norio takamiya 高宮典夫

今年72 歳になった。1989年11月からオーストラリア在留中の2006年妻由美子は、モヤモヤ病に起因する脳出血を発症する。2012年,由美子の治療に専念するために日本に帰国。その後数か月して、典夫がパーキンソン病と診断される。現在由美子と2人で日本で病と闘いながら暮らす。

norio takamiya 高宮典夫

今年72 歳になった。1989年11月からオーストラリア在留中の2006年妻由美子は、モヤモヤ病に起因する脳出血を発症する。2012年,由美子の治療に専念するために日本に帰国。その後数か月して、典夫がパーキンソン病と診断される。現在由美子と2人で日本で病と闘いながら暮らす。

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初めまして。まずは挨拶と自己紹介から

ブログという発信の場の存在を知りつつも、自らのITリテラシーの未熟さはもとより、パーキンソン病の進行も重なりキーボード操作にもやたらと間違いが増え、イライラが募り出しpcに向かう機会が減ってきていた近頃、70歳の誕生日を迎えたこの機を口実に、日記エッセイまがいの書き物に挑戦しようと、今こうしてカシャカシャとキーを押し始めた。 そう、私はパーキンソン病を患う70歳の老人(初老か?)。1歳若い妻も闘病中で、脳血管障害のモヤモヤ病に起因する脳卒中を2度経験している。そのせいで病状

    • 絵画コンクールに応募した

      事の始まりはNHK朝ドラ「らんまん」だった 事の始まりは、NHK朝ドラ「らんまん」だった。4月から放映されたこの連続ドラマはかの牧野富太郎・植物学者の生涯をドラマ化したものである。英国のBBCやオーストラリアのABCと比較して、時の政権を批判するジャーナリズム精神に欠けるNHKは、「72時間」と「ブラタモリ」以外は見ることがすくなかった。そのNHKにチャンネルを合わせたのは、主人公牧野富太郎に対する興味からであった。 読書好きであった亡き父(父は私が4歳の時に他界した)の

      • ミカンメ君のこと(パート2)

        ミカンメ君が働いていると言っていた鶴見の割烹料理店を訪ねると、彼は既にその店を辞めてしまっていて、どこにいったかは分からないと言われた。

        • 大変気になる音楽

          大変気になる音楽に、4年遅れで出会った。ミュージシャンの名前は、ジェフリー・グルムル(Geoffery Gurrumul)という、盲目のシンガーソングライターで、オーストラリアの先住民のアボリジニである。私が彼の存在を知ったのは、由美子が脳血管の手術から回復過程にあった2008年頃で、日本への帰国を決意する前だった。彼は伸びのある高音と美しいメロディーラインで評判のミュージシャンだった。でも私が好きだっのは、彼がコラボしたブルー・キング・ブラウン(Blue King Brow

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        初めまして。まずは挨拶と自己紹介から

          https://1drv.ms/w/s!AhFWAedVtoTTgrtNzIg15HcpSfowYQ 以上は出身小学校から依頼された創立150周年記念誌に寄せた一文である。千葉県佐倉市にあるN小学校に私が入学したのは昭和33年の四月だった。

          https://1drv.ms/w/s!AhFWAedVtoTTgrtNzIg15HcpSfowYQ 以上は出身小学校から依頼された創立150周年記念誌に寄せた一文である。千葉県佐倉市にあるN小学校に私が入学したのは昭和33年の四月だった。

          ゆく河の流れは絶えずして

          ”ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず“なのだ。ここに皆さんに読んでもらいたい文がある。それは私が、自身の出身小学校の150周年誌に寄せた一文であるが、ここに引用したい。 時が経てば経つほど、記憶はフィクションに色づかれてくるものだ。60年もの月日が経過すれば、次から次へヴィヴィッドによみがえる記憶も、その鮮明さゆえにこそ、真実から遠ざかっていると警戒した方がよいだろう。それとは逆にあいまいな記憶ほど真実に近いような気がする。振り返る過去は後悔に、進みゆく未来は

          ゆく河の流れは絶えずして

          気になる音楽♯3

          benjamin clementine は気になるミュージシャンだ。

          レモンと自転車

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          由美子の新リハビリ日記

          由美子の新リハビリ日記

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          気になる音楽#2

          kate tempest は気になる。 あれは何年前になるのだろうか。オーストラリアの国営放送ABCの"QANDA"という公開討論番組で彼女を見たのは。―ここで当の番組を調べてみたら2016年の5月16日の放映となっていた。さらに調べると彼女がラッパー兼ポエットとしてオーストラリアでパフォームした最初は、2013年だった。私達が日本に帰国したのが、2012年の2月だったのだから、彼の地のテレビでkate tempestを見たという私の記憶は正しくないことになる。この記憶違い

          気になる音楽#2

          ゴッホの寝室

          崇敬するゴッホの油彩画”ゴッホの寝室”の立体版である。木材、布、段ボール等のミックスメデイアを用いた。サイズは、24㎝x27㎝x20㎝。 #私の作品紹介

          由美子のリハビリ日記

          上載した6枚のイラスト日記は、オーストラリアで脳出血で倒れた由美子が約3か月の入院を経て、自宅でリハビリ生活を強いられた時の様子をイラスト入りで記録したものである。 発症の原因は、当初は解明されなかった。というのは、オーストラリアでは、モヤモヤ病の発症は極めて稀で当病院(Wollongong hospital )では初めての事例だったからだ。入院後1週間程したある日、担当医から do you know moyamoya desease? と尋ねられた。

          由美子のリハビリ日記

          気になる音楽

          韓国のイ・ラン(이랑、Lee Lang)というミュージシャンが気になっている。たまたまYouTubeで観て、その不思議な魅力にひきつけられた。私は韓国語が出来ないので、楽曲のまずボーカルについてだが、イ・ランのそれは、メレディス・モンク (Meredith Monk、現代音楽に分類されるミニマルミュージックのアーテイスト)歌唱スタルを彷彿させるのだが、これは意図的なのだろうか?Meredith Monkは、歌唱音声をスキャットとして、楽器のように発声させながら、同時にダンスの

          気になる映画

          *上の画像は、自作のインスタレーションで、タイトルはDice Manという。"Dice Man"はルーク・ラインハルト(Luke Rhainehart)の小説からの引用で、自らの行動の決定や判断を、サイコロを振って決めるという物語にインスパイアーされた。素材は主に木材で、9x12、108個のサイコロから粘菌らしき生き物が増殖している。サイズは120cmx150cmx20cm。 ジム・ジャームッシュの"パターソン"は気になる映画だ 映画を観ながら、「ああ、どうかこのまま何も

          気になる言葉

          ”But the effect of her being on those around her was incalculably diffusive: for the growing good of the world is partly dependent on unhistoric acts; and that things are not so ill with you and me as they might have been, is half owing to