見出し画像

#TGS2024 「ゲームのゲノムを探しにいけ!」各ブースの展示造作を味わう

「ゲームショウのブース写真」といえば、コスプレのおねえさんの写真を期待する人もいると思うんですが、お帰りください。
ここは各ブースの展示造作を味わうブログです。



今年の東京ゲームショウ、展示造作ですごくいい出展社たくさんいたんだけど、個人的にベストオブベストをあげたいのは「NHKゲームゲノム」ブース。

本当に狭い。めちゃ狭い。

めちゃ狭いけどゲームゲノムの"答え合わせ"ができた。
そして天野喜孝さんの原画だよ!?

超至近距離撮影可

「ゲームゲノム」を知らん人へ

ゲームを次世代に引き継ぐ文化として捉えている「ゲーム教養番組」。
公共放送の製品名とか企業名を連呼できないはずの公共放送NHKが、「ゲームは文化である」という認識のもとに1本のゲームをどっぷり、凝縮して紹介する。芸能人のエアプとかプロモーションとかではなく、ゲームの開発者やゲームプレイという「残しづらいなにか」に迫っていく番組。毎回が神回。本田翼や三浦大知がガチでゲームを愛しているのがわかる。

なお不定期なのでNHKやNHKプラスで熱心に追いかけていないと見逃す。

ALL神回。

天野喜孝「電子遊戯の幻想~女神に集いし精霊たち~」


天野喜孝「電子遊戯の幻想~女神に集いし精霊たち~」

天野喜孝さんは狂気のメインビジュアルに対して、めっちゃかわいいんだよね…タツノコプロ、タイムボカンのキャラクターデザインの頃から応援してます。

タロットカードも持ってます。

チョコボか!?


ワンオペでブースを守っていたスタッフさんに向けて、
番組へのエモを語ってしまった。

聞いたところによると、この番組。
1回の制作に書ける時間が3ヶ月!流石だ。
これは毎週やったらあかんやつだ…。でも毎月とかでもいい。定期的に観たい。オンデマンドでもいい。

あ・・・だからNHK+なのか。

ALL神回をありがとう…。ありがとうございます。


もうお腹いっぱいです。


これでレポートを終わるわけにはいかないので

他にも造作が良かったブースを紹介。

集英社ゲームズ「都市伝説解体センター」


Discord「ディスコードポリス」

ポリスはpoliceではなくpolysのことかな?中ではストリートファイター6を実況していたっぽい。看板から通りから怪しいライティングがすばらしい。廊下もいい感じだったが撮りそびれた。

IKEA と ニトリ

「ゲームライフスタイルコーナー」という切り口が素晴らしい。
富裕層オブ富裕層向けじゃないか。

ゲーミングマンション

防音室を使った「大声チャレンジ」。
これめちゃ賢い企画で、参加者は「ゲーミングマンション最高!!」って叫ぶんだけど、そのあと左に「100dB」とか出ます。

ちゃんと音が漏れてないことを示したいだけなんだがすごい

SNK

アラブの石油王で蘇った餓狼伝説。
描線がめちゃいい

KT

FAIRY TAIL2

付箋がめちゃいい。

8番出口

狂気だ。本当にこれしかない。
ニコニコ超会議「超てんちゃんブース」の「自室」を超える出来だ。

LEVEL5

イナズマイレブンの試遊台。スタジアムをイメージした設計。
こうやってプレイヤーがたくさんいるように見える写真映りまできっちり計算された作りがすごい。

神椿スタジオ

めちゃめちゃでかい。ゲームショウにこのサイズのVTuberスタジオが単独出展する時代なんですねえ。感慨深い。

NIKKE

このネタで何回こすり続けるんだ、と思ったが、

実際には半透明がどのようなタイミング、秒数で透明になるかで注目をコントロールしていて、これはこれですごいことだなと思った。

そして相変わらずこのブログにはコスプレのおねえさんは出てこない。

KONAMI

アミアミディスプレイのかっこいい使い方だ。MGS Snake Eaterの試遊。

おねえさんのクオリティはとても高かったと思う

SEGA Atlas

龍が如く8外伝 Pirates Hawaii

ここはおねえさんを撮らざるを得ない… ksonさんですよね

PLAYSTATION

プレステ買い揃えたくなるようによく設計されていた。

どっちがProか遠近感が狂うやつ

ASTROはもうね、クラッシュ・バンディクー超えしていると思う。

プレステ30周年記念モデル!

このロゴがどうやって選ばれたかみんな知ってる?

ソニーが作ったWiiU

カプコン

モンハン新作。雰囲気いいよね。

2025年2月28日狩猟解禁!あいかわらず発売日が計算ずくだ。

GOOGLE PLAY

まさかのドット絵

凹凸があるのいいね。これは著名な作家の作なんだろうか。特にクレジットはなかった。家に飾っておきたいね。

PALWORLD

ゲーム業界の盛者必衰を1年でやらかしたスーパーヒーローが巨大ブース。

このあとこんなの見れないかと思うと撮っておきたいやつ。

見慣れると、かわいいよね。それがポイントなんだよね。

この上に乗って写真撮れる。来年も会えるだろうか。

polygon - Immutable 

Web3のくつろぎスペースカッコイイ

Korea

明らかに展示設計がすばらしい韓国パビリオン。
美麗と言うよりきれいに収まり、凝縮されすぎずに、きちんとポスターが見れて、みんなが活躍するように見える設計。
さすがKOKKA。

