アイデア出しに役立つツール集②|韻を踏みアナロジーを通じてアイデア生み出す『韻ノート』
はてさて第2弾です。アイデア出しに役立つツールをいくつか紹介していきたいと思います。最初に①なんてナンバリングをつけてしまったものだから、勢い⑤くらいまでやらないといけない空気感が出ていますね。こりゃ困った。
ちなみに①はこちら↓
はてさて、今回紹介したいのは韻ノートです。
例えば、オフィスビルで検索してみるとこんな感じ。おそらくこのサービスを開発した人はラップに関係する人たち向けに作ったんだと思いますが、これが意外とアイデア出しにも使えるんですよ。
実際にやってみた
仮に僕がオフィスビルのデザイン、内装企画のような仕事をしているとして、明日までに今までにないオフィスビルの企画アイデアを10個考えないといけないとしましょう。ちなみに今思いついているのは0個。こりゃやばい。上司に怒られちゃう。
ということで、韻ノートを開きます。じゃあ『オフィスビル』と一旦いれてみましょうか。
すると、こんな感じで単語が出てきます。
ちょっと後半わからない単語が続々と出てきましたが、さて次にやることは出てきた同じ韻の単語と「オフィスデザイン」という単語をかけ合わせることです。
例えば、
Dont' Think Feel×オフィスデザイン
⇒左脳は禁止、右脳を刺激しまくるオフィス(ないしはフロア)
ボーイズリーグ×オフィスデザイン
⇒必ずビルのどこかに少年少女野球や少年少女サッカーなどのチームが使えるスペースを確保する。オフィスにビジネスマンだけじゃなくて、子どもや一般の人がいるだけで、新しい発想を得られる(※airbnbがオフィスの1Fにスタートアップが自由に入れるようにしてるのと近いかも)
教育実習×オフィスデザイン
⇒オフィスビルの中に、大学のサテライトオフィスや高校や研究機関をいれてみることで、アカデミックとの連携を行う
⇒マネージャー向けの教育実習プログラムを開発
・・・
といった感じで、無理やりくっつけることでアイデア出しをしていきます。最初は慣れないと思うのですが、続けているうちにどんどんアイデアが生まれてきます。
最初は「うわしょうもな」ってアイデアがたくさん出てくるかもしれませんが、めげずに続けていくとそのうち良いアイデアにたどり着けるはずです。そうやって一気にアイデア出しをしてから、その次に「これはいい!」と思ったアイデアを深めていくといいと思います。
オフィスデザインで出なかったら、今度は『オフィス』とか『ビジネスマン』とかで検索してみて、また掛け合わせて作ってみるといいです。
なんで韻でアイデアが生まれるのか?
ある有名な企画のプロが「アイデアは距離だ」なんてことを言っています。どういうことかと言うと、アイデアとは一見全く関係ないように思える2つの事柄が結びつくことらしいんですね。
例えば、僕の大好きな企画の1つに、Real Beauty SketchというDoveという会社がつくった映像があるんですが、
これは「女性は自分の顔を過小評価しがち」「他人の目は自分が思うよりも、綺麗だと映っている」というインサイトを元につくられた素敵な企画なんですが、これも「FBIの似顔絵捜査官」と「DOVE」という全く関係ない2つの情報が『顔を2者とも扱っている』という共通点でくっついている。その意外な組み合わせ、2つの距離の遠さに私たちは驚き、感動につながっています。
この韻ノート発想法でやっているのは、まさしく関係ない2つの情報を組み合わせていることなんです。しかも、韻ノートだとそれが意外性を保ちつつも、なんとなく情報同士をくっつけやすいんですね。
距離を出すためのテクニック=アナロジー
じゃあどうやってくっつければいいのか?どうすればアイデアに距離が生まれるのか?その問いに対する答えの1つが、アナロジーです。これはレトリックと呼ばれる技術で、これを使うと比較的誰でもアイデアの距離を飛ばせるようになります。アナロジーは明喩と呼ばれ、形状などの共通性を通じて他のものに置き換える技術です。
アナロジーの例は、例えば以下のようなイメージ。
みたいな。同じ赤、同じ丸い形状、という共通点で置き換えてみます。
例えば、あなたが熊本県の農業組合の担当者で、熊本の農業をアピールしなきゃいけないとします。そのときに、日本国旗の赤丸がトマトとにてるなと思って、置き換えてみるアイデアを思いつく、これはアナロジーです。
ポスターっぽいのを適当につくってみました。例えばこんな感じ。これも日本国旗とトマトという2つの一見くっつかなそうな情報がくっつき、アイデアになっています。しかも日本で一番=日本国旗という共通点も結果として生まれましたね。ラッキー。
つまり韻ノートでやっているのは、韻という音のアナロジーを通じて、一見くっつかなそうな2つの単語をくっつけるアプローチなんですね。①で紹介したword escadeのほうも、近いアプローチなんですが、向こうのほうがよりたくさんの言葉に触れられる分、幅広いアイデアに辿り着けそうで、こっちの韻ノートのほうは、より情報の接着がしやすくて考えやすい、というのが個人的な体感値です。
・・・
という、韻ノートでした。発想法というとオズボーンのチェックリストとか色々ありますが、ビジネスっぽいものだけじゃなくて、こういうラッパーの人が使うものとか、意外と違う分野に優れた発想ツールってあるんだな〜と僕にとっても新しい発見でした。
アイデア出しにお困りの皆さんのサポートになれば幸いです。ではでは!
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