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辰(龍)の印象


2ヶ月に一度
pipikiという、
操体法を基に深められた
オリジナルセッションで、身体の調整をしていただいている。

立ったり、寝たりした時の均衡を診てもらい、
トントンと、ごく軽く骨を打ったり触れたりして、その響きから身体の様子を探る。
その後、無意識下で身体が動く時の、方向や、動き方を見て、その動きをサポートしてもらう。

足がぐるぐる動いたり、
肩が縮こまったりする。

凝っていたり、固まっていて
ピーンと伸びたままだったり、動かなかったりする身体のパーツを少しずつ動かして、
その響きと声を聞き取っていく。
施術者、良太さんと、わたしの共同作業とも言えるし、
わたしとわたしの身体との、繋がりの確認とも言える。



薪ストーブの炎が、とても美しく燃えていて、暖かな部屋。
パートナーのえりちゃんがいつも美味しいお茶を淹れてくれる。
1〜2ヶ月の近況をおしゃべりしていると、
それだけでまず、ほぐれていくもののある事を感じる。

そして、施術が始まると、不思議な心地よさのなかに、目を閉じ、重力と身体と良太さんのサポートに、チカラを委ねていくのです。

姿勢や癖は、その身体を意識の通りに何とか動かせるよう、、何とか守るために、、カタチを変え、バランスを取ろうとしており、身体本来とのズレが不調となって現れる。

意識でのコントロールのしすぎや情報過多、
緊張が抜けなかったり、眠れなかったり。
動かなすぎたり、動きすぎたり。
何事も、過多気味な現代では、不調がない状態こそ珍しいことなのかもしれません。
わたし、典型的だと思う。。。

心地よさや、快さも治癒に繋がると、良太さんは言っていて、自然治癒力を引き出す、
その身体の反応を聴いてくれている。

今回、脳波の変わるのが分かった。
リラックスはしていても、まどろみとは違い、
頭の中は、明るい光で満たされて、意識がスッキリとしている。

身体が自分のものであるのに、別の生き物の体感を得ているような。
掴めそうでつかめない言語を思い浮かべては、
小さな痛みや、歪み、きしみのような物と同時に、心地よい圧力、心地よい伸び、繋がっていく感覚、繋がっていない感覚を眺めていました。

pipikiとしてされている触診が、
ポイントをさぐり当てるように、とても細やか。
なき物にしていたような、違和感などが体感として浮かび上がってきます。

温かなもの、
しっかりとしたものが流れ始め、
わたしの意識と身体が、依存せず繋がり始め、

「わたしは、わたしの身体で嬉しいなぁ〜、」
「わたしの身体が、生きて、動いてくれているんだなぁ〜。」

という感情が溢れてきました。

良太さんからの手圧に、
細く振動する、稲妻のようなエネルギーを感じます。
おおらかに動く、けれどブレることのないエネルギーを感じます。
それは、大地というよりもう少し軽やかで、清らかな、水、風、
というのに近い。
手圧のリズムと、身体の動きと
連動してシュルシュルと流れる、
登っていくエネルギー。
巡りの起点。

「あ、
 良太さん、辰年生まれかもしれない。」

それは、龍のエネルギー。
軽やかさと強さの奥底に、
深い深い優しさがある。
部分と全体。

具合の良くない部分から、
身体全体を診て、
わたしの身体を通して発する事ごとは、
家族や地域を通して、
地球に繋がっている。
その地球のエネルギーの中に、龍の存在もあって、
その存在とも繋がっている。

そんな事を全て含んでのpipikiなのかもしれない。

「響き」からやってきたpipiki

クリアになればなるほど、
微細であればあるほど、

みんなを通してその「響き」は遠くまで、
優しく拡がっていくのでしょう。

そんなお志事いいなぁ。。。


そして、

「良ちゃん、わたしのひとつ歳下だから、卯年?」

と訊ねたら、

「早生まれやから、辰年。」

と返ってきた。
ほらねぇ〜。やっぱり。



最後までお読みいただきありがとございます。

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