「古今和歌集」でAIアート⑬(清原深養父)
訳:冬なのに空から花が降ってくる。雲の彼方は、もう春なのだろうか(引用:「100分de名著 古今和歌集」渡部泰明著 NHK出版)
雪を、花と見立てて待ち遠しい春の期待を詠んだこの歌、、、とか御託は置いておいて、素晴らしい絵☆
この感じを出したかったんです。
ひらひらと舞い散る雪を見ているその顔に、どことなく希望を感じさせる風情を込めたかったのですが、曇り空なのにどこかから陽の光が漏れて登場人物に差してきて、それに気づいてふっと顔を上げて僅かに微笑みを浮かべる。
ここに、「春の訪れを待ち侘びる」希望を滲ませることができ、結果歌の意味とリンクさせることができました。
平安時代で、冬にこんなにも真っ赤な着物が着られていたことはないでしょうし、かんざしも豪華過ぎるきらいがあるため、本当にこの形をした貴族女性が御所で歩いていたら、いろんな意味で目立つ存在だったでしょうね(現代ならば、空気が読めないとか散々噂されそうな、、、💦)
でも、この美しさを前にすると、どんなに気に入らなくても、もはや魅せられてしまうしかなさそうです。
この絵は、以下のワードで指示してAIに描いてもらいました。
10世紀、京の都にて、たくさんの雪が花吹雪のようにひらひらと、曇天から降ってくる。着物を着て、編笠を頭に乗せた日本の貴族は、空を見上げている。
In the 10th century, at Kyoto capital, many snow is falling fluttering like a flower shower from a cloudy sky, the Japanese nobility in a kimono is wearing a knitted hat on her head and looing up at the sky. -
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