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後輩の結婚式に行った

後輩の結婚式に行きました。
素敵な式でした。

けど、その後が面白かったので、メモ。

写真、お借りしました。ありがとうございます。

後輩の結婚式

でした。素敵な式。

正直、結婚するとは思ってなかった後輩だったので、
「AIの導き」(こうやって言うんですね今)
があって、本当によかった。

出席者は、大学時代の知り合いばかり。

後輩の式なので、後輩メンバー多め。

同期がふたり、先輩が4人。

二次会

に行きますよね。

で、子持ちの人たちは帰りつつ。

後輩たちはカラオケで。
1名同期(仮にAくん)が着いていき。

2名先輩と1名後輩(仮にBさん)が、
「カラオケは行きたくないから」と喫茶店へ。

喫茶店へ

後輩からは、こんなメッセージ。

「喫茶店のメンバーも、
カラオケの頭数にいれてたから
呼び戻してー」
という請願。

ま、不足人数分は、わたしが払えばいいや
と思い。

わたしは、後者、喫茶店に着いていきました。

喫茶店にて

突然、話始まりました。

後輩のBさん、同期のAくんのことが
好きだったんですって。

「それ早く言ってよ」
「知らなかった」
となるわたし含めた先輩3名。

色々話しつつも、
アクション起こす起こさないも曖昧で、
結構時間が経ってしまったので、
わたしだけ、カラオケ会場へ。

カラオケ

楽しかった。
久々にカラオケ行った。
休職中で人にも会わないので。

とは言え、
「AくんにLINE見せろ」
「Aくんうまく呼び出せ」
という指令が飛んでくる。

まぁうまくやりまして、呼び出しました。

そしたら、後輩も気づいてくれて、
「新郎も来ないっぽいんで、お開きにしましょか」
ということで、カラオケはお開き。

(新郎こんのかい)

Aくんを全力で見送りつつ、
(事情は知ってるから、小躍りしながら)
後輩たちとは、地下鉄の入り口で
「ちょっとAくんの様子見てくるわ」
と、別れました。

入っていった駅が、
帰り道と異なる最寄駅だったから、
というのもありましたが。

1人になって

いや、これAくん追いかければ、
俺も先輩+Aくん+Bさんの会に
追いつけるんじゃない?

と思いました。

小走りしました。

2秒で見つけました。

「あ、和泉じゃん、じゃーねー」

手を振られました。

手を振り返しました。

先輩2人、Aくん、Bさんは、夜に消えていきました。

わたしには、「油そば」という文字が見えました。

気づいたら

食券を買っていました。
W盛でした。

そう、東京では有名な、総本舗的なお店。
麺量関係なく同額というリーズナブルさ。

着丼しました。

こんな感じに、みじん切りの玉ねぎが
銀の入れ物にたくさん入っているので、
この虚しさを誤魔化すように、
たくさん麺に入れました。

店員さんが無言で、
新たな玉ねぎをくれました。

気持ちが伝わったようで、
ちょっと涙出ました。

そして食す

大学の時、単位取れなさすぎて、
友達がバイト・遊びに明け暮れる中、
1人通学してた4年目の時、
帰り道にあったのがこの店だったなぁ。

量関係なく、同じ値段だから、
貧乏学生マジで救ってくれたなぁ。

そんなことを思い出させる、
いつもと変わらない味でした。

結婚式用に着てきた、
白いワイシャツに汁飛ばすくらい、
勢いよく食べました。

食べ終わる頃、
新たに来た、白い服着た別のお客さんに

「紙エプロン要りますか?」

と聞いていたのを聞いて、気づきました。

あ、もう、僕が服着てることも
誰も認識してないんだな。

さっきまで一緒にいた人ともあっさり別れるし。

もしかしたら、わたしは存在しないのかもしれない。

と感じ、

帰ろうと思いました

雨もひどく、傘もないので、
近くの地下鉄の入り口に入りました。

そこは、先ほど後輩を見送った駅でした。

そこがC駅とすると、
わたしが乗りたいのはD駅。

一応、乗り換え駅には指定されている。

地下で繋がってるだろう、と駅員さんに行き方を聞くと、

「ごめんなさい、繋がってないので
外に出て300m歩いてください」

ん?

外大雨よ

わたし1人で傘ないよ

ま、でも300mくらいならそんな歩かんよね
すぐ着くよね

と思ったら、

5分かかりました

歩きながら、
Aくんを見つけた、合流しよう、と思った時の、

「あ、和泉じゃん、じゃーねー」

という言葉が反芻しました。

後輩と別れる時も、あっさり。
新郎は来ず。

そして、さっきまで一緒にいた先輩にも、
あっさり別れを告げられた。

雨の中、傘さしてなくてよかった。

やらしさも、汚らしさも
剥き出しにして走ればよかったですね。

そしてホームにたどり着いたら

なんか、行き先表示器に、
何も表示されてない。

15時に、ホームドア壊れたらしく、
ダイヤ乱れてるらしい。

あら、帰らしてもくれないのね

そう思って再び泣きました。

その後

電車は意外とあっさり来て、
無事、今帰りの電車です。

なんか、うまく出汁に使われた気もしつつ、
後輩と同期の、人生の岐路を見たような気がして、
もういいか、と思う心を手に入れたい

そんなことより、
思いっきり白シャツ着てるのに、
紙エプロンの「か」の字も出さなかった
あのお店を許しません。(そこ?)

今頃、後輩と同期は、
先輩が見守りながら、
うまくいってるのでしょうか。

いや、うまくいってるでしょう。

わたしという邪魔者は、いないのだから。

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