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キングオブコント2024 準々決勝と結果を受けての感想

こんにちは。ようやく落ち着いたのでこれを書こうと思います。

先日、キングオブコント2024準々決勝を観てきた。

とはいえ、東京2日目だけ。1部から3部まで、間1時間弱くらいの休憩と言えるかわからないくらいの休憩で会場への行き来を繰り返した、肩への疲労もあったけれどそれ以上に楽しさと笑いと充実度が濃縮された1日。

本当は東京1日目も観に行きたかったんだけれど、固定の仕事が入っていたから諦めざるを得なかった。2日目も開場11時だったから休み希望を出したけれど、人が足りなかったらしく、朝の6時から10時まで仕事をしてから会場へ行くというハードスケジュール。3部全部観た人で朝仕事をしてから来たのなんて自分くらいだろう。

さて、まずは出場者の皆様本当におつかれさまでした。
劇場に行くたびに、毎回こんなたくさんのお客さんの入った会場で声がひっくり返ることもネタをど忘れすることもほとんどなく、堂々とネタを披露して笑いまで取る芸人のみなさんを本当に尊敬する。仕事だから、という人もいるかもしれないけれど自分には到底できないなと毎回思わされる。
しかも今回はキングオブコントという年に1回の大きな大会。準々決勝ということもあってプレッシャーもあっただろうにみなさん楽しそうにコントを披露してくださってこちらもたくさん笑うことができた。

お笑いが好きだから元々誰が出ようと全部観るつもりではあったし、だから出場者が出る前にチケットを申し込んだけれど自分には特に応援している芸人さんがいる。
そう、ニッポンの社長。
キングオブコントは過去4年連続決勝進出、今年もし決勝に行けば過去にない5年連続決勝進出になる。詳しくは過去に書いた下記のnoteで

せっかくだし、生で準々決勝のニッポンの社長を観てみたいなあと思っていたから後に2日目の15日に出ることがわかった時には嬉しかったし楽しみが増した。
2日目にはその他にもニッポンの社長と同じくらい劇場に観に行くことが多い滝音を始め、生で観たかったGAG、かが屋、ザ・プラン9、さや香、アイロンヘッド、ロングコートダディ、オダウエダ、セッツァーなんかの豪華なメンバーも揃っている2日目だった。ダンビラムーチョとかシカゴ実業が1日目だったのは悔しかったけれど。

生で賞レースを観るのは今年が初めて。生どころかここ数年、賞レースを追っていなかった自分にとって、久しぶりの賞レースが準々決勝なのも如何かと思ったけれどそんなのは気にすることはやめた。

ニッポンの社長は1部だった。事前に発表されていたグループは1部の最後だったから正直1部はずーっと心臓のドキドキが止まらない状況で観ていた。
そしていざスタート。
衝撃だったのが、みんな想像より発想がすごいし面白すぎないか・・・?ということ。準々決勝ってこんなにレベル高いの、この中からほんの一握りしか準決勝行けないの意味わからないし決めるの無理じゃないか、と。普段∞ホールに通っていることもあって、所蔵以外や吉本以外の芸人さんのコントを観るのは面白くも新鮮だった。あともう一つ、即席ユニットで出場している芸人さんが出てきた時も、顔を知っているのもあって出てきただけで笑ってしまって反則だなーと(今回だったらトニーフランクさんと西村ヒロチョさんのユニット、キンボシさんと相撲芸人さんのユニットなど)。
MCのキクチウソツカナイ。さんが毎部ごとに「準々決勝はほぼ準決勝」と言っていた意味がわかった。

そしてニッポンの社長は1部の最後のグループの、最後。
前の前の蛙亭が大いにウケていたこともあって余計に緊張していた。大丈夫かなって。不安があった。
そして出番。

最初の1番の笑いどころの瞬間、会場が揺れた。
開場全体にこだまする笑い声。そのあとにも続く笑いどころに止まらない笑い声。後ろの席の男の子なんかずーっと、死ぬんじゃないかってくらい笑ってくれていた。自分は劇場で何回か観たことあったネタだったから今まで過去最高に笑った、とかではなかったけれど、それでも観る度ちょこちょこ改良されていくこのネタを初めて観た時の衝撃はすごかった。やっぱりいい意味でニッポンの社長って狂っているなって思った。観終わった直後の自分の感想

ネタバレできなくてすみません。決勝行ってこのネタやってくれたら後に付け加えます。
おわってすぐエゴサーチして、みんなニッポンの社長を褒めてくれていて、また泣きそうになって。でも、1部でウケてくれたおかげで2部、3部は気持ちを楽にして観れた。

そして翌日の結果発表。
本当に行きた心地がしなかった、ニッポンの社長の名前があって一安心した。
だけれど、ちょっと衝撃的だったことがあって、会場でもウケてたし、自分も大いに笑って「さすがに準決勝行くだろう」と思っていた天才ピアニスト、そいつどいつ、レインボーが準決勝にいないのは衝撃だった。そんなに甘い世界じゃないんだな、と思い知らされたし悔しかった。滝音も、自分が滝音のコントで1番好きで面白いのやってくれてたけれどいなかったし。このコントも初めて観た時衝撃だったんだよなあって。滝音の漫才のいいところをそのままコントに落とし込んでいるような感じで。大阪芸人さんもイノシカチョウとかフミがいなかったのはショックだった。マイスイートメモリーズが準決勝いてくれたのは嬉しかったけれど。大阪行って劇場で観るたびに毎回しっかりウケてるな、って思っていたからよかった。

最後に。
自分、実は賞レースがあまり好きではない。何言ってるんだ、と思うかもしれないけれど。というのも、自分は「芸人さんなんてみんな面白いし笑いのツボなんかみんな違うんだしそこに審査員がついて勝敗なんか決めなくていいじゃん」というスタンスだから。
でも、そこに賞レースがあって応援している芸人さんが参加すると決めて必死に戦っている姿を見たらファンは応援しないわけにはいかないんだ。やっぱり、その姿を見たら応援して支えるのがファンだよなって。ニッポンの社長なんかここ数年、あと一歩のところまで来て、悔しい思いをして、そんな姿を見たら応援しなきゃって心を動かされた。

2024年、準決勝。
結果はどうなるかわからないけれどできる限りの応援はする。
改めて、ニッポンの社長準決勝進出おめでとう

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