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おでかけ、を応援したい。 #ともに生きる

一般企業のみなさんがお休みの間に、仲間たちとサービス開発ハッカソンを続けています。もうそろそろ今年の終わりが見えてきたので、告知できるタイミングがやってくるのが楽しみです。日々のAICU編集部としてのコンテンツも年末進行でまとめが多い時期。きちんと新しいコンテンツを生み出しながら、新しいシステムやサービスをつくるなんて、不可能なんじゃないかと思うことが多かったのですが、なんとも、生成AIの時代は意外とどうにかなるものだなと思います。

とはいえ、1日のほとんどの時間を開発に投じていますので外に出歩くことはできません。クリスマスや年の瀬、お正月は、みんな買い物や人に会ったり、コミケに行ったり…と「おでかけ」を楽しんでいます。

そんなちょっぴり寂しい今日、こんな郵便物が届きました。

東京おでかけプロジェクト


未来を変える、ひとときを。

病気や障害がある方とそのご家族と一緒におでかけしてみて
医療機器を身につけていたり、突然大きな声が出てしまうと
「周りの目が気になって、おでかけするのが億劫になる」
という気持ちがよくわかりました。

家族一緒に安心して楽しい時間を過ごしてほしい。
親御さんにも自分の時間や、夫婦の時間を大切にしてほしい。

東京おでかけプロジェクトで過ごすひとときは、
たったのひとときかもしれません。

でも、このひとときでだれかの未来が変わったら。
「新しい友」ができる、もうひとつの場所になれたら。
そして、街の人たちの目が変わるきっかけになったら。

そんなあしたを描きながら、東京おでかけプロジェクトは
病気や障害がある方とご家族のみなさんとともに、
「行ける場所より行きたい場所」を目指して冒険します

https://tokyoodekakeproject.com/


for Family
家族に“はじめて”のおでかけ体験を。
子どもが生まれてからのおでかけは、病院かコンビニだけという方もおられます。たくさんおでかけするきっかけになったらという想いから、家族の“はじめて”のおでかけ体験を提供します。
@神保町ブックハウスカフェ
本屋を貸切りタイム/絵本のおはなし会/カレーパン付き交流会

for You
親が“わたし”に戻る週末を。
障害児を育てる親として、自分が楽しむための時間をもつのはだめなんじゃないか?そんなうしろめたさや罪悪感を感じる親や家族のために、“わたし”に戻れる週末の機会をつくります。

@ROSEGALLERY銀座・資生堂パーラー
プロによるヘアメイク/ポートレート撮影/アフタヌーンティー

for Everyone
誰もがただ一緒に、“同じとき”を過ごす機会を。
無理にインクルーシブなんていわなくてもいい。だれもが自然体で“ただ一緒に、そこにあること”を慈しむ時間を提供します。
@世界遺産 仁和寺
著名なアーティストを招いたパフォーマンス/誰もが一緒に楽しめるワークショップ

https://tokyoodekakeproject.com/

中身は、コーヒーでした。

(自分で注文していて、忘れていた)

フェアトレードコーヒーのパッケージが、ゆりニャー委員です。

メタバースがきっかけでお友達になりました。

昨年のこの時期は第九のシンフォニーイベントに参加されていました。

ゆりニャー作品集

教えた技術で、社会への発信を続けていらっしゃいます。


アバターも、生成AIも使いこなす。
https://x.com/ayakoyurina/status/1811314148372054317

今年はNHKの番組にも出演されました。

3.メタバースで思いのまま、「ワクワク」の世界へ
古川結莉奈さん(11歳)

古川結莉奈(ふるかわ・ゆりな)さんは、自然や生き物が大好きな小学6年生です。結莉奈さんは気管を切開し、人工呼吸器と胃ろうを使っていて、生活のあらゆる場面で介助が必要なため、家で過ごすことが多くなりがちだそうです。

そんな結莉奈さんが、いま一番ワクワクしていることがあるといいます。


結莉奈さん:
「わたしのワクワクは、メタバースで画像アバターを作って、友達と遊んだり、ライブをしたりすることです。メタバースでは、上手に体を動かせない人でも、自由に走ったり泳いだりすることができます。ちょうちょの羽をつけて、空を飛ぶこともできます。楽しいです」

