未来の自分が殺しにくる話
もう高校に行かなくなってどれくらい経っただろうか、家には自分しかいない。閉じ切った扉とカーテン、暗がりに刺した光は電球の薄明かりとブルーライトだけだった。ベットで寝転んだままスマホで時刻を確認する、夜の11時51分。少し眠くなって、スマホを置いて眠ろうとしたときにその通知は来た。久しく誰からもきていなかったLINEの通知、一体誰からだ?慣れた手つきでアプリを開き、トーク一覧を見る。
「なんだこいつ…」
勝手に友達が追加されている、よくある投資詐欺グループだったら、ブロックして