冷蔵庫の話
予告したからには書く。
今日は冷蔵庫の話をする。
わたしは、生活に関してこだわりがあまりない。冷蔵庫は冷えればなんでもいいし、洗濯機は服が綺麗になればなんでもいい。
一部屋しかないから掃除機を買うまでもなくクイックルワイパーでこまめに拭くくらいだし、電子レンジはあったかくなればそれでいい。
テレビは見られればどんな大きさでもなんでもいい。
このこだわりのなさが、今回の一人暮らしをするにあたっての初期費用をかなり浮かせることが出来た一番のメリットだし、そんな自分で良かったと思う時が多い。
このあいだの日曜日に、家電量販店に行った。
目的はMacBook proの13インチか16インチかを見極めるため。即決した。16インチはわたしにはデカすぎるので13インチにした。
家電量販店がかなり好きなのでぶらぶらと歩いて買えもしないのにテレビのコーナーにあるソファに座って大画面でMISIAのライブ映像をみた。
「すごーい!」と言うと店員さんがテレビの説明をしながらいろんな映像を見せてくれた。なんと、画面から音が出るらしい。
「洋画のアクション物もすごいですよ〜」と得意げに言ってチャンネルを変えた。カーチェイスのシーンが顕著にすごさがわかり楽しかった。キャー!すごい!と思って値札をみた。
¥1,080,000- !!
買えなーい!とつい言ってしまったけど、店員さんが笑いながらこちらの少し小さいタイプはみなさんにとても人気ですよ。手が届いやすいと思います。と言いオススメしてきたテレビは32万だった。
これは…手が届いやすいな。
商売上手の明るく感じの良い店員さんだった。
その帰り道、テレビのすごさに感動してあれを買うために仕事を頑張ろうと心に誓った。あの10分程度の時間でわたしの人生を変えてしまっていた。テレビなんか見られればなんでも良かったのに!
なんでも良い、は生活のハードルを下げて身軽にしてくれるけれどこだわりは人生を鮮やかにしてくれるな、ということがわかった。
良い収穫があった家電量販店。ありがとう。