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発信を恐れるな?〜影響力とは何か〜
こんばんは!
埼玉県で介護福祉士をしている大西です!
今回のテーマは「発信」と「影響力」です。
Twitterでぐるんとびーさんの投稿が炎上していたのですが、そのコメント欄とかを読んで思った事があるんですね。
介護や医療は命と生活に密接に関わるからこその意見もあるんでしょうが、それも踏まえた上で感じた事を書いてみます。
(100年後の介護業界はまた昼間に書きます!)
それでは第148弾です、よろしくお願いします。
「然るべきやり方」では届きやしない
ぐるんとびーさんの投稿が面白かったのでシェアします↓
https://twitter.com/kensukegru/status/1299134046769827840?s=21
このTwitter、未だに荒れてるみたいなんですがマジで凄いなと思いました。
ぐるんとびーが何を大事にしてる施設なのか、菅原さんがどんな人なのか。
その背景が透けて見えてくるようだったからです。
以前から炎上しているぐるんとびーさん、「炎上してるのは日常です」と言うくらいなので、本当にカッコいい。
それだけ自分達の介護や理念、想いが固まってるということ。
今回の記事に対して「家族や一般の人が真似したらどうするんだ」とか「医療者としてうんぬん」と意見をされる方もいましたが、逆にそうやって考えが凝り固まっている方が一般の人に悪影響を及ぼしていると感じてしまう。
「介護施設や病院に入院したら、今まで通りの生活は出来ない」
「制限されたまま死んでいくだけ」
「まるで刑務所だ」
そんな風に思う人がまだまだ多いのは、そういった背景もあるのだと感じた。
もちろんぐるんとびーさんは「リスク管理」や「他職種との連携」もして、日常の観察もさる事ながらその「経験」が感覚として蓄積されている。
個人的にはそういった事の方が世間に認知された方が、介護業界の未来としては明るいと思う。
そして本当に面白いなと思ったのが更にここから。
炎上商法だ!
なんて言われる場面があったのですが、実際に今回のTwitterでぐるんとびーさんの事を知った人も多く、批判的なTwitterもあるが「好意的な感想」が多く見受けられている。
各地で燻っている医療・介護従事者に大きな影響を与えているのだ。
専門性を理解されず下に見られがちな介護。
その本質的な部分や可能性を言語化されたような気分だ。
僕たち介護士はお年寄りが「食べたい」と言った時に病気や機能障害を理由に食べさせてあげる事が出来ないことが多々ある。
しかし当たり前だが、お年寄りはそれで納得出来る筈がない。
好きなもん食べれないなら死んだ方がマシ
というお年寄りがいるのは、至極当然のように見える。
自分だってそうだ。
好きなビールが制限され、好きなおつまみも食べれず、友人や家族がいるわけでもない施設で死ぬまで過ごす。
極端な例だけど、想像してみて欲しい。
それだったらリスクをとってでも好きなように食べたいしお酒も飲みたい。
介護士はその気持ちがわかるが故に歯痒い思いをしているケースはめちゃくちゃ多い。
だからこそ、ぐるんとびーさんの今回の炎上は多くの介護士の心に「火」をつけたと思うし、大切な家族の介護で悩んでる一般の人の心も「可能性」という火で温めたんじゃないかと思う。
これは、いわゆる「普通」の発信しかしていなければ、「普通」に炎上しただけならこうはいかなかった。
丁寧にリプを返し、自分達の介護を説明し、介護の根拠も説明してきたからこそ、ここまで発信が届いているのだと思う。
「然るべき所で発信をすればこんなに炎上しないのに」
と書かれていたのをみたが、そんなのすっとこどっこい!
然るべき発信で届けば苦労はしない。
ぐるんとびー、最高過ぎる。
菅原さん、尊敬です。
介護は学べば学ぶほど奥が深い、今回はそんな話でした。
それでは今回も読んで頂きありがとうございます!
次回もまたよろしくお願いします!
未来を創る介護福祉士 大西