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イラストレーターのキャリアアップ 〜表現者か仕事人か〜 vol.5


なんかあれですね。うんうん。江角さんがどのぐらいなんでも答えてるかをインスタが見たらわかるかなと思って。ミシマさん。ちょっと画面をいただいてもいいでしょうか。そうか、イスミさんのinstagramですね。

はい。ありがとうございます。

ほんと、キャラクターから。はい。カラフルなものから。

はい。肖像画の絵もできますし、漫画も描いたりとか。

そうですよね。写実から抽象から。

これ、壁ですね。うん、

こういうやつですね。

大きな壁でした。そうです。で、地面に描いてるようなウォールアートもありますし。デジタルで描いたりとか、3Dをしたりとか。うんうん、いろんなことをさせていただいてますね。なんか嬉しいことに。

さっき言われたのって結構商業面だと思うんですけど、来た玉なんでも打つっていうのって。その、なんかアーティスト面としてこう見せたいとか、こうなりたいとかってあるんですか。

今、正直言うと、アーティスト面をちょっと強くしていこうかなと少し思ってまして。一般的にアーティストっぽいっていうのはあれですよね、個展をされていたり とか、作品を自分で生み出してそれを発表されていたり。

うん、そんなイメージありますね。何何さんそうにお願いしますみたいな。

そうそう、そうですそうです。その辺りをちょっと強くしていこうかなと思っているところがあって。はいっていうのが、私はもう、その企業様からご依頼いただいたりとか、 一般の方からももちろんご依頼いただくんですが、その、自分がその人と会う場所がないということに気が付きまして。snsとかももちろんあるんですけども、ではなくて、リアルにこう人と話をして、私はこういうことをしてますと ご紹介させていただくような、何かのきっかけに繋がるような。はい、あまりなかったので、

もうやっぱ夜通し帰ってるから

もらえますよ。通行の方が大変ですねとか。

そうなんですね。

すいませんとかありますけど。


きちんと、意外とないんすね。

あんまりそういう場合が、場所が、なんか皆さん、そうですね、こう、同じくやってる方と私もあんまり遭遇しないので。そう、どこでみんな生息してるのかなみたいな。はい、多分結構そう思われてる方も多いので。実際この今、snsとかもそうですけど、絵を好きと言ってくださる方もいるんですが、その方たちとすぐ会える場所っていうのは自分はないので、そういうところを作りたいなと思ってて、それも踏まえてアートの方をちょっと強くしていきたいなとちょっと考えてますね。今。

そのアートってどういう方向なんですか。なんかが、画風がこういう画風とか。

1つ言うと、はい、一応方向性は決めていて。はい。私が好きな私が好きな昔っぽいイラスト、 要は武士とか武将とか、そこ、吉備津彦巫女じゃないんですけど、ああいったタッチのイラストを書こうかなと思ってるのと、 あとは自分がさっき描いてたインスタにも載せてる美人画、女性を描いていくような。はい、ちょっとなんか日本画っぽいような、ああいったのを描いていきたいですね、一応。

なるほど。結構コテコテ系。

はい。ターゲット層は決めてるんですけど、

そういうのもあるんですね。

戦略を練ってことです。ここで言っていいのか。

そうですね。いや、それは全然差し支えなく。打ち上げでいい。

考えて、色々考えて戦略を練っているところですね。なるほど。そうですか。

そもそもそも、今美大は出てないって話がありましたけど、どうやってイラストレーターになろうと思ったきっかけみたいな。


そうですね。元々小さい時からすごく絵が好きで。私あんまり喋れない子だったんですよ、 こう、言語化できない。あんまり人の前でいっぱい喋るのも苦手だし。この気持ちとかを表現するのがすごく苦手な子だったので、

こんなに話すのに。

めっちゃ話すんですけど。だったので、絵を描いて、それを晴らしたりとか、表現したりとか。なので、生活の一部として絵を描いてたっていう感じがすごく強いですね。

コミュニケーション方法だったんですね。

そうなんです。はい。自分の楽しいことあったら描いてとか、気になることあったら描いてみたいな。はい。ずっと描いていた気がします。

日記的にというか。

そうですねそうですか。うん、

なんだ。はい。で、何歳ぐらいから描いていたんですか。

でも、もう物心ついたときなんで、もう保育園からずっと描いていた記憶があります。恐竜書いたり、建築物書いたりとか、なんかそういうちょっと変わったのはめっちゃ書いてた気がします。

