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なぜ、全国の教育実習生を集めて座談会を行うのか。

唐突ですが、「教育実習」というものに対して、どんなイメージを持っていますか?

「大変そう」
「つらそう」
「実習をきっかけに教員になるの諦めた」

おそらく、ネガティブなイメージを抱くことが多いんじゃないでしょうか。

では、それらのイメージはどのように形成されたんでしょうか。

ネットの情報?
なんかの噂?
勝手な偏見?
自身の体験?
実習生のリアルな声?

n=1にはなってしまうけれど、僕の今までの生活(教育実習に行くまで)を振り返ってみると、教育実習生のリアルな声に触れたことはほとんどありませんでした。

小さな頃から教員を目指し、ずっと教育に関心を持っていた僕ですら、教育実習生のリアルな声に触れたことがなかった。

ネットの情報や勝手な偏見から、
「教育実習=大変」
というイメージが、僕の中で形成されていたように思われます。

もしかしたら、「先生=大変」だというイメージは、「教育実習=大変」というイメージと紐付いているかもしれません。

個人情報やプライバシーの観点上、学校現場での出来事は公に語られる機会はそう多くありません。

僕は、ずっと
「教育を社会の関心ごとにしたい」
と思って、活動してきました。

けれど、これほどまでに、毎日のように教員不足のニュースや教員の不祥事や学校関連の事件や教育に関する記事等があらゆる媒体で報道され、

「学校はもうやばい」
「先生は大変そう」
「日本の教育はおわっている」

なんて、多くの人が思っていることでしょう。

ある意味で、みんな教育に関心を抱いている。
(良い捉え方はされていないし、良い印象は持たれていないし、確かに課題は山積みだと感じますが。。)

おっと。話が逸れそうなので、本筋を戻します。

教育座談会

なぜ、全国の教育実習生を集めて座談会を行うのか。

それは、至ってシンプルで、

「教育実習生が、学生という立場ながらに現場に入ってみて、何を感じたのか」を知りたい!

というところからスタートしました。

教育実習を経験して、

「楽しかった」
「教員楽しいかも」

などと、ポジティブな感想を持つ人もいれば、

「辛かった」
「教員は大変だ」

などと、ネガティブな感想を持つ人がいる。

そこにこそ、教員を志す人を後押しする材料やお勧めできる理由、または、これからの教員の在り方や働き方を考えるヒントがゴロゴロ転がっているように思うのです。

ポジティブに感じた人は、どこに楽しさを感じたのか、どこに教員の魅力を感じたのかを紐解いていけば、それは教員を志す人の背中を後押しする材料になりうるし、

ネガティブに感じた人は、どこが大変だったのか、どこに違和感を感じたのか、なんで教育実習をきっかけに教員になることをやめたのかを紐解いていけば、それは教員の在り方や働き方を改善させるヒントになりうる。

既に現場に入り、働いている現職の先生ではそれが当たり前となってしまい、感じたり気づくことが難しいことに、教育実習を経験した「学生だから」こそ気づけることがきっとあるはずだと思っています。

いい面も悪い面も両方見なくちゃいけない。

もちろん、たった3,4週間の教育実習では教員の全てが理解できるとも思っていません。でも、確実に、その期間で得たものや感じたものがあるはずで、それはすごくすごく貴重だと思うんです!

そして、もうひとつ。

今回は、本当に全国津々浦々から、そしていろんな校種で教育実習を経験した大学生が集まりました。小学校、中学校、高校、特別支援学校、普通の公立学校もいれば、附属学校もいます。

「教育」とか「先生」とか「学校」とか、普段はマクロにしか見えない、考えられないことが、今回の座談会では少しミクロに見ることができ、考えることができます。

登壇者同士で話をしていても、地域によって、学校によってやり方や慣習が全然違ったりします。教え方の特徴や雰囲気なんかも、地域によって、学校によって全然違う。

具体例を挙げるならば、給食の時間を一つとっても、まだコロナの名残りで黙食で全員が前をみて食べているところもあれば、グループになって友達と食べているところもあったりするようです。

自分が受けてきた自治体の教育とは、また違う教育の形が聞けます。

何が良いか悪いかではなくて、やっぱり教育のあり方は1つに断定することはできなくて、正解なんて導き出せないからこそ、いろんな話を聞いて、いろんな教育の形を見て、いろんな視点で考える必要があると思います。

だから、この場が、教育関係者だけじゃなく、本当に幅広い世代に届いてほしいと、心から思っています。

そして、大学によって、実習というものの在り方も異なります。

実習先の希望を自分で出せる/出せないとか全員一律で附属校に配属されるとか、母校に行けるかいけないかとか。

今回の登壇者の中には、

「教育実習のやり方がわかれば、大学選びも変わってくる」

と、ポロッと言っていたりしました。

たしかに、大学を選ぶ時に教育実習の話なんて一切されませんからね。

先生を志している人にとっては、教育実習のやり方が、大学を選ぶ基準の一つになるかもしれないなぁ、とも思いました。

そういう意味で、これから大学に進学する中高生をはじめ、これから教育実習に行く大学1.2年生にもぜひ参加してもらいたいと思います。

とにかく、僕の個人的な想いでスタートしたものが、色んな人に届き、全国から登壇を引き受けてくれる仲間がいて、既に参加を決めてくれる人がいて、少しずつ輪が大きくなっていることに、喜びを感じています。

11月、連日で開催します。

登壇者全員、想いを込めて開催しますので、ぜひご参加ください!

開催日と登壇者一覧


申し込みはこちらからよろしくお願いします!

皆さんと当日お会いできることを楽しみにしております!

教育座談会の詳細はこちらのnoteをご覧ください!

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