シリコンバレー武者修行(6)HTAP Summitでデータベースの明日を覗く
本日はHTAP Summitをコンピュータ歴史博物館で聴講。
PingCapさん主催。
コンピュータ歴史博物館にEMOJIのシンボル展示がある事を日本人は誇りに思っていい…
というか栗田さんがんばった
そもそもHTAPとは
HTAPとは何か?企業がインメモリ・コンピューティングを採用するための3つのポイント
ガートナーが解説
https://www.sbbit.jp/article/cont1/32229
PingCAP用語なのかなという気もするが、2016年ぐらいに流行ってたHadoop(使ってた)から、インメモリ時代に移行していったんだなぐらいの意識でこの先のカンファレンスを聴講する。
ケリー•オズボーンの講演
といっても女優の方じゃないKerry Osbone
10年ほど前にガートナー社がHTAPという言葉を作って以来、トランザクションと分析的ユースケースの両方に対応できる堅牢なデータベースシステムを構築しようとする試みが何度か行われてきた。実際、この用語が正式に使われるようになる何十年も前から、業界はこの問題を解決しようとしていた。
この講演はKerry Osborne(Database Black Belts Lead:Google)がHTAPの定義を紹介。何十年にもわたりデータベースのみを扱い、非常に複雑な要件を持つ大企業の問題を解決しようとしてきたことから形成された。アイデアと実際の製品の進化、最終的に今日に至った経緯、そして未来への希望について質疑応答とともに語っている。
っていうかDB開発者ってこんなハーレーダビッドソン風でカッコいいイメージなかったんだけど好き😎むしろ女優の方より好きかも
https://events.bizzabo.com/474592/agenda
未来
(空飛ぶクルマが登場する!)
ひとつのデータベースで、すべてのエンジン/フォーマットのデータにアクセスできるようになる。
アプリケーションはデータの場所を知る必要がなくなる。
アプリケーションは一つのSQLの方言を話すだけでよい。
アプリケーションはパフォーマンスを心配する必要がない
i/oを分離する心配がない
連携クエリーの心配がない
データの移動に関する心配がない
ストレージフォーマットの心配なし
ハードウェアは動的に拡張可能(使用した分だけ支払えばよい)
サーバーレス、自動チューニングなど、すべてが自動で管理される。
- しかし!
we still have 50 dialects of SQL
まだSQLの方言は50ある
Metaで活躍する日本人の講演
Yoshinori Matsunobu
Production Engineer
Meta
残念ながら見れなかった
もとDeNAのDBエンジニアさん
過去のプロジェクト見てたらすごい人であることはわかる
https://github.com/yoshinorim
http://yoshinorimatsunobu.blogspot.com/
LinkedIn - NewSQLの評価
実験がいろいろ出てきてよかった
それにしても3TBぐらいなのか
なんか聞き間違いな気もする
スライドは文字ばっかりでデータらしいデータを読みづらい
ヨーロッパのライドシェアの会社だった気がする
https://bolt.eu
ちょうどその頃、ラスベガスでは…
データベース争奪戦があちこちで起きて大きなうねりを作っている
ちょうど裏番組でラスベガスでオラクルがカンファレンスを開催している
https://x.com/naive_prince/status/1704824280691982824?s=46&t=jgQwk-8DSR4rWrfqK70Ylw
米国の抱え込みのカウンターカルチャーで中国生まれのオープンソース
PingCAP/TiDB/MySQL newSQL陣営が中国から米国だけでなく世界に浸透していく…という瞬間を
HTAP Summitにて感じている
さすがPayPayすごかった
日本企業からの登壇者は4名ぐらいいたんだけどパラレルセッションで、残念ながらメインルームではなくて全部は聴けなかった
数ある講演の中でもこちらはすごかった
TiDB at PayPay
Reasons Behind Our Continued Use of TiDB
Tomoki Ninomiya
Tech Lead, PayPay Corporation