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人生の目的

ここ数ヶ月で人生の目的や自身の価値観を明確にすることができた.その過程を記載してみた.

きっかけ

この人生で,自分はいったい何がしたいのか…数年前からモヤモヤし始め,調べたり考えたりしていた.今思えば,

これだったのかなと.

年末年始など,まとめて考える時間が取れる時期に少しずつ整理していった.その過程は長くなるので省いて,必要最低限のところだけ,,,

使命は無い

個人的に,我々には,誰かに与えられた使命は存在しない,という考えに至っており,これを前提として,だったら自分の頭で使命を考えなければ!となった.

生命の起源にまで元を辿ると,誰かが進化したい,繁栄したいと願ったからそうなったのではなく,たまたま増殖しやすい個体が生き残って進化し繁栄した結果でしかない.だとすれば,たまたまそうなったことに与えられた使命など無いでしょうと…あくまで有力な説であって,違う説が有力になったら考えを改める,,,でも,これも私の大切な価値観の1つだったり,,,

裏を返せば私は,誰からも強制されず,自身の価値観に基づいて,好きに行動していい!ということになる.

あなたの人生において,あなたは何をやってもいいし,逆に何もしなくてもいい.もちろん何らかの使命があるという考えに基づいて,それに従うのも素晴らしいことだと思う!

じゃあ何する?

ここで現状の自分を振り返ると,やりたいことは沢山あるが,上手く整理できておらず,やりたくないことに時間を取られていたりもする…また,やりたいことの多くには,コスト(人・物・金・時間)がかかる.

一方で人生は今のところ有限なので,やりたいこと・やりたくないことを整理せねば,となった.そんな中で,2024年の夏に,

この書籍に出会った.ここ数年で最もオススメしたい書籍であるものの,中にあるワークがそこそこボリューミーで,10月頃まで時間を取れず…人によるけど1〜3日は集中して取り組む必要があるかと.取り組みたい方には是非書籍を読んで頂きたい.

この書籍に書かれていた重要な要素の1つが,人生の目的だった.

人生の目的とは

  • 自身はどうありたいのか

  • なにを大切に生きるのか

これらを反映したものになる.つまり,自身の価値観を表している.

価値観は人によって異なるので,他人にとっての幸せが自分にとっての幸せとは限らない.例えば,私は釣り針が苦手(おそらく先端恐怖症)なので,釣りをしても幸せにはなれない.一方でMINECRAFTが大好きなので,マイクラをプレイしたら,その瞬間に幸せになれる.

また人生の目的は,達成したらそれで終わりではない.目標を達成するための手段でもない.書籍では,

  1. 目的 → 進むべき方角

  2. 目標 → その方角にある山

  3. 手段 → 山に登るための道

のように例えている.今回見出したいのは自身が進むべき方角.目的が不明瞭なまま,目標を決めてしまうと,自身がどうありたいか,何を大切にしたいか,に寄り添うことができなくなってしまう…

人生の目的(価値観)が何であって,何でないかは,書籍にわかりやすく書いてあるので,参照頂ければ.

ちなみに,取り組み自体が目的になる手段の目的化は,本人が幸せなのであれば全然ありで,むしろ素晴らしいことだと思う!取り組み自体に幸せを感じることができ,更にその取り組みの結果によって幸せになれるとしたら,最高でしかない…

過去を振り返る

主に,

  1. 困難な体験

  2. 子ども時代の体験

  3. 好きなモノ・コト

について詳細に振り返ることで,自身の価値観に関する気付きを得るための材料作りを行う.とにかく思いつく限り洗い出す.起こった事実だけでなく,

  • その体験から何を感じたのか

  • その体験から得られた教訓は何か

  • 以降の人生にどう影響したのか

など,様々な視点で掘り下げていった.書籍のワークの中で一番時間がかかったところかもしれない…

キーワード

↑の情報から,自身の価値観に関わるキーワードを見出していった.いくつか洗い出したキーワードの中の2つを例として挙げてみる.

旅人

振り返りの2と3に当てはまる旅人について.

2023年に初めて東京の神保町に行ったとき,その街並みに魅了されたことをきっかけに,移住や多拠点生活について考えるようになっていた.過去を振り返るまでは東京で暮らすことに囚われていたが,書籍のワークを実施したことで,旅人というキーワードが浮かんできた.

