塗る
深夜に仕事をして捗ってしまうのは、ギリギリが好きだからなんだろう。
こんな時間なのに、文章を書きたくなってしまうのもギリギリを生きる瞬間を書き留めておきたいからなんだろう。
これからどう生きようか。そんなことをまた考える時期がきた。
社畜的な場所にひさしぶりに所属してみて、もう戻れない生き方をしてしまったんだなと実感する日々だった。
選択することを続けて巡ってきた縁たちがいつも声をかけてくる。
「それでいいのか?」
もう心が欲していないものを選べなくなって久しい。
お金の使い方も意思をこめるようになってしまった。
だいたいが顔の知っている人か、試してみたい経験・技術にお金を払うようになった。
こんなことを意識するようになること、想像もしていなかった。
それは麻薬のように、選択することを問いかけてくる。
なんなら選択すらしていない。
やりたいことは常に脊髄が反射する。
選択はいつも、やるか、やらないか。
こんな抽象的なことばかり昔から書いてきたのだ。
やめられるはずもない。
具体的なことは、脳味噌以外の奴らがやってくれる。
準備してきたんだな。ずっと。
感じるままに、受け取ったままに、遂行する。
歩いてきた道の先にしか、道は続いていない。
止まっていた歯車が突然動き出す。
10年くらいかけて仕込んだことをカタチにする日が来たのだろうか。
今年の座右の銘は、益者三楽。
次こそはそのことを書こう。
ああ、こんな時間。
おやすみなさい。