高橋コヤマ

インターネットオエカキマン。 お出かけや思考散策が好き。 歴史と路面電車と野球も好きで…

高橋コヤマ

インターネットオエカキマン。 お出かけや思考散策が好き。 歴史と路面電車と野球も好きです。もちろん鯉党! 写真を撮るのも好きです。

マガジン

  • 一泊二日の島めぐり旅行

    因島と大久野島を旅した、今年最後の夏休みの記録

  • 22年12月広島旅行

    12/5〜7に滞在した、広島・呉・福山・尾道の旅記などの記事まとめ

記事一覧

一泊二日の島めぐり旅行(2日目・大久野島)

 入眠時刻を覚えていないが、SNSを遡れば8時間は寝ていたらしい。眠い目をギュゥ……と薄く開けてスマホをつければ、時刻は7:00ごろ。布団の中でねこのように伸びをして、…

高橋コヤマ
1か月前
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24年9月4日の旅行写真(2日目・大久野島)

高橋コヤマ
1か月前
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一泊二日の島めぐり旅行(1日目・因島など)

 コヤマの朝は早い。  別に早起きしたくて早いわけではなく、コヤマの朝は乗るバスに合わせ、早い。寝坊すれば連休初日からおじゃんというプレッシャーとは関係なく眠り…

高橋コヤマ
1か月前
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24年9月3日の旅行写真(1日目・因島)

高橋コヤマ
1か月前
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1ヶ月くらい放置していた
ブログから3つほど見繕い(ほど投稿していないが)noteへ投稿しました

高橋コヤマ
4か月前
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思い出の話

 2024年1月。  引っ越しの片付けをするためにまずしたことは、母方の祖母の手紙をまとめることだった。  祖母は2017年末ごろこの世を去った。不孝ものだから、命日は…

高橋コヤマ
4か月前
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どのくらい「初めての死」を、憶えているだろうか。

 その夜は歯を磨いていた。  小学校の野外活動で、似島で一日目の活動を終えキャンプファイヤーを終え、就寝に向けて歯を磨き談笑しているところだった。突然担任がやっ…

高橋コヤマ
4か月前
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無駄話

 「心の窓」がある。  これは、創作の話だけれど個人の話でもある。抽象的な窓。  自創作短編集『花緑青の窓辺より』の表紙にもした、眼下に瀬戸内海を見下ろす「だけ…

高橋コヤマ
4か月前
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今朝の日記

 今朝、起きたら小さなアシダカ軍曹見習いがいて、最近感じていた視線の正体はこいつか〜幻覚じゃなくて良かったなあと思いながら  クモがマジで無理なので、ここは私の…

高橋コヤマ
5か月前
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24年4月25日の日記

 やっと帰る場所を見つけた気がした。  母方の祖母が亡くなったとき、私は諦観に近い喪失を得た。そのとき私はもう広島を離れ京都に暮らしていた。祖母とはたまに文通を…

高橋コヤマ
5か月前
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24年4月5日の日記

 ここ数日気分が優れないので気分転換に早朝の外へ出た。  年度始めの週末、通勤の人は忙しなく散歩する高齢者や駆けるサイクリスト、歩行者優先を無視するイライラした…

高橋コヤマ
5か月前
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【読了】『なぜ戦争をえがくのか 戦争を知らない表現者たちの歴史実践』大川史織/みずき書林

 読み終わった。  本はすっかりくたくたになり、手元に届いたとき「うつくしい」と絶賛したトレペカバーはほんのりぼろぼろになっている。なんとなく惜しい気持ちもある…

高橋コヤマ
6か月前
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「呉に行ってきた」(24年3月21日の記事)

 私事だが足を痛めて壊してしまったので、ごく狭いエリアだが「呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)」と「海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)」に行ってきた。ほん…

高橋コヤマ
6か月前
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「ちょこっと行ってきた」(24年3月7日の記事)

■旧日本銀行広島支店 「地歴ウォーク的世界の写真展」  冠に“THE SHOWA 50's HIROSHIMA”とあるように、昭和五十年代の広島を写真とともに振り返る企画展。  まず本…

