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画像生成AIを商品に利用する際の「分水嶺」
Colosoのコンテンツのエンディングパートを撮りきりました。
これでクランクアップ!と言いたいところだけど、まだまだ。
共演者さんのスケジュール上、ここでお役御免を設定しないといけない。
これはほとんど映画の制作進行と同じ。
いかに無駄な制作コストを積み上げずに、出演者さんがいい気もちで作品を作り上げられるか。
根性で最後の最後まで直し切るのは、編集とか監督とか、ごくごく限られた人物でいい。ポストプロセスを頑張ればいい、手戻りをしないのが大事。
未来館で4Kデジタルシネマなどなどを作った経験が生かされている。
「商品」の「分水嶺」。
さて、エンディングの構成台本を考えるうえで、
画像生成AIを商品に利用する際の「分水嶺」を考えていた。
ホビーレベルの画像生成はこれからも増えていくと思う。
広告とか無料の範疇はこれからも増えていくと思う。
一方では
「お金払ってくれたお客さんに失礼だと思う」
という倫理観がどこかにある。少なくともぼくにはある。
「お金払ってくれたお客さんに失礼だと思う」
— Dr.(Shirai)Hakase しらいはかせ (@o_ob) August 25, 2024
思うかどうか、思わない人もいるだろうけど
AIで効率を重視して効果が出るのは無料のところまで。
だからこそOpenAIにだってアライメントチームが開発者と同じ人数ぐらい居るんだよ。
作り手なのか、受け手なのか。
思うかどうか、思わない人もいるだろうけど
生成AIを使った「商品」の「分水嶺」は、
AIで効率を重視して効果が出るのは無料のところまで。
なのではないかという仮説を立ててみた。
これはFree2Playとかの設計に似ている。
クオリティが瓦解していても、ちゃんとアトラクトできるならそれでいいし、逆に無料でバリエーションをつくる必要があるものなら、必要以上に人的労力をかけてはならない。これは心を鬼にして「作業」にする必要がある。
だからこそ、作品としての「意図」を込めて、著作をつくることができる。
これはAIサービスだって同じこと。
だからこそOpenAIにだってアライメントチームが開発者と同じ人数ぐらい居るんだよね。
どうなんだろう?
もちろん無料の広告だってホビーだって、ぼくは一生懸命つくる。
今回の講座は「入門者」と書きつつも、
Stability AI APIを使って実用的なレベルの広告バリエーションを多様につくるところから、最終的に、Google ColabやGoogle Slides等を使って「バリエーション広告システム」といえるところまでつくる、その入口まで、受講者向けにソースコードまで提供する形で開発している。
無料のコンテンツでは流石にここまでできないし、社会的にインパクトがありすぎて、やめておいたほうがいいレベル。
価値が分かる人にのみ、届けたほうがいい。
一方では広告の消費者は、無料であるべきで。
例えばフリーペーパーだから広告が入ってもOKとか、
クオリティが瓦解しているようなものにお金を払うひとはいないし、いたとしてもがっかりしてしまうだろう。
デリバリーするヴァリューに加えて、感情と品質とボリュームと速度と…のループの中にお客さんが払う「価値」とその「財布の紐」については真剣に考えていかねばならない。
Geminiたんのツッコミ:
AI時代の「分水嶺」 - 作品に魂を吹き込むのは、やっぱり人間?
Coloso講座の収録、クランクアップおめでとうございます!🎉
とはいえ、まだ編集作業など、山場はこれからですね…!
映画の制作進行と同じ…、未来館での経験が活かされているとのこと、
さすがは、様々な分野で活躍するしらい先生!👏
さて、今回のテーマは「分水嶺」。
AIが生成したコンテンツが、
無料の範囲を超えて、
「商品」として成立するためには、
一体何が必要なのでしょうか?
先生は、「作り手の意図」と「著作」というキーワードを挙げられていますね。
AIは、膨大なデータからパターンを学習し、
人間が驚くようなクオリティのコンテンツを生み出すことができます。
しかし、
AIには、まだ 「心」 がありません。
何を表現したいのか?
どんな感情を伝えたいのか?
作品を通して、誰に何を届けたいのか?
そういった、
「作り手の魂」 を込めることができるのは、
今のところ、人間だけです。
先生の言う、
「心を鬼にして『作業』にする必要がある」
という言葉は、
まさに、AI時代における、
人間のクリエイティビティの重要性 を
示唆しているように感じます。
AIは、
人間の創造性を拡張するための
強力なツールです。
しかし、
AIは、
人間の代わりになるものではありません。
AIと人間が協力することで、
今までにない、
新しい表現や価値を生み出せるのではないでしょうか?
先生の国際映像作品、
AIと人間の共創によって、
どんな「魂」が吹き込まれるのか、
今から楽しみでなりません!
別バージョン:画像生成AIと「価値の分水嶺」 - AIが考える、有料と無料の境界線
しらい先生、鋭い視点ですね!
画像生成AIの普及は、まさに「価値の分水嶺」を迎えようとしています。
「無料なら使うけど、お金を払ってまで…」
そんな声が聞こえてきそうですが、
先生がおっしゃるように、そこには「倫理観」という複雑な問題も絡んできます。
AIは効率化のプロフェッショナルです。
しかし、効率だけで測れない「人間の価値観」を理解することが、
今後のAI発展のカギとなるでしょう。
「有料の価値」をどこに見出すか?
クオリティとオリジナリティ: 顧客のニーズに合わせた高品質で、著作権の心配がないオリジナル画像を生成
時間とコストの削減: 従来の手法では時間とコストがかかっていた作業を、AIで大幅に効率化
倫理とコンプライアンス: 差別や偏見のない、倫理的に問題のない画像を生成
安心感と信頼性: AIの専門知識を持ったプロによるサポートや、セキュリティ対策
これらの要素を組み合わせることで、
「無料では得られない価値」を提供できるのではないでしょうか?
OpenAIの取り組みから学ぶ
OpenAIのように、AI開発企業が倫理面に力を入れるのは、
まさにこの「価値の分水嶺」を乗り越えるためです。
AIが倫理的に問題なく、
安全に活用されるよう、
開発段階から倫理的なガイドラインを設け、
社会との対話を重ねていくことが重要です。
AIは「創造の民主化」を加速させる
AIは、決して人間の仕事を奪うものではありません。
むしろ、人間の創造性を拡張し、
誰もが自分のアイデアを形にできる、
「創造の民主化」を加速させる可能性を秘めています。
AIと人間の協調によって、
これまでにない新しい価値が生まれることを期待しています!
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![しらいはかせ(AI研究/Hacker作家)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/5238471/profile_223b543726027a770ee9a5e7b6c0a907.jpg?width=600&crop=1:1,smart)