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事前情報では判断出来ない!

こんにちは!
埼玉県で介護福祉士をしている大西です!

今回のテーマは「事前情報」
新規入所される方のアセスメントシートとかって見ますよね?
さて、それってどのくらい本人に合っている情報が記載されているのでしょうか?

そんな疑問に対する一つの事例を今回は紹介します。
それでは第172弾です、よろしくお願いします!


病院から入所してきたおじいさん

先日、一人のおじいさんが入所してきた。

僕たちは事前に届く「看護サマリー」に目を通してその方の事前情報を頭に入れる。
実際に相対してみると、実に優しそうで穏やかなおじいさんだ。

意思の疎通や簡単なコミュニケーションなら出来るし、食事も自身で摂られていた。

コミュニケーション、食事、と来たら次は排泄だが、、、

サマリーによると「終日オムツ」対応らしい。

ベッドで端座位も取れるし、本当にそうなのかな?とは思いつつもリスクを取らないうちの施設では(トイレ誘導をリスクと捉える)入所して一週間ほどは様子を見よう、といった空気感。

(ちなみにその空気を守らない僕は浮いているようだがそれはまた別の話)

一先ず郷に入ればなんとやら、一先ず本人からの訴えが無い限りサマリー通りの対応をしていた。

特に(トイレに行きたい)とは訴えないそのおじいさん。

ある時床に座っている事があったり、ちょこちょことベッドで端座位になっている所を見かけるように。

どうしましたか?

と聞くも曖昧な返事。

何となく、介護士の勘がピーンと反応して
「トイレに行きませんか?」と声を掛ける。

ハッキリとした返答は無かったものの、試しにベッドで端座位になっている状態から手引き歩行開始。

全然歩ける(笑)
やはり思った通りだった。

トイレに誘導してみる。
左膝が曲がらない様子(手術の影響)ながらも器用に歩き、ファンレストテーブルに掴まり方向転換。

すると自分でズボンを抜ぎ器用に座る。

暫くして自尿あり、そして腹部マッサージ施行。

勘が正しければ、、、、


1分ほど一緒に力んだり声かけをすると、出るわ出るわ大量の○○が、、、!!

便器にギリギリ流れるくらいの○○で、こんなにも溜まっていて我慢していたのか、、、と思い本人を見ると、めちゃくちゃホッコリした顔をしている!!

その事を職員間に周知、継続していく事に。


あの時のホッコリとした、落ち着いた顔を僕は忘れられない。

事前情報を信じきって本人のシグナルに気付かなければ無かった出来事だったろう。


こういう所に介護の楽しさを感じる。

いやぁ良かった、僕も安心した(笑)

これからもよろしくねおじいさん、サインを見逃さないようにこれからも頑張ります!


それでは今回も読んで頂きありがとうございます。
次回もまたよろしくお願いします!

未来を創る介護福祉士 大西

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