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ビジネスマネジャー #3

マネジャーは、マネジメントをする以前に自己管理ができなければなりません。自分自身の成果を常に客観視し、行動や習慣を修正していく必要があります。

マネジャーの人柄・人格は、部下に対してだけでなく、顧客に対する好感度にも影響します。チームを率いていく上で、部下からの好感や共感は、成果に大きく影響します。ただ、これらは急に高まるわけではありませんし、取り繕おうとすると逆効果になることもあります。

そこで共感レベルを高めるための手法として「ジョハリの窓」があります。


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(画像引用元:ジョハリの窓で守破離の窓を広げる


開放の窓が広ければ広いほど、お互いに自己開示が進んでいる、共感レベルが高いといえます。お互いに知らないことを共有していくことにより、未知の窓が開いていき、関係が深まっていきます。


過去に、こんな一例があります。メーカー設備の現地工事における、書面の取り交しと発注についてです。

おーじ:2週間前の打合せ後の仕様書と伝票の発行はどうなりましたか
A社:それが、上司が1週間ほど不在でして...
お:承認一つでお互いの仕事が止まるのは(云々、略)
A社:そうなんですよね
お:打合せの前に、事前に仕様書をいただけますか
A社:可能ですが、どうしてですか
お:事前に内容が分かれば、打合せに見積をお持ちすることもできます
A社:いいですね!後から書面を送信する手間も省けます
お:では、仕様書の事前送付をお願いいたします
A社:それでいきましょう!

従来、①打合せ→②仕様書の確認→③見積→④お客様ご担当者・リーダー・マネジャーの承認待ち→⑤押印後仕様書を受信→⑥サインバック→⑦伝票発行…という流れ。受注までに1週間ほど要していました。

そこで、①事前に仕様書を送付いただいた後に打合せ→②内容に相違がなければ見積提出→③伝票発行(仕様書の正式な取り交しは後日)という流れで提案しました。

結果、年間12週間≒3ヶ月の待機期間を削減。受注件数も増えました。

※あくまで当時についてです。現在も運用されているかどうかは不明


例えば、社内の打合せやミーティングにおいて、意見がまとまらず、結論が出ない…時間だけが過ぎていく…ということはありませんか?

たとえば、数日前に資料を配布しておき、考慮期間を設けることによって、メンバー各自が意見をもつようになり、事前に自ら意見をとりまとめることも可能となり、会議時間の削減効果が期待できます。


このように、相手の気付かない部分(秘密)に気付き、提案することによって、フィードバック(盲点の開示)を得ることができます。

お互いに気付き合える環境であれば、より成果を上げられるチームとなり、お客様と良好な関係を築き合えると考えます。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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