのお~わ~り~には・・・。

2024年11月4日(はれ)

久々のキャンプだ。
必要なものもそうでないものも、”使うかもしれない”ものも
持って行く。

昨今、夏が長い。
ここ最近、涼しくなったな~と感じるが暦で言うなら既に秋である。
私事だが、私のもっぱらの仕事は外での作業なので、今年も夏は地獄であった。その反動なのか、Tシャツ1枚で現在も出歩いている。
とは言っても、やっぱり昼間は暑い。Tシャツで十分である。

キャンプ場に到着したのが、ちょうど昼の13:00だったので、
早速設営を始めた。
久々であるのと、真新しいテントにテンションMAXである。
(今までタープ泊だったが、やっぱテント安心感が違う)
友人と2人、黙々設営しながら時折談笑。

キャンプの楽しみの1つでもある”キャンプギア”
キャンプ好きな人はどれほどの”検索時間”を浪費しただろう。
(年に数回の為の時間としては考えるのも恐ろしい)
ナイフ・・・。カーボンかステンレスか・・・。
とかく挙げればキリがないくらいの”キャンプギア話”だが、
それはそれで重要である。重要であることにする。
”何か事が起きたら・・・こんな状況で・・・”
基本的に何も起きない。
”自然の中に放り込まれた・・・”訳でもない。
(車に乗れば町はすぐ近く)

ハッキリ言っておく。
”想定を超える事態はまず起こらない・・・可能性は確かに否定できないが・・・”

が!起きた!
”山だし一応ダウン持ってくか・・・いや要らないな。”
”長袖も一応、まースエットくらいは持ってくか”
”カイロ(5つ手に取り)まーそもそも使わないな一応2つ”
”湯たんぽ・・・寝袋あるし、一応カイロ2つあるし・・・要らんな”

出発前、急遽放り込んだこれらの道具。
(可能性は0では決してない。それは予期せずして起こる)

焚き火を十二分に楽しみ、各自持参した食材を食べ、ふと空を見上げた。
満天の星空。。。
いや!寒い・・・。
焚き火から離れると猛烈に寒い。
直ぐにスエットを着込む。まだ寒い。長袖を着て、スエットを着てもまだ寒い。カイロは既に開封済。
頭に浮かぶ・・・”焚き火が終えて、寝る時大丈夫か・・・?寝れるか?”

急遽持ってきたプラ製の水筒(結構固い丈夫な奴)に沸騰したお湯を入れ
湯たんぽを試みる。
・・・グシャリ・・・。
耐熱とか一切無視した無謀行為。敢無く撃沈。
しかし!奇跡は起きた。異様なまでに変形したが、お湯が漏れていない・・・。
寝袋に入れてみる。しばらくして再度確認したが、漏れてなーい。
心からのガッツポーズ ”ウシッ!”

食事としばらく焚き火で遊んで、寝ることにする。
火の始末をしたので、本当に寒い。寒いかも・・・は寒ッ!に完全に変化していた。
恐る恐る寝袋に入る・・・。テントから見える友人のテントの明かり。
・・・・。
”あー・・・・あったけー・・・”

以外も以外、湯たんぽである。
寝袋のジッパーも完全に閉めてみる。
・・・・。
”あったけー”
少し目を閉じて、寝れそうか試してみる。
”ウンウン、なんとかなりそう(笑)ウンウン”
足でツンツンと湯たんぽをつつく。
・・・・。
(寝落ち・・・)

ふと気が付くと、辺りが薄っすらと明るくなっていた。
何とそのまま寝てしまったらしい。
湯たんぽは完全に冷えていたが、寝袋の中の私は安心感と熟睡に大満足。
身も心もポカポカであった。

友人から、”夜寒かったなー”と言われて、
”いやー寒かったな。”と言ったが、正直覚えていないくらい・・・寝た。
ここに”湯たんぽ”の1軍入りが満場一致で決定した。
(あいつは最強、あいつは必要)

撤収の際、寝袋から転がり落ちた水筒いや、湯たんぽを見つめ、心から感謝しつつキャンプ場を後にした。

今日の一言:
”余裕ー余裕ー。”
”寝れるっしょ、いや俺の中では、まだ夏だし”
”寝袋あるし、余裕っしょ”



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