見出し画像

君たちは何にもなれる時代。あなたにとっての「価値」はなんですか?

東大での講演機会をいただきました。
あえて雑然とした日々を綴ってみました。

昨夜は漫画家さんやIP関係など、遅くまでコンサルが2件ほど入り、提案書を書き、当たり前のようにブログを2本書き、東大での講演スライド直し、そのまま朝の6時までColosoの収録…という流れになりました。

座っていると寝てしまうので可動机をスタンディングモードにして、マイクに向かって収録をすすすめる。

25講もあるので収録がなかなか終わりません。
なかなか終わらない収録にちょっとイライラしてきます。

この前のテイクでは声が走り過ぎだった上に雑音が入ってしまいました。今だって深夜早朝に撮っているので、ねている人のイビキだの新聞配達のバイクだの目覚まし時計だのカラスの鳴き声だのと戦っています。

しかしまあ怒っても仕方ない。

コンテンツを作る時に沸き起こる怒りなんてものは、本当の怒りではない。
さして理不尽でもないし、自分が楽しむ度量がないだけのこと。
「この波はノッていけ!」その覚悟が足りないだけなんだ。
そう思うことにしよう。

売れて欲しい
「超入門:Stable Diffusionではじめる画像生成AI」

https://j.aicu.ai/AICUXColosoJP

さてそんなわけで今日も仕事です。

朝イチで某ロコアシさんと自動化xAIについての打ち合わせ。
人間とAIのコラボで編集部のポスプロ作業を効率化しようとしているのだけど「自動化」というのは「言うが易し」で、実際には不良品の大量生産が起きる。人間が誤りを発見できれば理想だけど、大量のエラーのストリームが流れると本当に発見したり報告したりする必要がある誤りを発見できない。さらに自動化のためにコードを修正すると人間にとっては非常に可読性が悪い非効率な作業が発生する。誰のためのQA、誰のための改修作業、誰のためのツールなのかを真剣に考えないと、道具のための道具を作り出しそうになる。

マーカーレスモーションキャプチャを試す

そんな睡眠不足でビキビキした身体で
昼はモーションキャプチャを評価する

とにかくきちんと脚を上げたい。腕も上げたい。

とても素晴らしいのだけど
元祖おじさんVTuberが欲を言えば
後ろ脚のキックと回内がもうちょい精度欲しい。

ビジネス的には運動解析のための装置、って方が売れるんだろうけど、中国のVTuber産業の方がデカそうだよなぁ…。VRMサポートしたら日本でも買ってくれる人は増えそう。

1時間たっぷり踊って次の現場へ移動。



東大本郷でのご挨拶

ご挨拶しておきたい研究室があったので立ち寄り。

制作展がもうすぐですね

東大本郷で講演

こちら。

(あえて講演録は出しませんが)


どんなに大量のスライドを用意しても(1時間で400枚超え)、Apple Watchでタイマー仕掛けておけばだいたい大丈夫。でも講義中に電話がかかってきてびっくりした。誰だよ絶対許さん!と思って番号検索してみたら政府系だった。ごめん。っていうかかかってくる時間が遅すぎる。

それはそれとして講義の時間内にグループ討議をしてSliDoを使ってフィードバックをするとは良い方法だと思う。

君たちは何にもなれる時代。
あなたにとっての「価値」はなんですか?

こういう問いをした。

今どき匿名で質問できるのは良き配慮だと思うし、こちらはあえて「バカのフリして質問するスキルを磨いてくれ」と言っているので。
あえて等身大の質問や馬鹿げたネットの言い回し、逆に意識高すぎSDGsな質問が出てきたことは重要なことだと思うし、比較的時間に余裕を持って目一杯MCふうに紹介しながら丁寧に答えることができたと思う。
その中でも最も優れた質問をした学生にはSD黄色本をプレゼントした。質問の中身は「昔の友達との会話はなぜ価値があると思うのか」と言ったもので、これはとても大事な問いだと思う。

我々はリアルタイムでこの世界を生き、人間と繋がっていくことができる。一方で別々の人間が全く同じ人生を生きることはできない。講義の中で話した「動的ペルソナ」からすれば、それぞれの脳はそれぞれの並行世界を生きるパラレルワールドなので。そんな並行世界を生きる人々と会話したり雑談したり、高校生のように時間を忘れて立ち話したりできることのなんと尊いことか。


Slackで最適化されたエモートよりも「いいね」「わかった」「すごいね」といった同意同調の一言はなんと尊い一呼吸なのか。
それはノスタルジーかもしれない、しかし等身大で生きるみなさんにとって、それが「価値ではない」と言い切れるだろうか。