そうですか。それ、残ってるんですか。

残ってないですね。

もったいない。

そうですよ。がちょっと多すぎて。そうか。そう。見たいですけどね。昔のです。

なんか展示。美術館に展示するときに並ぶやつですねそれ。

そう。欲しかったな。

なるほど。じゃあそれってずっと描いてきてたんですね。

はい。ずっと描いてきてて。で、漠然と絵の仕事には就こうと謎の自信を持って。なるほど。ずっと過ごしていて。で、ちょうど岡山に来たタイミングで、はい、絵をちゃんとしようと考え出して、で、その時にたまたまテレビとかで、その時ちょっと流行ってたんですよね、チョークアートっていう技法が。で、それ見た時に、これはちょっといけるんではないかと、思って。で、すぐそのまま習いに行って、技法だけちょっと勉強させていただいて。で、そしたら、これはいけるぞとなりました。

いけるぞとなったんすか。何を持っていけるぞってなったんですか。

なんですか。まず、自分が持ってる、その時の自分が持ってる、はい、武器っていうのを考えるんですよ。はい、年齢がちょっと若かったということで、 ちょっと派手だったので、女性だったという、そのちょっと派手めな女性だったということと、あと、チョークアウトっていうあまり皆さんがされてない技法を持っていると。で、これを持って、きちんと受け皿としてホームページとか、昔、今もですけど、きちんとホームページがあると。そちらにお客様入ってきてくださるので、ホームページとか、名刺とかを。もう昔、昔なので、そんなにお金もないけど、そこだけしっかり作って、 で、そのままちょっと面白いことをしていたら、メディアの方が、見に来てくれるんではないかと。その頃は、今もかな、新聞とかテレビとか、ものすごく今、youtubeとかもありますけど、力を持ってらっしゃったので。そちらの方にちょっとインタビューですとか、取材に来ていただけたらいいなと思ってやってたところ、 本当に来てくださって、深夜番組の1枠使って、ちょっと特番してくださったりとか、

その紹介番組てことですか。

そうですね、はい。なんか、地域で何かされてる、そのアーティストとしてっていう形で紹介していただいたり。新聞の方も来ていただいたり。

結構。じゃあ、狙い通りだったんですね。

はい。ありがたいことに。でその、ちょっと枝を広げて、いつかイラストっていうのの仕事に就きたいと。それまではこうした地道な活動を続けて、ゆくゆくはそちらにっていうのを狙って、ずっと考えながらやってきたっていう形ですね。

チョークアートとかオールアート、さっきで言うとこう、商業よりアート寄りな活動としてまず目立って、そっから商業の仕事も受けてって。

はい。カチッとしたところと、はい、お取引させていただいてっていうのを気を付けて。

そういう考え方って昔からなんですか。

結構昔から。多分、点と線を繋いでっていう考え方がすごく好きだったので。ものすごい考えるはいタイプだったとは思います。

なるほど。考えるのが好きなんですね。

そうそう、そうなんですよ。絵を描くときとかも、考えて組み立てるのがすごく好きなので。皆さん結構絵を描く時って感覚的に描いてるんじゃないかとか思われる方多いと思うんですけど。結構調べたりとか、きちんと構成を練ったりとか。こうしたらこう見えるだろうなとかっていう、 割と考えて、パズルみたいに組み立てて作っていくんですよ。なので、そういうのが元々好きなので。きっといろんなタチ描く時とかも、そういう風に、同じくパズルみたいに組み立てて作業してるっていう感じです。

なるほど。へー。でも、そうやって、こう、ある程度やっぱね、感覚的な仕事な感じがしますけど。考えていくっていう側面、やっぱ大事なんですね。

感覚的な部分も必要なんですが、やっぱりそう、最終的には考えないと。考えずになんとなくできたものっていうのは、2度とできないじゃないですか。

そうですね。

そういうのがちょっとあんまり好きくなくて。失敗とかも。失敗したのが理由がわからないと。私はちょっと満足できないので。成功って偶然とか、たまにとかそういうのがあると思うんですけど。失敗は 原因があって失敗するじゃないですか。そういうのをずっと絵でも繰り返しやってて。なんか、なんでおかしかったんだろう。戻る。みたいなとか。それがなんか、いわゆる努力っていう形だとは思うんですが。自分的には楽しいことをずっとしてる感じなので。はい。努力としてはなんか認知しないっていうか。

そうですね。やっぱ楽しんでる人が最強って。いや、めっちゃ男前ですよね。やっぱ聞いてると。

すごい。ずっと遊んでる。はい、楽しいです。

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