過去を振り返ると,

など,子どもの頃ハマったゲームや惹かれた曲には旅人が描かれているものが多く,現在も,

にハマっていたり.

最後まで楽しむよ。

楽しく冒険して迷宮に潜って魔物を倒して宝を探して、
気がついたら世界を救っていたような
そんな旅がしたいんだ。

アニメ「葬送のフリーレン」23話より

こういう台詞や歌詞に,いちいち感動して惹かれてしまったり,,,

また,2023年以降,経済的に余裕が出てきたこともあって,旅行に行く機会が増えていた.そんな中で,旅人への憧れだけでなく,自分自身の足で旅をし続けたい,と強く思うようになってもいた.

もう少し掘り下げると,単に旅行をしたいのではなく,そのときどきで行きたいところを訪ね,週単位で滞在したり,思いついたときに,移動コストを支払ってでもその場所を訪れることに幸せを感じる.ワークを通して,そんなイメージが明確になった.

…これに関しては,もっと若いときに気付けば良かった…

幸福×時間の面積

これを最大化するという自分の中の大原則は,2年程前には既に心の中に掲げていたが,より解像度を上げることができた.

幸福度を縦軸に,時間(年齢等)を横軸にとったグラフのイメージ.結局はこのグラフの面積を最大化したらええねんっていう,単純なやつ.

↑とは違った視点で,やりたいことの単位で考えると,,,

  • 取り組んでいるときは幸せ?それとも辛い?

  • 取り組んだ先にある幸せはどのくらい?

  • 幸せが得られるまでの時間は?

  • 幸せが得られる成功確率は?

のような観点で,幸福×時間をやりたいこと単位で求めて可算すれば,人生における幸福の面積図ができる.確率が入っているので,正確には確率分布かな,,,この面積を最大化する,ということ.

面積図,と言っても複雑な計算や思考はしていない.例えば,

  • 暴飲暴食を続けていると,不健康になり寿命が短くなる

  • 英語の勉強は辛いが,より沢山の人と直接話せるようになる

  • 沢山働いてお金を貯めたが,年老いてお金を使う気力と体力が失われた

  • モノ作り自体楽しいし,完成時の達成感や人に使って貰うのも最高

のようなそれぞれの取り組みを上記の観点でざっくり評価する.そして,人生における幸福×時間の面積が最大になるように選ぶ(意思決定する)だけ.

ただ書籍によると,幸福という曖昧な表現を価値観にするのは良くないらしい,,,なので,私はこれを大原則とし,自分にとっての幸福を下に箇条書きし,それらを人生の目的として定義している.

定義

キーワードをただ羅列するだけでは分かりにくいので,具体的に言語化し,人生の目的を定義する.

いきなり綺麗に定義するのは難しい…と私を含む多くの人は感じるかもしれない,,,なるべくハードルを上げず,まずは文章にしてみて,日を改めて修正したり,都度見直したりしていくのがオススメ.

私の人生の目的は,以下.太字はキーワードより.

人生全体の幸福×時間の面積が最大になる
を大原則とし,以下の価値観に基づく意思決定をする.

- 大切な人と沢山一緒に過ごすこと
- 今・未来・過去をこの順番で大切にすること
- 常にをして色んな場所・モノ・人に触れ合うこと
- コンテンツを創り続ける・創る仕組みを創る・創る人を創ること
- 学問・技術・人類の進化を追求し続けること
- 自身の歩みを振り返って次に活かし成長し続けること
- やりたいことを実現するために必要な資産を築くこと

私の人生の目的

↑はまだまだ未完成.今後もより良くなるように,定期的にアップデートしていきたい.

が,既に日々の意思決定でめちゃくちゃ役に立っている!整理された定義があることで,以前と比べて頭の中がすっきりして,ストレスを感じにくくなった実感がある.

おわりに

皆様の何かしらの参考になれば幸いに思う,,,

もちろん今回は,歩を進めるべき方角を明らかにしただけで,実際にその方角に向けて意思決定し行動しなければ意味が無い.

目標と手段については私もまだ試行錯誤中で道半ば…日々のnoteへの投稿そのものが手段でもあり,その共有でもあったりする,,,また気が向いたらまとめてみようと思う.

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