激安の味の薄いマヨネーズより 20円しか値段の変わらない、キューピーのマヨネーズ 冷凍され本来の食感を失ったじゃがいもより 土から出てそのまま、皮のついたじゃがいも 石鹸で髪を洗うより いい香りのするシャンプーで、髪を洗いたかった きつくなった下着 何年も同じ服 言えなかった、かかとがすりきれ 底に穴の空いた靴 せっかく稼いだアルバイト代は あなたの煙草と酒に消え それでもあなたに感謝をするのが 世の中のルール なんともいえない胸の痛み、 いつになれば消えますか?
太陽と雨雲が交互に顔を出す季節 お鍋より素麺が食べたくなる季節 長袖でいることが不自然になる季節 ノースリーブのシャツを着ている上司 心の中で ああ、この人は大丈夫な人なのだ。 と、心がギュッと苦しくなる季節 できるだけ袖の長めなシャツを選んで 今日も愛されてきた人間を演じる 愛されてきたから毎日笑顔なのよ 愛されてきたから戦えるのよ 愛されてきたからどんなことにも くじけないのよ 愛されてきたから、お金の大切さを学んだのよ 愛されてきたから、我慢強くなったのよ
弱くて いつも逃げて 誰かのせいにばかりして そうしないと自分を保てなくて . 誰にも求められていないのに いい子を演じて 勝手に疲れて . 必要以上に気を遣って 誰からも嫌われないようにと 自分を後回しにして . 結局 つまらない自分になって . 結局 中身はペラペラのまま . 結局 誰も私を求めていない . 誰かに愛されることばかり望んで 私は誰も愛さずに 誰からも愛されていないわけじゃないのに 誰かの一番になることにこだわって 私じゃない私をつくりあ
誰かに傷つけられたり 家族に見捨てられたり . そしてまた誰かに傷つけられたとしても 生きることを選びつづける、 会ったことのない誰かさんに 私はなにひとつ、勝てない .
たまごかけごはん しろごはんに醤油をまぶしてまぜて といた玉子をそのうえにかけると美味しい、 みたい . しろごはんに醤油をまぶしてまぜたら 焼いたお餅に醤油をかけたような匂いがしました 生徒会主催のあの餅つき大会の時に 食べたあのお餅の匂いがしました . 私、幸せだった 私、楽しかった 私、あのままずっと続くと思った 私、大好きだった あの場所が ずっと仲良くできると思っていました ずっと親友だと思っていました ずっと嫌いになることはこの先ないと ずっと満たさ
洋服も化粧品も靴も鞄も髪飾りも 私を綺麗に着飾るもの全て 簡単に新調できなかった 流行りも組み合わせも何が似合って似合わないか 知る術がなかった . 文字で写真で他人で 目にいれることはできても 自分 に照らし合わせるのには 頭が足りなくて . こどものときに学んでこなかった 学ぼうとしなかった 手に入れることを想像しても 現実には何も手に入らない 妄想は私を楽しくさせると同時に 寂しく悲しくツラくさせた . 体だけが大きくなって あの頃とは違い 洋服も化
桜もまだ咲いてないのに 進む方向だけが決まっていて 何をしたくて何になりたいかは決まっていない. ただこの場所に居ることができないだけ 強制的にサヨナラの儀式 何度も何度も聴いたあのメロディー 嫌でも覚えさせられた 好きでもないこの場所の良さを唄う 思い出す度なぜか、胸が締め付けられる お別れは いやなはずなのに 嫌いな人とは やっとおさらば. この先 二度と会いたくないです ハローハジメマシテ、ほっとしている自分 こんなに何十人とのさよなら、私にはもう ない