
ぼくのDiscordにAI神絵師を召喚した件(GradioBotリリース記念)
AI神絵師本を書いたしらいはかせです。
先日、この本の表紙や対談でご協力いただいたプロのクリエイター852話さん(@8co28)が、852wa-diffusion(8528d)という独自のStableDiffusionモデルを公開されたので、つい興奮してGoogle Colab で動くnotebookを作らせていただきました。
8528Diffusionv0.2を公開しました。 SD、WD AIモデルの追加学習 よもやま話2|852話 @8co28 #note https://t.co/ViRTXS179K
— 852話 (@8co28) December 9, 2022
一応リンクまとめ記事です。ckptをダウンロードできるhuggingfaceと白井さんに作っていただいたcolabと学習元データとdiscord鯖のリンクが載ってます。
紹介ありがとうございます!
— Dr.(Shirai)Hakase #AI神絵師本 #GREEVRStudioLab (@o_ob) December 10, 2022
そしてすみません、gistのURLは最新に更新しづらいので、
こちらで置き換えよろしくお願いいたしますhttps://t.co/5qyBhl1T3i
そして本日、「Gradio」を簡単にdiscordボットにするプロジェクト「Gradio Discord Bot」が公開されたので、それらをバシバシッとつないで、Discordでコマンドプロンプトを投げるだけで自分のDiscordサーバーに美麗な852話さんのイラストレーションを簡単に召喚できる環境構築に成功しましたので紹介します。
やれること(結果)から紹介
まずはやれることから紹介します。
GradioBotに向かってプロンプトを投げると…

数秒で美麗なイラストが生成される!!
まるで自分専用、無料のmidJourneyじゃないですか!
調子に乗っていろんなプロンプトで試してみましょう。

"a cat girl, solo, beautiful anime black eyes, sharp focus, colorful, short smile, anime,watercolor"
この正面顔…まさしく852話さんのテイスト…!
これを我がDiscordサーバーに召喚したい…!
用意するもの
・アプリインストール権限があるDiscordサーバー
無くてもいいけどあると理解が深まるもの
・HuggingFaceのアカウントと基礎知識
手順
(1) Discordにブラウザでログイン(管理者権限があること)
(2) こちらのリンクを踏む
短縮URL
https://bit.ly/gradiodiscordbot
フルURL
https://discord.com/api/oauth2/authorize?client_id=1040198143695933501&permissions=294406716480&scope=bot

https://bit.ly/gradiodiscordbot
(3) インストールするサーバを選ぶ

権限の確認をしましょう。

(4) プライベートチャンネルを作成して実験開始
何故作るか?それは私の実験しているサーバーが家族のDiscordサーバーだからです。他のユーザーにStableDiffusionで絵を描かせる時の「欲望の塊みたいなプロンプト」を見られても大丈夫なサーバーならオープンチャンネルで構いません。

(5) Gradio Botに「852wa/8528ddemo」を食わせる
アットマークに続けて @gradio と打てばGradio Botが表示されますので、enterキーで確定し、続けて「852wa/8528ddemo」 と打ちましょう。


(6) プロンプトを英語でクオーテーション付きで入力します→おしまい!
数秒~数十秒で画像が生成されます。

注意事項
・よく止まります。HugginFaceが止まっていることもありますし、GradioBot自体がまだβです。
・乱数シードが固定されているらしく、同じワード列からは同じ結果しか出ないようです。
・HugginFace Spacesを複製してオリジナルのGradioBotを作ることもできると思いますが、基本無料枠では難しいかもしれません。
・他のTransformersモデル(例えばWaifuDiffusion)でも理論上は動くと思いますが、まだ動くモデルはたくさんはありません。こちらで探してみて、いい感じのものがあれば教えてください!

参考:アンインストール方法
各サーバーの管理画面から
アプリ→連携サービス→Gradio Botを探し「管理>」

こちらの管理画面のいちばん下「連携を削除」でアンインストールできます

🤗 Spaces のデモを自分の Discord サーバーでボットとして使用できます。たとえば、同じボットを使用して次のことができます。
言語間の翻訳🌎
テキスト読み上げ🗣️
数学をする🔢
画像の生成🖼️
We're excited to release something new: the Gradio Discord Bot 🤖
— Gradio (@Gradio) December 20, 2022
Allows you to use any demo from🤗Spaces as a bot in your own Discord Server. For example, you can use the same Bot to:
- Translate between languages 🌎
- Text-to-speech 🗣️
- Do math 🔢
- Generate images 🖼️
... pic.twitter.com/2tOBt7c4UU
実験として、音声読み上げや翻訳はやってみました。
モデルのローディングは @gradio に続けて
abidlabs/en2fr とすれば英語からフランス語に翻訳してくれますし、
abidlabs/speak とすれば音声ファイルを生成してくれます。
DrHakase/word2img とすればStableDiffusion2を使った画像生成ができます。
詳しくはこちらのGitHubリポジトリやGradio公式のDiscord「#gradio-bot-playground channel」をご参照どうぞ。
用語集
🤗HugginFace(https://huggingface.co/)とは、米国のHugging Face社が提供している、自然言語処理に特化したディープラーニングのフレームワーク。近い将来、AIプラットフォームのGitHubのような位置づけになるかもしれない。
Gradioとは、機械学習モデルのデモを行うWebアプリケーションを簡単に作ることができるPythonのライブラリーです。HugginFaceのfamily。HugginFaceのアプリがたった33行のPythonコードで作れます。Twitter@Gradio。
様式美。
著書です、買ってね!電子版もいいですが、
紙版は書店に注文すると買えます。
なんと1冊1冊印刷しています。
友人に配るのにも便利ですので何冊でもどうぞ。
物理的にお会いしたときに持っていたらサイン本にします!
良きレビューもよろしくお願いします。
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