高橋コヤマ
6か月前
1

「帰郷」(24年2月2日の記事)

 引っ越しておよそ一週間が経とうとしている。早いんだか遅いんだかわからないが、年明けて半ばに職が決まり引っ越したのだと思えば、そんなものかとも思う。新しい仕事に…

高橋コヤマ
6か月前
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ブログのプラットフォームを別に作ってしまったためにnoteが浮いてしまっているので、こちらでもいくつか投稿したいと思う(たくさんのプラットフォームに同じものを投稿しているが、まああればあるほどオトクという感じで生きています)
これは未整理本棚が不便で急遽あつらえた広島関連コーナー

高橋コヤマ
6か月前
一泊二日の島めぐり旅行(2日目・大久野島)

一泊二日の島めぐり旅行(2日目・大久野島)

 入眠時刻を覚えていないが、SNSを遡れば8時間は寝ていたらしい。眠い目をギュゥ……と薄く開けてスマホをつければ、時刻は7:00ごろ。布団の中でねこのように伸びをして、商店街から聞こえる車やバイクの音、人の声を聞く。朝だから聞こえる商店街の音。
 さて、と体を起こして顔を洗い寝所の整理をしていく。そして今日の目標地点の地図を再度確認、忘れ物なしかも確認。

 出発前に中庭をぐーっと見渡して、9時に

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一泊二日の島めぐり旅行(1日目・因島など)

一泊二日の島めぐり旅行(1日目・因島など)

 コヤマの朝は早い。
 別に早起きしたくて早いわけではなく、コヤマの朝は乗るバスに合わせ、早い。寝坊すれば連休初日からおじゃんというプレッシャーとは関係なく眠りにつき、どんな仕事の日よりも早く起きた。

 そう、今日私は〈因島〉へ行く。

 早起きだったことも功を奏して少し早めに家を出て、余裕を持って広島バスセンターへと辿り着いた。
 広島バスセンターは広島そごうの屋上にあり、高速バスなどでは広島

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1ヶ月くらい放置していた
ブログから3つほど見繕い(ほど投稿していないが)noteへ投稿しました

思い出の話

思い出の話

 2024年1月。

 引っ越しの片付けをするためにまずしたことは、母方の祖母の手紙をまとめることだった。

 祖母は2017年末ごろこの世を去った。不孝ものだから、命日は覚えていない。誕生日も何も覚えていない。これは身内でもそうなので単純に私がそういう人間というだけだ。涙は出なかった。ただ、周りの悲しむ人たちを見て(貴女は環境的にひとりだったかもしれないが、けして独りではなかったのだ)とぼんやり

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どのくらい「初めての死」を、憶えているだろうか。

どのくらい「初めての死」を、憶えているだろうか。

 その夜は歯を磨いていた。
 小学校の野外活動で、似島で一日目の活動を終えキャンプファイヤーを終え、就寝に向けて歯を磨き談笑しているところだった。突然担任がやってきて、高橋くん来い、という。心当たりはないが怒られるのか……? とうっすら恐れながら急いで口をゆすぎ、洗面所を出た。そのとき担任がどんなふうに話したかは全く覚えていないが、祖父が危篤だから野活を切り上げて本土へ帰れとのことだった。
 小さ

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無駄話

 「心の窓」がある。
 これは、創作の話だけれど個人の話でもある。抽象的な窓。

 自創作短編集『花緑青の窓辺より』の表紙にもした、眼下に瀬戸内海を見下ろす「だけ」の窓だ。

 はじめは、キャラクターの家にこの窓があるといいな……と思って描き始めたのだが、いつの間にかそれは「瀬戸内のただうつくしいだけを留める窓辺」という抽象的な……自らの心などをあらわす象徴になっていた。心象風景というやつだ。
 

