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非デザイナーは“観察スケッチ”をどう活かせばいいのか?

最近、noteで“観察スケッチ”が流行っています。

ただ、デザイナーの人たちが多くやっている印象で、僕のような非デザイナーのひとたちはあまり見かけません。(もしかしたら絵が下手だからとSNSにアップしていないだけかもしれないけれど・・・)

別に絵が上手くなりたいわけじゃないし・・・と思っているのかもしれません。

デザイナーの人はもちろんなんですが、非デザイナーなりの観察スケッチの楽しみ方を書いてみました。

ちなみに観察スケッチって?

そもそも観察スケッチとは、最近noteやtwitterを中心に流行っている、身の回りのモノをスケッチして、その画像をアップする観察力のトレーニングです。

自分で観察スケッチをやってみて

僕も毎日ではないのですが週1くらいで観察スケッチ続けています。(絵が下手なのはスミマセン・・・)

続けていく中で気付いたのは、自分の「ものや人を見る解像度」が上がっているということ。

ただ、観察スケッチで絵が上手くなる/観察力を高まっているのは感じるけれども、もう少し自分の仕事に役立つといいな〜と思って方法を考えていました。


スケッチのやり方を工夫してみる

試行錯誤してみたところ、デザイナーは普通にスケッチしていればいいけど、非デザイナーは少し違う方法をしたほうが良さそう。

例えばデザイナーのやる観察スケッチは形を全体→分解→全体と行き来して書いていくんだけど、非デザイナーはもう一歩踏み込んでみて、

プロセスを真似しつつも形を取るとかはあまり意識せず、“その対象からどういう発想の軸が得られるのか?”という視点で書くと良さそう。

まずはいったんデザイナーさんがやっているのを真似してスケッチをして、その後にその対象からどんな軸が取り出せるかメモをしていく。

そして観察の結果得られた発想の軸をEvernoteなど何かにメモをしておいて、アイデアを考えないといけないときに引っ張り出してきて、アイデアが必要なものにあてはめてみることで、素早くアイデアや企画を考えることができる。

実際にやってみたのがこちら↓

見にくいけど、このノートはページ左に赤線が引っ張ってあって、その線から右にスケッチと気付いたことのメモを、線から左に発見した発想の軸を書いていく。

例えばスタバのカップを書いたこれ。書いてみて気付いたのが、カップと蓋の間の部分がまるで人間の関節みたいになっていることに気付く。

この取り出した関節とか軟骨という軸は他のものに転用してアイデアを考えられる。もし○○に関節があったらどうなるだろう?と。マグカップに関節があったらどうなるか?椅子に関節があったらどうなるだろう?などなど。

これはマッチを書いたもの。マッチの木を見て微妙なしわがあったことに気付く。また、一本一本が違うことにも気付く。ここから樹齢(寿命)、という発想の軸を取り出すことができる。

他のものに「もし寿命があったらどうなるか?」と考えることで新しいアイデアが生まれるかもしれない。例えばマッチのようなたくさんの木を使っているものの1つ1つに寿命があったらどうなるか、人生があったらどうだろうか、どんなドラマがあるだろうか、と考えるとまた1つ2つとアイデアが生まれる。

どうしても絵が面倒くさい、という人がいたら書かなくても、よくよく見るだけでも得られるものはある。例えば他の人の #観察スケッチ を見て、

このティーポットなら、濾過という軸を取り出すことができます。例えばこの濾過という軸は、木材をはじめ何かしらの素材をプロモーションしたいときに、それを濾過して液体にした商品をつくってみてはどうか、などの着想が生まれます。(この着想は今瞬間的に思いついたものなので、精度はご勘弁を・・・)

このように観察スケッチからアイデアを考えることができるし、こういうことを繰り返して行けばアイデアを考えやすくなりそうと感じてます。


まとめ:観察スケッチのクセが付けば、日常生活がアイデアのヒントになる

ただぼんやりと生きているだけでなくて、注意して周りのものを見るクセをつけることで、毎日の生活の中からアイデアの種=発想の軸を取り出すことができるようになります。

これを習慣化すれば、いざというときのアイデア出しが楽になったり、今まで頭を悩ませていたアイデアに悩む時間がなくなり、もっと他の大事なことに時間を使えるようになります。

ということで、非デザイナーの人たちも観察スケッチをやってほしいし、何ならグループ作って互いに頑張り合っていきたいところです。


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