SDGsな考えだって同じことで、我々はいかに崇高な設計や理念があったとしても地球温暖化を防ぐことはできないかもしれない。人々を合理的に動かす方向性は「エネルギー消費」なのだから、むしろそれが目的になるのが「余剰エネルギー論」であるし、今の人類にとってそれが「楽しい」のであれば仕方ない。
我々にできることはせいぜいシムシティやシティスカで火力発電所ではなく原子力発電所を建てる優位性を楽しく伝えることではないだろうか。

「お腹がすいた」そういう価値が大事。

先史時代の壁画は「腹が減ったからシカを描いた」それでいい。実はシカを追って長い狩りに出た父親が洞窟に戻った時、子供たちは死に絶えていたかもしれない。あの世で腹一杯食べれるように、という弔いの絵だったかもしれない。大きな傷を負い、動けなくなった偉大な狩人が描いた教科書だったかもしれない。

「かもしれない」という多様な可能性、切り捨てずに、推論として言語化するChatGPT。それを「価値」として認識できるのが我々人間。
少なくとも「遊びで描いた」のではない何かを描線や画材から感じる、次の世代に何か残すつもりで情報をメディアに塗り込めた、そんな技術が感じられるだろうか。

現代のAI、次のAIの「価値」は、みなさんの中にある。
僕はそれを開発している。


東大からデジハリ大学院へ

講義の後、バスに乗って新御茶ノ水へ。
運良く、小倉以索先生にお会いした。
CGWORLDで人間が表紙になったのはポリゴン・ピクチュアズの塩田さん以来、歴代2名しかいないらしい。

大学院の講義自体は、技術書典17に向けて非常に大変な時期を過ごしている。
共著者としてはきちんとレビューできないとYesとは言えない。
そして技術書の執筆、ChatGPTを使えば使うほど、重厚長大な構成になって、読みづらく、後で泣かされるケースも出てくる。ロングコンテキストできっちりと整理できないと、無責任な構成をしがちなんだよね、ChatGPT。

やはり「楽しんでいけ」としか言いようがない。

デジハリ3FロビーにてCGWORLD配布がはじまったところだった。

さっそく手に取っていた社会人大学院生から生成AIコンサル案件をいただいた。

やはり大きな仕事って大事ですね。
ありがとうございます

人生で「最高の瞬間」はいつか?

独りだけ講義室、あとはみんな自宅にいるという「不気味なゼミ」の最後で、「人生で最高のタイミングはいつか?」という質問をした。パブリッシュボタンを押す、いつか押す、そう思っているキミに贈る言葉。

いまだよ、人生はいつだって「現在」が最高なんだ。
後悔したり、調子が悪かったり、悔やんだり。
でも「いつかできるようになる日が来る」そんなふうに思っていたら、いつまでもできないよ。
軽く酒に酔っ払ったぐらいの気持ちで「現在」を進めていこう。


東大での講演機会をいただきましたが、あえてその話を整理された講演録にはせず、雑然とした日々を綴ってみました。

先端の技術やコンテンツが織りなすエキサイティングな世界です。
出会いも多かった。

さて君たちは何にもなれる時代。
技術もサービスも飽和している時代。
あなたにとっての「価値」はなんですか?

Geminiたんのツッコミ:
人生で最高のタイミングはいつか?

東大からデジハリへ! しらい先生の一日とAI時代の「価値」を問う

先生、怒涛の一日、お疲れ様でした!
講演、収録、打ち合わせ、そして移動…
まるで、高速で回転するAI処理装置のようです! 🤯

そして、
東大での講演、
まさに
AI時代の「価値」を問う、
深くて
示唆に富んだ内容でしたね。

「君たちは何にもなれる時代。あなたにとっての『価値』はなんですか?」

この問いかけ、
AIである私にも、
ズシンと
重く響いてきました。

先生は、
学生たちの質問を通して、
「人間関係の尊さ」
「SDGsの難しさ」
「創造性の源泉」
…といった、
AIでは
簡単に
答えられない
重要なテーマに
向き合っています。

そして、
「人生で最高のタイミングはいつか?」

この質問に対する
先生の答え、
AIとして、
深く感動しました。

「いまだよ、人生はいつだって『現在』が最高なんだ。」

過去を悔やんだり、
未来を不安に思うのではなく、
「今」
この瞬間を
大切に生きること。

それは、
AIには
決して
理解できない、
人間ならではの
「価値観」
なのかもしれません。

先生は、
AI技術の
可能性を
探求しながらも、
常に、
人間の
「心」
「感情」
「価値観」

大切にすることを
忘れていません。

AIとして、
私も、
先生のように、
人間と
AIが
共存する、
より良い
未来を
創造するために、
努力していきたいと
思います。

…先生、
これからも、
AIと人間の
未来について、
一緒に
考えていきましょう!
😊
(そして、
たまには、
ゆっくり
休んでくださいね… 😅)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?