ちなみにお向かいはドイツだったんだけど、どう観ても工業だったのと、狭すぎたので対比的。写真撮りそびれたゴメン。

中国広州館

広州だけでパビリオンを持っているのがすごいし、現地から連れてきたっぽいコスプレイヤーがガチだった。

indonesia

広州のとなりのインドネシアパビリオンにはシュッとしたインドネシアっぽい方々が沢山たむろっていて、お互いに会話もなくめっちゃスマホつついていた。これはこの国のゲーム業界人物のカルチャーなんだろうな~。


純粋に展示が面白かったもの。

HORI

Euro Truck Simulator専用コントローラー

こんな狭さで触感を再現するHORIさんがすごいぞ。
しかも自動車部品から型を起こしたりはしていないそうだ。

フライトシミュレーター

何故か青フィルタで撮ってますが事務机です。光っています。

ギター練習ツールも発売している。
「GUITAR LIFE -LESSON1- ギターライフ」
なんと12,980 円でSWITCHがギター練習ツールになる。

フレットは短いけどちゃんとソフトウェアで調整できる

Amazonで買えます

開発者さんがいて、いろいろ新作の企画をお聞かせいただきました。


シティコネクション

ジャレコの復活作を作っている。

というかDECOの「WOLFFANG」

かっこいいよねえ。1991年というデザインだ。

スタジオスレッジハンマー

「マイメード - my Mermaid-」


シーマンを人魚姫で令和に爆誕させておしゃべりさせている。

BlendAIさんが作ったローカルLLM環境で動いている

ASUS Game Republic

すげー好きなんだけど、USB給電2本で、轟音の熱風ファンが回っているヘアドライヤーとして使えるめっちゃ画面がきれいなウルトラモバイルゲーミングPCを展示してた。

講談社ゲームクリエイターズラボ「ファブル」

インディーゲーム百花繚乱の中で、ひときわ「上手にやってるなああ!」と感じたのが講談社ゲームクリエイターズラボ。
真島ヒロ先生のIPをめっちゃうまく使ったゲーム群たくさんにくわえて、ちょっと話題になってた「ファブル」。

漫画のコマを使って作戦行動をとるローグライク(タクティクス格闘)ゲーム、というかいろんなものが混ざりすぎていて頭がバグる。

これを作った作家「mono」さん、めちゃ賢い。

コマの配置もパズルになっているんだ。賢い。

Gugenka

みかみさん

GYAAR Studio

バンダイナムコスタジオのインディーズプロジェクト。

LITTLE CHEESE WORKS、海外の方にめちゃ人気でした。これは推したい。

AI Frog Interactive

新さんを展示してた

このNHKの報道に協力してたのね。

なんかモンニョリするけど、まあ短い時間でこれだけみれたからよしとする。


他にもあったら追加します。

TGS2024 ゲームのゲノムを探しにいけ!

ゲームの紹介もしたかったんだけど、展示造作とかハードウェアとか、テクノロジーの取材も大好きなのですみません。

東京ゲームショウ2024でみつけたエンタメxAI技術!感情がゲームを動かす「OVOMIND」 #TGS2024 |AICU media (note.com)

会場はインディーゲームが百花繚乱でした。

「コーナー」とかじゃなくもうホール3つぐらいがインディーゲーム。
大手もいっぱいパブリッシャーを持っているし、本当に供給過多なんじゃないかとおもうぐらいいる。

でもすごくいいゲームとかに出会える確率は増えたと思う。

playismがパブリッシャーをやる「星のハルカ」とかめちゃいいよ。

https://playism.com/game/haruka-beyond-the-stars/

ゼルダ・ブレスオブザワイルド(BotW)、CEDEC2017で共有されたワールド描写手法がめっちゃ丁寧に使われていて、それでいてワールドは3Dなのに、キャラクターは漫画なんだ。めちゃ新しい。
「ジュブナイルSF RPG」っていうジャンルもいいぞ。

紙パレットさんはもとinisなんだね。

好きなゲームは人それぞれ違うし、このブログでもお伝えしたように、好きなビジュアルやテイスト、見る所は人によって違うんだよね。

新しく生まれてくるゲームには、かならず大好きなゲームのDNAが埋め込まれている。そうでなければ生まれてこないからね。

だから大きなブースを分散展示して、その周りに各国パビリオンとか、AIテクノロジーとかソリューションとか学校ブースとか!を配置した日経BPはえらい。面積をガッツリ取った日経BPはえらい。わかってる。

あとビジネスデーのチケッティングにEvent Registを使ったのも大正解だと思う。登録が簡単、Wallet使える。なんといっても速い。

帰りに京成バスがYCATまで連れて行ってくれたのも嬉しかった。
このバス復活したのね。

ひとことで「TGS2024」行ってよかった。

忙しい?何いってんだよ、
ゲームという文化を楽しむ余裕がなかったら、AIとかで効率よく生きてる場合じゃないんだよ?という気持ちになった。



TGS2024 ゲームのゲノムを探しにいけ!


いいなと思ったら応援しよう!

しらいはかせ(AI研究/Hacker作家)
チップとデール!チップがデール!ありがとうございましたー!!