写真日記📷2024年10月

鳥が好き

窓を開け放って過ごすのが、心地よい季節。
10月のさわやかな空気が、そよそよとながれる寝室。
けたたましいヒヨドリの声で、目が覚めた朝7時。
カーテンを開けると、めっちゃ近くにいますやん。

私はけっこう、鳥が好き。
最近はYouTubeで、おしゃべりするインコの動画を繰り返し見ている。
梅田のマクド前でポテトをついばむ鳩や、無防備に口をあけたままぼーっとしているカラスや、水面にぷかぷか浮かんでいる鴨の集団も、おもしろいなと思う。

尾をぴこぴこさせて街を歩くセキレイはたくましく、清流に白く輝く鷺の佇まいは美しい。

切った梨の断面がフクロウの顔に見えたときは、驚いた。
「けっこう好き」と思っていたけど、もしかして「かなり大好き」なのかも。

ぬくもりの森にいた、メンフクロウ。

いつもすてきは、難しい

月初に食材をまとめ買いして、せっせと料理をし、それらを消費しながら月末に向かうというのが、最近の傾向。
美味しそうにできたときだけ、写真に残します。

伊勢丹のおためしセットで届いたハンバーグ。

ごぼうと鰤が安かったので、きんぴらを作り、鰤は下味冷凍をした。
きんぴらは便利。
鰤の下味冷凍は、なんだか失敗。

大根の皮とにんじんの皮も、無駄にはしない。

鰤の照り焼きは、ぱさぱさ。

こちらは塩麹漬け。記憶に残らない味。

京都のベーグル屋さんで発見したごぼうのベーグルで、きんぴら生活終了。

母が泊まりにきた朝。

鶏団子と舞茸の、比内地鶏スープ

この日以外は何を食べたかな？
と振り返ってみても、記憶がない。
たぶんキッチンで立ったままパンをかじったり、納豆をねばねばさせていた。

写真に残されない日々の中にリアルな自分がいるんだけど、すてきな暮らしも演出したい。
すてきに過ごせている時は、心がすこし躍るので。
毎日すてきに過ごせれば良いのだけど、それはちょっと難しい。

禁断の柿

実家で食べた柿が甘くて美味しかったので、むむちゃんにあげようとしたら、「柿はむむちゃんが便秘になるから」と母が言うので、ひとかけらだけあげることに。

ぽーっとしていたむむちゃんは、黄金に輝く柿の実を見た瞬間、猪のように突進し、私の指まで食いちぎりそうな勢いでとびついた。

においをかいだり、ぺろりと味見することもなく喰らい付いたので、よほど好きなんだろう。

こわいので、鑷子を使う

怪獣みたい・・・

その後むむちゃんは、一週間も便秘だったらしい。

だいすきなものが、体に良いとは限らないよね。
体に良くないものって、ときには理性を失うほど、美味しいよね。

わかるよ。すっごく、よくわかる。

良い？買い物

去年の冬に行った関西蚤の市で、買おうか迷ったぬいぐるみの写真が残っている。

おばけのQ太郎。
黄色くて丸いほうは、弟のO次郎。

漫画もアニメも見たことがないのに、なぜかこの兄弟に強烈に惹かれていた。

藤子・F・不二雄ミュージアムのインスタグラムでこのお茶碗を見つけたとき、「これしかない」と強く思った。

オンラインストアでも取り扱ってほしいと公式にメッセージを送り、毎日ストアをチェックしたけど変化がないので、神奈川まで行くしかないのか‥？と絶望。

何度もこのエピソードを見て、心をあたためながらやり過ごす日々。

しかしある日メルカリで、新品未使用品を発見。

信じられないくらい安いと思い、こんな幸運はないと即購入。

想像以上に、すごく良い。
波佐見焼なので軽いし、大きさもちょうど良いし、兄弟の笑顔が最高。
ごはんがとってもおいしい。

しかしあとで冷静になって確認すると、定価の1.5倍くらいで購入してしまっていた。
お茶碗に対する憧れとともに、私の中で値段も勝手に3倍くらいに膨れ上がってたので、転売ヤーの餌食になったことに気づかなかった。

それでもやっぱり、嬉しいんだなこれが。
バケラッタ！

私たらしめるもの

とある晴れた日の、京都。

川沿いのカフェでパンケーキを食べ、写真展に行き、ベーグルを買って帰った。

こっそりかじってみたフルーツは、食べられないやつだった

京都現代美術。空間ごと味わい尽くした

すきなクリエイターさんの記事で知ったお店

おいしい

買ったばかりのウィリーロニスの写真集を、10年以上前、同じ場所で買ったエリオットアーウィットの写真集と並べた。

なぜ好きなの？と聞かれても、うまく説明できない。

やめたほうが正解かもしれないし、幸せじゃないかもしれない。

でも気づいたら、心がそちらを選んでいた。

離れることができないから、仕方ない。

私の心は、私の愛するものや人で、できている。

そのせいで、すごく傷ついたり、思いっきり間違えたり、色んなことが良くなるために、長い時間が必要になることもあるけれど。

きれいで大切な心の場所を、忘れなくて良い。

私を、私たらしめるもの。

誇りを持って、大切に守りたい。

そう素直に思えた日は、いつもすこし泣いている。