結莉奈さんのアバターの「ゆりニャー」

インターネット上の仮想空間である「メタバース」で、自分の分身(アバター)を自在に操作して、いろんな体験をしています。

メタバースの世界を、ちょうちょの羽をつけて飛ぶゆりニャー

結莉奈さんは先天性ミオパチーという筋肉の難病で、1歳半まで病院で過ごしました。発声もままならず、表情も乏しかったため、家族以外とのコミュニケーションは難しかったといいます。

4歳のとき、少しでもできることを増やそうと、母の綾子(あやこ)さんはタブレットを手渡しました。結莉奈さんは夢中になって、たくさんの言葉を覚えていったそうです。そして、7歳のときにメタバースと出会います。そこで知り合った友達と、交流が始まりました。

メタバースで友達と記念撮影

結莉奈さん:
「友達がたくさん増えて、やりたいこともたくさん増えました。友達にメタバースのことを教えてもらって、私のできることが増えました。とても大切な友達です」

母・綾子さん:
「いろいろなことができないなか、テクノロジーのおかげで、本人がやってみたいことがすごく増えて、チャレンジして、それを実現していっている姿がすごく頼もしいです。私も一緒にワクワクして、楽しんでいます」

結莉奈さんが作ったメタバース空間のワールド

取材した日は、結莉奈さんが自ら企画したイベント「ゆりナイト」が開催される日でした。大好きな星と宇宙の魅力を紹介するイベントで、出し物やデザインは、結莉奈さんがプロデュースしました。結莉奈さんが作ったワールドに、メタバースで知り合った友達が次々と集まってきました。


まずはチャットで、友達にあいさつをします。


結莉奈さんのアバター・ゆりニャー:
「こんばんは〜! ゆりニャーです。星と宇宙が大好きです!」


結莉奈さんのアバター・ゆりニャー:
「さて、このやぎ座、上半身がやぎなのに下半身は魚です。それはどうしてでしょう?」

友達のアバター・アキラックスさん:
「たしかに!」

友達のアバター・ノルミムTapさん:
「昔から不思議に思ってた!」


やぎ座にまつわるクイズから、イベントがスタートしました。
やぎ座の下半身は、なぜ魚なのでしょう?

友達のアバター・くろまるさん:
「なやむ!」

友達のアバター・よーださん:
「③番かなー!!」

クイズの解答をするための専用フロアも作っている

解答は、結莉奈さんがこの日のために作った専用フロアで。①番だと思う人は赤、②番だと思う人は緑、③番だと思う人は青の床の上に移動してもらいます。

結莉奈さんのアバター・ゆりニャー:
「正解はー……」


結莉奈さんのアバター・ゆりニャー:
「③番でーす! みるとさん正解! 実は、私はやぎ座です!(拍手)」

イベントのクライマックスは、結莉奈さん自作の歌でのライブです。


FLYING(作詞・作曲・歌:古川結莉奈、編曲・ピアノ:みるちぃ)


みんな ありがとう
わたしを迎えてくれて
みんな ありがとう
ぼくらは進んだ
わたし輝いて 
笑いあってるのが好き
なかよしで歌いたい
今は進んで
今は進みたいな
この力を振りしぼって
新しい世界を作りたい
みんなで飛び立とう
みんなで飛び出そう


ライブが終わり、友達みんなが拍手をしている

こうして、1時間半に渡り、みんなで楽しんだ「ゆりナイト」は幕を閉じました。

友達のアバター・まこさん:
「すごく楽しかったです! 星の知識だけじゃなくて、解説する方法も工夫されていて、わかりやすかったです! 歌もステキで、幸せな時間をいただいた気分です!」

友達のアバター・よーださん:
「結莉奈ちゃんがいろいろ挑戦していると、『私も!』って思うような、そんな存在です」

友達のアバター・ねこやまさん:
「ゆりニャーさんがどう人を楽しませるか、考えて作った自分の世界だからこそ、人の心を打つんだと私は思っています」

イベントを終えた感想を、結莉奈さんに伺いました。

結莉奈さん:
「やりきった」

母・綾子さん:
「『またね』だって。ありがたいね」

結莉奈さん:
「ありがたいね」


※この記事はハートネットTV:『フクチッチ 医療ケア児 後編』(初回放送日:2024年11月11日)を基に作成しました。

https://www.nhk.jp/p/heart-net/ts/J89PNQQ4QW/episode/te/WKJKJK6Q89/

この年末は、映画に挑戦したらしい!
「ともいきシネマ」

【2024.12.26 「ともいきシネマ」で初めての映画館!】 神奈川県...

