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A・スミスvTJ・ペレナラ対決！ハイランダーズvハリケーンズ、プレビュー

松尾智規 Tomo Matsuo【ニュージーランド（NZ) 在住ライター、RUGBY】

スーパーラグビーRound9

昨夜のクルセイダーズ v ブルーズの白熱した試合をスタジアムで見て、興奮が冷めやらぬまま朝を迎えました。

今夜のニュージーランドダービーも白熱しそうな予感。
前週でモアナ・パシフィカ相手に今季初勝利をしたハイランダーズがホームの試合。相手は、先週末は、中二日、そして今回は中三日の強行スケジュールになるハリケーンズ。

プレイオフを睨んで両チームとも負けられない試合になる。

ハイランダーズのメンバー

今季、僅か一勝しかしていないハイランダーズに救世主が帰ってきた。
まずは、昨年7番でシーズンを通して良いパフォーマンスをしたB・ハーモンが怪我から復帰でベンチ入り。

もう一人は、ブルーズ戦で怪我をして離脱していたT・ウマガ・ジェンセンが12番で先発に帰ってきた。ボールを持てば、ゲインラインを超えチャンスを作るT・ウマガ・ジェンセンの復帰は大きい。

先週の試合でS・フリゼルが膝のけがで離脱は、今季好調だっただけに残念だが、上記の二人の復帰があるのが救われた。

これまでM・ハントを10番でずっと起用してきたが、この試合ではベテランのM・バンクスを先発にしたのは興味深い。M・ハントはベンチスタートで後半のインパクトとして期待。

4番B・エヴァンス、8番Gエヴァンスの兄弟が揃って先発になっている。

ハリケーンズのメンバー

モアナ・パシフィカと同じで強行スケジュールのハリケーンズ。
火曜日のモアナ・パシフィカ戦で休養したA・サヴェアがNo8で先発に復帰。
クルセイダーズ戦で良いパフォーマンスをした J・ムアビーがヘッドコーチの心を掴んだようで、この試合でも15番で起用される。
それにより12番にJ・バレットを置くことができフィジカルを活かして前に出ることが期待される。

注目マッチアップ

2番: L・コルトマン v A・アウムア

5番: J・ディクソン v I・ウォーカーレアウェレ
怪我から復帰のウォーカーレアウェレが復帰後すぐに良いパフォーマンスを見せている。彼の復帰はハリケーンズにとって大きいか。

8番: M・ミカエレトゥ v A・サヴェア
激しいプレイが持ち味の二人の対決は、目が離せない激しいフィジカルバトルになる事が間違いないので要注目！！
ミカエレトゥがA・サヴェア相手に互角に対抗できればハイランダーズが勢いに乗れるか。

9番: A・スミス v TJ・ペレナラ
現オールブラックスの二人の対決！
今季少し元気がないように思えるスミスが、TJ・ペレナラ(写真下)を前にどんなプレイをするのか興味深い。TJ・ペレナラがスミスとの対戦を楽しんでる姿が試合前から目に浮かぶ。

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12番: T・ウマガ・ジェンセン v J・バレット
個人的に9番対決より興味のあり、一番注目しているマッチアップ。
両選手ともフィジカルに強く激しいバトルになる事だろう。
どちらが目立つかで、試合の有利度も変わってくるか。

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試合展望と勝敗予想

ホームのハイランダーズは、プレイオフに行くにはもう負けられないか。
セットピース(スクラム、ラインアウト）に安定感のあるハイランダーズは、そこからのプレイを軸に試合を組み立ててくるだろう。

敵陣深くのラインアウトからのモールからの攻撃ばかりで退屈だと言われているハイランダーズ。しかし今のハイランダーズが勝つには、それが一番効果的な攻撃になる。
この試合でも、敵陣深く出のラインアウトの場面が多く出てこれば、ハイランダーズのペースになっていきそう。

ハリケーンズは、クルセイダーズ戦でも見せた、A・サヴェア、J・サヴェア、そして12番でも機能しだした J・バレットを軸に強さを活かした突破で攻撃してくるだろう。

ハイランダーズがハリケーンズの上記のフィジカル作戦に対応できるかがカギで、上手くできないとトライを量産される可能性が高くなりそう。

B・ハーモン、T・ウマガ・ジェンセンの復帰が大きく、彼らが目立てばハイランダーズに勢いをつけてくれるので注目したい。

ハリケーンズは、攻撃は文句なしで良いが、課題のディフェンスがカギになるか。

チーフス、クルセイダーズ戦で負けはしているものの、良いパフォーマンスをしているハリケーンズが10点差で勝利と予想！

SATURDAY 16 APRIL 2022
Highlanders v Hurricanes @Forsyth Barr Stadium 19:05(NZT)

※写真は、2022年スーパーラグビーで筆者撮影


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