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今朝の日記

今朝の日記

 今朝、起きたら小さなアシダカ軍曹見習いがいて、最近感じていた視線の正体はこいつか〜幻覚じゃなくて良かったなあと思いながら
 クモがマジで無理なので、ここは私の家だから出ていってほしいこと、おまえがいるということは食べるものがあるということなのだろうがそれは私でなんとかする、ここは私の家だ、ということを再三伝え、睨み合っていた
 お椀にすくって外に出そうとするもうまく部屋の角に入ってしまい、ハエた

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24年4月25日の日記

24年4月25日の日記

 やっと帰る場所を見つけた気がした。

 母方の祖母が亡くなったとき、私は諦観に近い喪失を得た。そのとき私はもう広島を離れ京都に暮らしていた。祖母とはたまに文通をしていた(今もその手紙は手元にある)。
 私にとって「帰るべき場所」はずっと、祖母の暮らしていた島にあった。もちろん広島もずっと暮らしていた帰る場所なのだが、それよりもずっと心の深いところにある「帰るべき場所」だった。
 広島から離れて暮

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24年4月5日の日記

24年4月5日の日記

 ここ数日気分が優れないので気分転換に早朝の外へ出た。
 年度始めの週末、通勤の人は忙しなく散歩する高齢者や駆けるサイクリスト、歩行者優先を無視するイライラした車を見ながら散歩をした。3月中は異例の冷え込みもあり桜の開花時期は大きくずれにずれて、そしてここ数日の高温であっという間に満開になった。
 至るところで桜が咲き、早いものは若葉を芽吹かせ路面に花溜まりをつくっている。
 立ち寄った公園はジョ

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【読了】『なぜ戦争をえがくのか 戦争を知らない表現者たちの歴史実践』大川史織/みずき書林

【読了】『なぜ戦争をえがくのか 戦争を知らない表現者たちの歴史実践』大川史織/みずき書林

 読み終わった。
 本はすっかりくたくたになり、手元に届いたとき「うつくしい」と絶賛したトレペカバーはほんのりぼろぼろになっている。なんとなく惜しい気持ちもあるが、これでこそ「本を読んだのだ丹念に」という気持ちになる。これが重なっていくと、本はどんどん壊れていく。
 子どもの頃、角川文庫から出ていた鳥山石燕の妖怪図の背が壊れるほど読み込み、買い直したことを思い出した。今は、修理することを覚えている

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「呉に行ってきた」(24年3月21日の記事)

「呉に行ってきた」(24年3月21日の記事)

 私事だが足を痛めて壊してしまったので、ごく狭いエリアだが「呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)」と「海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)」に行ってきた。ほんとうなら川原石も、入船山も行きたかったが仕方がない。足はしっかり治すことにする。

 さて、気を取り直して。

 まず「海上自衛隊呉史料館」──いわゆる「てつのくじら館」にはなんと10数年ぶりに訪れた。何度か通りがかってはいたのだがこちらの

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「ちょこっと行ってきた」(24年3月7日の記事)

■旧日本銀行広島支店

「地歴ウォーク的世界の写真展」
 冠に“THE SHOWA 50's HIROSHIMA”とあるように、昭和五十年代の広島を写真とともに振り返る企画展。

 まず本展示では床にドドンと昭和50年の広島と平成20年頃の航空写真が展示されており、靴を脱いで上に立ちながらその違いを眺めることができる……というのをニュースで見て、用事のついでに行ってきた。個人的には現在の商工センタ

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「帰郷」(24年2月2日の記事)

 引っ越しておよそ一週間が経とうとしている。早いんだか遅いんだかわからないが、年明けて半ばに職が決まり引っ越したのだと思えば、そんなものかとも思う。新しい仕事についてはなんとも言えない考えがあるが、これもはじめのうちのことなので積極的に無能になりたい。

 以前住んでいた家は山裾にあり、窓も一つで日当たりのない家だった。身内から言わせれば独房のような感じらしい。私は鬱病などは患ったが特に不便さを感

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ブログのプラットフォームを別に作ってしまったためにnoteが浮いてしまっているので、こちらでもいくつか投稿したいと思う(たくさんのプラットフォームに同じものを投稿しているが、まああればあるほどオトクという感じで生きています)
これは未整理本棚が不便で急遽あつらえた広島関連コーナー