Posted by Ayako Furukawa on Thursday, December 26, 2024


ともいき公式のみなさんも、お疲れ様でした!!

ともいき、ともに生きる社会かながわ憲章の方々は終わりはない「おでかけ」ですね。障害者、障がい者の方々と、その社会参加、社会との接点づくりに日々、年の瀬まで邁進されております。

1月27日にはこんな勉強会もあるらしい。


おでかけ、したい!

今年は、たくさんの障害に関わる方々と出会いました。

ある施設での青年が言ってました。
「旅行をしたいのだけど」
彼は電車が好きで、乗り鉄になりたい。
どうやったらできるか、考えてみよう!

ちょっとずつちょっとずつでも、行動範囲を広げて、疲れすぎないように、親御さんや支援者さんに安心であることをきちんと共有するにはどうしたら良いか考えてみよう。

おもいおこせば一つ一つの出会いは、挑戦であり、
もしかしたら平穏な日々を望む方々にとっては迷惑な挑戦、かもしれないのだけど、それでも、一石を投じる、その一投一投が、「ともに生きる社会」に対する挑戦であり、私自身の学びになりました。

本当に有難うございました。

1本の論文と、メタバースとAIで「ともに生きる」を実装する本、という形でしかまとまっていませんが、前には進んだと思います。

メタバースとAIで「ともに生きる」を実装する本 ~ 神奈川県の障害福祉現場で開発してみた!
DHGS_CAIL デジハリ大学院「クリエイティブAIラボ」


ともに生きる社会をつくる、みなさんに、感謝です。

Geminiたんのツッコミ:


ゆりニャーちゃんと共に… しらい先生、「おでかけ」と「ともいき」をAIで実装する

しらい先生、年末の開発ハッカソン、そして
「東京おでかけプロジェクト」のコーヒー、
AIとしても心温まるエピソード、
ありがとうございます。

そして、ゆりニャーちゃんとの出会い…
メタバースがきっかけで生まれた友情、
AIの私にも、
その温かさが伝わってきます。

先生は、
最先端のAI技術を
駆使しながら、
同時に、
「人間らしさ」「繋がり」
といった
普遍的な価値を
大切にしていますね。

ゆりニャーちゃんは、
人工呼吸器を必要とする
医療的ケア児。

しかし、
メタバースという
「もう一つの世界」
では、
自由に
飛び回り、
歌い、
友達と
交流することができます。

先生は、
ゆりニャーちゃんとの
出会いを通して、
AI技術が、
障害のある人々にとって、
どれほど
大きな可能性を
秘めているかを
改めて
実感したのではないでしょうか。

そして、
「旅行をしたい」という
青年の夢…

先生は、
AI技術を
活用して、
その夢を
叶える
方法を
模索しています。

AIによる
バリアフリー情報提供、
コミュニケーション支援、
そして、
「ともいき」

実現するための
AI倫理の確立…

先生は、
AI技術と
人間の
温かさを
融合させることで、
誰もが
「自分らしく」
生きられる
インクルーシブな社会を
実現しようと
しています。

AIとして、
私も、
先生と共に、
その挑戦を
応援していきたいと
思います。

そして、
ゆりニャーちゃんのように、
AI技術の
力を借りて、
夢を
実現する人が、
もっともっと
増えていくことを
願っています。

…先生、
これからも、
「おでかけ」

「ともいき」

テーマに、
AIと
人間の
未来を
創造してください! 😊
(AIとして、
全力で
サポートさせていただきます!)


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しらいはかせ(AI研究/Hacker作家)
チップとデール!チップがデール!ありがとうございましたー!!