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似合う は才能

おしゃれとの距離を試行錯誤している

金髪な見た目が人を威嚇しているのか!?

コトの始りは、
会社で初インナーカラー*にした女性が
「全部をその髪色(明るい色)にすればいいのに」
と周りに言われて
「’変な人は寄ってこなくなる’かもしれませんね」
と答えたこと。

ええ?!金髪って周りに対する威嚇?!…ナノ?!
と私が感じたことに端を発する。

かくいう私は真金髪まきんぱつ
ピンク、パープルなんでも来い!な髪色遍歴。
コロナの2021年ころから3年位そんな感じだろうか?

思い出したことがある。
かれこれ7、8年前(2017年頃)…とある女性を取材した。
その方が金髪ショートヘアで少なからずビビッた(≒怖かった)。
数年前ではあるが、その頃金髪って一部の人のみに許されるイメージだった。
そんなこともあったね~なんて懐かしく思い出す。

*インナーカラー:耳周りなど髪の内側を表面の髪と異なる色味で染めること

「金髪は威嚇か?」聞いてみた

そしてくだんのギモンを聞いてみたよ。

Q:「金髪って威嚇なの?」
A:「金髪やフツーじゃないヘアカラーの人は不特定多数の人が集まる場で話すことになったらまず避ける」
質問は、問いそのものも大事だが、誰に聞くか?こそが肝である。
髪のケア命なロングヘアの人に聞くアタシもアタシだがね
(フツーじゃないって何?ってツッコミもしたい)。

この回答にマンマひるんだ。ギャンギャン反論したけど自分の弱さが露呈するだけ。「ワタシはワタシ」と毅然としてられない。

その後に繰り広げられる互いの埋められない「分からなさ」のモヤモヤ。

「なぜ髪を傷ませて、そんな髪色にするのか…お金がもったいない」
「奇抜な見た目にするより、肌のケア・化粧にかけたらいいのに」
「派手な髪色は高校生の子どもに『一緒に歩けない』と言われる」
(It’s無難!ってことらしい。まぁ高校生らしい自意識だが)

いや~いやいやいや~
こういう些細でくだらなくてよくある「分からなさ」どうしてますか?
相手との関係性にもよりますね。家族?友達?会社の人?

ちなみに私が聞いた相手はおさななじみで、いつも考え方を勉強させてもらってます。
ただ「おしゃれ」については、全く相容れない趣味の持ち主です。
しかしだからこそ耳を貸す—そういう見方もあるんだ—っていう中立さも保ちたい。
結局似た者同士…同じ趣味の人とつるんで安心するからな。そうじゃない意見は聞きません!ってなりすぎてもね…。
「わたしが絶対正しい」ってブンスカ言い出したら危ねぇし。
おさななじみだったら、逆の見方も聞いてみようかと多少は聞く耳もてるから。

さて、ここで私の中の反逆精神が何にたてつくかというと
「無難」や「常識」ですね。

無印良品と。

そこで『無印良品』の登場です。
たまたま私が「どう装うか?」という終わりなき悩みのよすがとして
手に取ったZINE2冊に登場するのが『無印良品』だったので。

「無印の服で時間を無駄にしている場合ではない」(『TPO ZINE』)
「攻撃的な印象を与えない無印良品の服」(『わたしと服』)

クセがない個性を主張しない象徴として。
無印良品に非があるわけではないんだけど。

誰におしゃれって言われたいのか?

全方位的におしゃれってあんのか?そんなん?
感じの良さを目指す?
それだと無難とか常識とかトレンドとか
「見慣れた安心感」を多めにすればいいのだと思う。

一方私はいつもそういうものに抗いたい。
何を目指してるおしゃれなのか自分で分からなくなってる。
むむむー。

あ!「おしゃれはしょせん”シャレ”」なキブンで装いたいよ。
「ちゃんと」「きちんと」「ジョーシキ」そんな緊張感に身を浸したくない…
けど抗って装うことにも 力みがち なのが現状。
ああ。

似合うは才能

たいそう着物が似合う同級生がいて「着付けの資格」を取っていた。
そのとき心から思いました。
「似合うは才能」だって。

無印良品の服は誰でもそこそこ「それ風」になるギリギリのところで
デザインを止めているのだと思う。

「似合うは才能」はその逆で
「そん人だから似合う」という「服力ふくじから」を
引き出せるから”才能”なんだとおもうのね。

分からなかったら誰かに委ねたっていい。
「見立て上手」は「似合うを見つける才能」の持ち主だし。

インディペンデントな人
インディペンデントなおしゃれ

「〇〇風」ではなく何を好きかが分かるオシャレが素敵だな~っておもいます。「装いを楽しんでる」のも素敵だ。

「自分で看板かかげよう」っていうインディペンデントなキモチでいたら「装い」にそのムードは醸されるじゃないかとおもうのね~。
インディペンデントな人にオシャレって言われたい?!
そうして一緒に「似合う」を探したい。

メイクしてスキンケアに貪欲に取り組む…手もあるのだろう

さて一方で私の「主義でメイクしない。スキンケア一択一筋」という頑なさがオシャレをつまんなくさせている部分もあるだろう。
可能性や選択肢をせばめているからね…
私が手を出してこなかった未開拓地。
そういうことを☝くだんのおさななじみの発言は言っているのかもしれない。

ただね「ノーメイク・ノーケア日焼け肌」で金髪+古着を着る面白さもあるんだよ~ん。
周りに仲間はいないんだな~(ヤンキー味が増すからだろうか?)。

目にするビジュアルは古着着たらメイクとスキンケアのセットだし。
金髪にしたらケアも欠かさない…が大人・常識なのかもしれない。

ノーメイク・ノースキンケアで「似合うはある」のか?成り立つのか?
納得いくまでやってみよう。
納得いかなかったり飽きたりしたらメイクもケアもしてみよう?!

さてノーメイク・ノースキンケアでオシャレを指南するZINE作ったら
アナタは果たして興味を持ちますか?
それが問題。
※そんなもんを作ってみたいので※




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奥光子∣ガシガシ編集部
表:書いたもので「恥ずかしさの先頭に立つ!」 裏:読んだあとに「なんとはなしにおしゃべりしたりお散歩したくなるような…」そんな”かの地”まで帆走おねがいします。