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MADE IN HONG KONGの魅力

ファーストMADE IN HONG KONG

扉の写真のカウチン風?へちま襟セーター。
これは、確かDEPT(原宿~渋谷明治通りを入ったところ)で
大学生の頃に買ったものだと思う(90年代後半)
記憶が確かならば当時で7千円位だったのではないか?

下北沢の『DEPT』だったかもしれない
『サンタモニカ』より断然『DEPT』派だった

だからこのセーターは30年ものである。
どんだけ断捨離してもこれだけは捨てられなかった。
そんなに気に入っているかと問われればちょっとあやしい。

ちょっと いなたいカラーリング。
言っちゃあ、この30年間これを着ていて褒められたことは、ほぼない。
昭和の中学生みたいな色合い+適当なジーンズとの組み合わせは
更に絶妙なダサさを醸す。
ただこのイモくささが憎めなくて愛着もありずっと持ち続けてきた。

そう思うと、私の人生の半分以上…コンナ時もアンナ時も
コイツはタンスの中で私と共に人生歩んできたんだな…なんてな!

閑話休題。

このセーター、MADE IN HONG KONG
タグも絶妙だ
『S.M.L SPORT.LTD.』ってなんだろうか?

…と思ってネットで調べたら
アメリカの?ブランド?なの?!
平成古着の謎は令和で解けた

とにかくこのなんとも言えないバランス…
HONG KONGメイドのせいにしてよいのかわからないまま、
時は2020年代に突入した。

MADE IN HONG KONG 2着目

それですっかりおばさんになった私は
クリスマス🎄に、THE☆なクリスマスセーターを探していた。
(中途半端な年ごろでは着れなかった)
そうしたら、このどうにもこうにもな
タータンチェック×スコッチテリア×❤セーターを古着で見つけてしまった。
これが、2022年である。

この話は『古着とOL#013ピンクヘアの行方』に詳しい

とってもお気に入り。
これ1枚でコーディネート要らず。
こういうセーターが似合うおばさん→おばあさん🧶になりたい。
それで、このセーターの野暮ったかわいさの理由は、きっと
MADE IN HONG KONGだから!
ということに自分の中で決着してみた。

品質の証:ウールマークの
MADE IN HONG KONG

春のMADE IN HONG KONG

それで、翌年季節も変わるころ…
いわゆる“はおりもの”が欲しいな…となんとなく思っていたところに
このデニムジャケットを発見したのである。
いわゆるGジャンですね。

襟を立てると、裏が袖と同じ柄になってます

この肩落ちしたゆるっとシルエット。
襟と袖の折り返しが柄になっているところ。
一周回ってとっても新鮮で、購入にいたった。
80年代回帰!みたいなシルエットだ。

おもえば2000年代に『A.P.C.』で
インディゴブルーのコンパクトなデニムジャケットを
買ったのが、私の最後のGジャンの記憶である。
案外、この手のGジャンを着たことがなかった。
そして、これもやっぱりMADE IN HONG KONG!

ヨレたままで失敬!
ブルー×ピンクのカラーリングが80'Sっぽい!
MADE IN HONG KONG!

もうMADE IN HONG KONGに夢中。

MADE IN HONG KONGの歴史

調べてみると1970年代初頭から1980年代半ばにかけて
「MADE IN HONG KONG」の輸出量は世界最大
当時、香港は世界の衣料品製造の中心だったらしい。
しかし、1980年代以降、香港の工場は
ゆっくり中国本土に移っていったようだ。

だから今見かける香港メイド古着は、
70年~80年代のものが中心となっていて、
絶妙な懐かしさを感じるんだろう。

今の時代は”90年代古着”が、もてはやされてたりもするし、
いわゆる”レトロ”っていう括りでもない
ちょっとズレた感じが香港古着の魅力かな~。

雑貨で見つけるMADE IN HONG KONG

そんな風に香港まわりを調べていたらこの本に行きあったった。

雑貨で伝えるMade in Hong Kongのかたち『香港百貨』
誠文堂新光社刊(2024)

パラパラとめくって眺めていて一等私の心をうばって
かわいいぃィー❤❤と目が釘づけになったのがこちらの
香港メイドスプーン!

HONGKONG名乗ってます!
JAPANならアカンのに
なんで、こんなにかわいいの?

こういうのたまんない!

ああ、香港式喫茶店「茶餐廳(チャーチャンテン)」でくつろぐのが夢~。
See ya!

表:書いたもので「恥ずかしさの先頭に立つ!」 裏:読んだあとに「なんとはなしにおしゃべりしたりお散歩したくなるような…」そんな”かの地”まで帆走おねがいします。