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カメラ、好きです
わたしはカメラが好きだ。
わたしがカメラに興味を持ち出したのは姉の影響だった。姉がする事なす事気になってとにかく片っ端から真似ていった。
その中でも特段気になったのがカメラだった。
もう10年ほど前になると思う。姉は確かホルガというトイカメラでよく写真を撮っていた。その写真のザラついた写りがすごく好きだった。その時のわたしがなんで好きになったのかは未だにわからないけど、とにかく好きだった。
自分でも撮りたいと思いよく姉に撮らせてもらっていた。
アルバイトをしてわずかにたまったお金でデジタル一眼レフを買った。大学1年生。
買ったカメラはNikonD3100 18-55mmのレンズキット。価格ドットコムで調べて、小さくて女性にオススメらしい、いたって普通のカメラとレンズ。
家に届いてからは1人でよく周辺を散歩しては人がいないタイミングを見計らって花の写真や階段の写真などを撮っていた。鏡に映る自分なんかも。
でも何を撮っても自分の想像の写真は目の前に現れなかった。
F値がそこまで下がらなかったのでネット上を探しては胸を躍らせていた、背景がぼんやりとした写真を撮れなかったんだ。期待以下だった。
なんだ、こんなものか、と思ってからはすぐにカメラは埃を被った。可哀想に。
それからというもの、たまに思い出してはカメラを触り、またすぐに飽きてタンスの奥へ眠るというカメラからすればたまったもんじゃない人生を送らせてしまっていた。何年も。
あれこれ、最初に書きたかった内容から大幅にズレている。
軌道修正が必要だけどもう眠たくて思考が正常に作動しないので明日後編、ということにしよう。