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『チョコレート戦争』をめぐる旅2

そんなつもりじゃなかった…

なにが?
松本再訪が。


翌々日に再訪!松本DAY2の話

(前回からの続き…)
それで1日目(8/11)帰宅し、翌日胸がいっぱいすぎて
ちっとも旅を総括できないまま時計は14時🕒をまわっていた。
…いつも朝書く日記がちっとも書けないままお昼を過ぎていたんである。

そやってソワソワしながら
1日目気になっていた『チョコレート戦争』の
洋菓子店”金泉堂”について
改めてネットでじっくり調べてみた。
すると「松本市の『開運堂』の飾り窓がヒントの一つになった」という
作者ご本人の証言を発見。

実は1日目も訪れていた開運堂。
しかしそんな飾り窓あったかな?
気になる…なら確かめに行くしかない!
そうだ、あした(8/13)…あした松本に行こう!(昨日も行ったけどね☆)。
☞まとめ
11日 松本
12日 東京…『チョコレート戦争』モデル店調査
13日 松本再
※注:青春18きっぷ旅のため両日とも中央本線各駅停車の旅路。2410円/1日

日記帖より。
手書きフォント群とか
「パリの五月」の店名だとか
かわいすぎてズッコケる

旅の楽しさは準備が半分

…とならば『チョコレート戦争』は再読必読。
手元になければ図書館で借りるしかない!
最寄図書館に在庫無く、取り寄せると明日に間に合わず…。
ならばと在庫有の隣の館まで自転車飛ばして20分。

ネット上はあるのに棚に無い(誰かがたった今読んでる?)。
はんぶん諦めつつ…奇跡はおきた!

”本日返却棚”で
燦然と輝いていたキミ。

行きの5時間で再読

旅の気持ちを盛り上げるべく行きの電車内で読む。

新たな発見は、学校新聞部の副部長として
通称”おくさん”(同級生)がでてくること。
アイアム壁新聞『ガシガシ』編集長おく…デス
つ、つながってる!
この学校新聞が物語のキーになることもすっかり忘れていた。
わたしも、いつかのだれかの”キー”になれるよう精進するよ。

中央本線で山々を眺めながら愛蔵版(大判)を広げて読むのは
さながら、小学生の夏休みのやり直し◎

検証!

昼前には松本着。
さあサ、それではお立会い!
洋菓子店モデルとなった開運堂の飾り棚よ、いざ!☟

ん?なんか思ってた感じと違う
横に回ってみても
イメージと違う?!
北田卓史さんが物語から描いた”金泉堂”はこちら

結論:むかしと違う?

『チョコレート戦争』の初版は1965年、今から58年前。
当然、当時とは店構えは違うでしょう。
今でも洋菓子部門として「パリの5月」がありますし
ヒントになったのは間違いないはず。

ここは洋菓子のイートインがないので
ケーキを食べることができませんでしたが
聖地を訪ねることができて感激です。

もうひとつの仮説と可能性

マサムラ本店

ところで松本にはもうひとつ、
『マサムラ』という老舗洋菓子店があるんですね。
本の中にシュークリームを
「正式に、シュー・ア・ラ・クレームとよんでいた」
とありますが、マサムラにも「シュー・ア・ラ・クレーム」があります。
もしかしたら、こちらのお店もヒントになったのではないかしら?

初の試み、俯瞰撮影。
やや違和感。

そして、ここには夢にまでみた主人公明の食べるエクレール(エクレア)も
あるので喫茶室で食べました。明をマネて(コスプレ)
・”紅茶”で、
・”上品ぶってフォークなどでつつかないで”
・”いっぱいつまっているクリーム”を
・”そばを、つるっとすくってたべるように、いなずまのような早さで”ネ!

フランス菓子マサムラ
この敷紙ごと手でつかんでパクっとね!

無我夢中で食べたエクレアは、なにものにも代えがたい体験。

ところでマサムラは「フランス菓子」をうたっています。
物語でも”金泉堂”の主人、谷川金兵衛氏はフランスで修行したとあります。

フランスで6年間ほどみっちり修行して誕生した
シュー・ア・ラ・クレーム

なんと、日本初の日仏辞典はここ松本で編さんされたそうです。
(長野県宝 松本市旧司祭館資料より)
松本とフランスって縁が深いんですね。
知らなかったや~。
偶然にも以前住んでいた家のそばにあった
やまねフランス」さん(焼き菓子屋さん)も
松本市に移住されたばかりと知り、
つながる”フランスライン”にキュンとしましたとサ!

で松本の話は、”番外編:旅のおみやげ”に
このあとまだまだつづく…





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奥光子∣ガシガシ編集部
表:書いたもので「恥ずかしさの先頭に立つ!」 裏:読んだあとに「なんとはなしにおしゃべりしたりお散歩したくなるような…」そんな”かの地”まで帆走おねがいします。

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