機転がきくということ
仕事をしていると、時々もの凄く機転のきく人と出逢うことがある。
そのときには
「なんてこの人は機転のきく人なのだろう!!」という驚きと共に尊敬の念に駆られる。
わたしはどちらかというと生まれながらの直情型で、機転のきいた受け答えというものにはあまり縁がない。家では宇宙人の夫からイノシシの生まれ変わりと言われてることもあり、よっぽどなのだろうと思う。
それは性格にも深く起因するところはあると思うが、一度慌ててしまうと色々しでかすおっちょこちょいなところがあるということは自分でも自覚をしている。
だから余計にひとの感情の機微を捉えて、
機転のきいた対応をする人を見ると尊敬してしまうのである。
少しまえのことになるがこんな事があった。
あるとき仕事をしていると、これから仕事を探す主婦の方と施設を繋ぐような場面があった。
その方は最初給与面で納得できない部分があったと、わたし達に伝えていたがよくよく話しを聴いてみると、給与面よりも働く時間帯を優先していることがわかった。
最初メールでやり取りをしていたが、その様子をみたある人が「そう言ったことは電話で直接やり取りをした方が良いですよ」と言ってきてくれた。
実際になにかご不明な点があれば気軽に連絡をくださいと伝えたところ電話することができ、その人の真意を聴くことができた。
そのとき改めて強く感じた事は、その人は一体どんな気持ちでその言葉を伝えているのか
そしてまたどういう受け応えをすれば、
その方が納得して話しを受け止めることが出来るのか
そのときに判断する力というのは、経験と落ち着きとそして機転のきいた考えかたでしかないのだと思った。
わたしは良くも悪くも物事について素直に受け取りがちだが、一歩下がればその人の考えかたや真意が見えてくるのだろうと感じた。
機転のきいた考え方…それはちょっとの落ち着きが影響してくる
落ち着けば物事に応じて、とっさに心が働き、うまい考えがわくことももしかしたらあるのかもしれない。
その人の姿をみて、わたしも色々な視点をこれからも学ぼうと思った。
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