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二級建築士 独学合格体験記 その9 ~試験直前と当日の過ごし方~


試験2週間前まで過去問解きまくり

4月から過去問に取り掛かり、6月の3週目、つまり試験の2週間前までひたすら過去問を解いて、解説を読んでを繰り返しました。
ここが追い込みの時期の限度でした。

ちなみに模試もこの頃でしたが受けていません。
あまり必要性を感じなかったためです。

たしか模試は6月中旬にあったと思うのですが、その頃は試験の傾向を掴めていましたし、1日で過去問を1~2周はできるようになっていたので、勉強していた方が良いと判断しました。
これまでの人生で入学試験を始め、試験は何度も受けており、わざわざ試験慣れしにいく必要もなかったので申し込みませんでした。

法令集の線引きで試験本番でアウトにならないか心配な人は、模試を受けてチェックしてもらうのもアリかもしれません。

この頃から少しずつ試験本番に合わせて生活を見直し、仕事量の調整を始めました。

試験1週間前は生活重視

ここまで来るともはや足掻きようがありません。
どちらかというとコンディショニングに重点を置きました。

どんなに実力があっても当日風邪を引いたとか、寝不足であっては結果を出すことができないと考えたからです。

幸い私は自営業なので仕事を休んで、試験のタイムスケジュールに合わせた生活に切り替えました。
朝は試験当日に起きるべき時間に起き、前半の試験時間に勉強し、昼休みにお昼を食べ、後半の試験時間にまた勉強をしていました。
勉強は半日で4科目できるくらいになっていたので、1日に2年分の問題を解いていました。

試験の2日前は確認と自信を付けるために前年度の過去問を解きました。
何度も解いているので、ほとんど正解できる安心感がありますし、間違えたところもそんなに気にせず「そうだったなー、覚えておこう」くらいで根を詰めての勉強はしませんでした。
そして、ざっくりと荷物をまとめ、買っておくものをリストアップして、前日に慌てないで済むようにかなり余裕をもって準備をしました。

翌、試験前日は勉強をしていません。
ここで追い込んでも焦るだけで意味はないので、今までやってきた積み重ねを信じるだけです。
午前中に、リストアップした物の買い出しに出かけ、試験当日の飲み物、オニギリやカロリーメイト的な軽食、ウィダーのようなゼリー飲料を揃えました。
午後には試験当日に必要な荷物の最終チェックや、着ていく服を決めて用意したりと、とにかく当日に余計なエネルギーを使わずに済むように準備をしておきました。

試験当日、直前の過ごし方

会場まで電車で1時間以上かかったため、電車の遅延やトラブルで多少遅れても問題ないように会場には余裕をもって向かいました。

また、過去問やテキストなど勉強をするものは持っていきませんでした。
荷物になりますし、膨大な試験範囲から直前に勉強したところが出る可能性は低いと考えていたからです。

何より今まで十分すぎる程勉強しているので、今更どうこうする必要を感じませんでした。直前にやったことが頭に残ってしまい、他の知識が出てこなくなるのも嫌でしたし。

それよりもリラックスしたり、血流を良くして頭の働きを促す等の「アップ」が重要だと考えて、当日の電車では普通に本を読んでいましたし、会場に着いてからは椅子に座らずに軽く歩いたり、動的ストレッチをして試験に向けて準備しました。

ちなみに駅から会場までの道中にはたくさんの資格学校の先生やアルバイトさんが点在していたので、迷うことはありませんでした。
道が分からなくなったらいつでも聞けるくらいに並んでいます(笑)

その方々は製図試験に向けてチラシ付きのウェットティッシュやポケットティッシュを配っていたので、めっちゃ貰いました。
罠だったのは飲み物やカロリーメイトの配布もしていたのですが、貰おうとすると名前や住所を書くように案内されたので、試験前に余計な寄り道はしたくなかったので断りました。

貰うかどうかは個人の判断ですが、試験を無事に受けることが最大の目的なので、試験前に余計なことはしない方がいいかなとは思いました。

また、本試験の時間ですが前半後半で各1時間ほど余裕がありました。
見直ししてもなお余るほどです。
しっかり勉強できていれば、どれくらいの時間で解けるが分かっているはずですので、試験時間はそんなに恐れることはないかと思います。

本稿のおわりに

試験が近づくにつれて追い込みをするのは良く言われることですが、私は逆に勉強のボリュームを落としました。
スポーツと同じで当日に大切なことは実力を十分に発揮できるコンディションだからです。

とはいえ実際のところ、電車やバス、試験会場でも周りの受験生のほとんどは問題集やテキストを読み込んでいたので、問題集すら持っていない私はマイノリティでした。
ただ、先にも書きましたが当日になってまで慌てているようでは実力不足かと思います。

「どーんとこい」のマインドで受験できるように、6月中旬にはある程度完了させておきたいところです。

個々人で試験までのベストな過ごし方は変わると思いますが、本稿が多少の参考になれば嬉しいです。

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