乳がん治療編:CAT③告知
平日だったのもあり、1人で病院に検査結果を聞きに行った。乳腺科の若い女性医師に部屋に呼ばれ、初期の乳がんと告知された。一気に頭が真っ白になった。やっぱりか、とかとも思ったけれど、それよりも年末に日本へ帰る航空券を買ってしまっていたし、帰れるのかの方が不安で、『手術は日本から帰ってからではダメですか?』と聞いたほど。でも医師からは「出発までまだ時間があるし、大丈夫。」と言ってもらえて、安心した。
そして、この時はまだ部分切除や全摘などの英単語も知らず、どうにか知っていた「Nipple(乳首)」はどうなるのか聞いたら、部分切除だから大丈夫と言われ、ひとまず乳首は残せるのかとほっとした。
告知後、すぐに働いていた職場のマネージャーに乳がんであることを告げ、2日後に辞めさせて欲しいと言った。仕事をする気分でもなかったけど、すぐに辞めて迷惑をかけるのも嫌だったし、キリの良い週末まで働いた。この時、堅物の寿司職人さんが「内緒だよ。」と、お刺身の盛り合わせをくれたり、事情を知っている方たちからプレゼントをもらったり、その気持ちが嬉しかったし本当にありがたかった。
病院からもらった分厚い英語の資料を辞書で調べながら、全部読んだ。今思うと翻訳アプリなどがあったら違ったのかもしれないが、その当時は知らなかった。イギリスで乳がんに関する情報を検索しても、ほとんどヒットせず、唯一出てきた女性のブログには、抗がん剤の副作用が強く、嘔吐して救急病院に駆け込んだ話が書いてあり、私にがん治療の怖いイメージを植え付けた。もっと早くピアリングに出会えていたら…。
<補足説明>
乳がんの治療は、遠隔転移していることが明らかな場合を除き、手術によってがんを切除することが中心です。主な手術には、「乳房部分切除術(乳房温存手術)」と「乳房全切除術」があります。手術前にBRCA遺伝子に変異があることが分かっている場合、手術の選択肢が変わることがあります。
出典元「国立がん研究センターがん情報サービス」
次回予告:CAT④家族
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この物語は、
誰か大事な人を思い浮かべたとき、その人が喜んだり笑ってくれるような「真面目にふざける」ことを発信する事をモットーに、乳がんになった人を次々に元気にしていく、スーパー主婦戦隊「乳がんカンジャー」4人➕🐶 のストーリーである。
4人のメンバー個々の治療編の話は、身バレ防止の為、多少のフェイクは含みますが、ノンフィクションの体験記です。みなさんの参考になれば幸いです。
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40代主婦たちの乳がんカンジャー物語。
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