茶工場に集う人々(その2)【お茶師日記9】
2019年6月
前回書いたような経過があって、この工場は2017年秋から新たなスタートを切りました。
しかしです。いくら地域の茶業を守ると言っても、経営が行き詰まって解散しようかという工場を買い取って採算の取れる経営ができるのか、と誰もが思うでしょう。これについて新社長にはおそらく2つの戦略がありました。
1つは会社としての「直営農場」を確保することです。茶栽培をやめていく人が続出する現在、茶園は増やせます。家族経営による管理では労力に限界がありますが、法人であれば茶園