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私のアストロバイオロジー研究

私は大学で天文部に所属している。

星を見るのが好きなのはもちろん、遠い遠い宇宙の不思議さをついつい考えてしまうときがある。

私たちを構成している元素はきらきらと輝く、燃え盛る星の内部でつくられ、星の爆発によってまき散らされたものだ。

だから、生命はみな星の子、ということができる。

もしくは、物質はみな星の子、もありかもしれない。

地球がどうやってできたのだろう、と疑問を持ち研究している人もいる。

生命はどうやって誕生したのかに迫ろうと研究する人もいる。

私は、宇宙論を理解したい、という謎の欲求からネット検索をはじめ、素敵なスライドに出会った。

誰でもアクセスできるサイトなので、ここで紹介しても文句は言われないだろう。

2008年と少し前に作られたものだが、今の現状とそう変わる内容ではないと思う。新事実は日々、科学者たちが明らかにしているが最新の研究に至るまでの道筋、考え方を知っておくのも楽しいことだろう。

このスライドの最後に「課題」がある。講義をとっている東大生に向けたものだ。

宇宙論 須藤先生

どんな人でも考えることはできる。自分なりの考えを練って、他の人と意見交換してもしなくても、どちらでもよい。私は楽しく過ごせればそれでよい。

私の考えは以下である。

物質やエネルギーが天体諸階層の姿を決めている。物質があると力が生じる。物質があるとその周辺に温度が伝わり、空間も変化する。周りの空間中に多くの物質があると相互作用しあい、それら1つ1つが小さな相互作用であっても大きな変化となっていく。はじめに分布された物質のサイズ、物質量が重要な因子となると考える。物質は分解していき、より多くの物質を周りにまき散らしていく。本当の宇宙の始まりは何通りもあったのではないかと考える。発展していく宇宙もあれば短時間で膨張を終える宇宙もあるのだろう。我々のいる宇宙が長い寿命の宇宙なのか、標準的な寿命の宇宙なのかどうかは他の宇宙空間と比較しないと分からないままだろう。


我々が観測できる領域の外側に全く異なった天体諸階層が存在することはあると考える。一見異なって見えるが、我々の知る天体諸階層と似ているところもあると考える。物質の密度が我々の知る宇宙と同程度で、かつ宇宙の膨張が進んでいない領域であるならば、我々が観測している宇宙よりも天体間の距離が近く、現在発見されていない性質の天体や物質も存在するだろう。いわば過去に存在し、現在存在しない物質である。我々の観測している宇宙よりも時間が進んでいる宇宙空間では、膨張しているにせよ、収縮しているにせよ、我々の知らない物質やエネルギーのふるまいが見られるのかもしれない。全く異なった天体諸階層の可能性を信じるのは、現在の物理法則がこれからも発展していくであろうと考えるからである。もしかしたら我々の知る天体諸階層に変更が加わることになるのかもしれない。全く異なるといえるのかどうかは各人の解釈に依る。


我々は炭素化合物から成る生物しか知らない。他の系外惑星でも炭素が豊富に存在するならばある温度条件下で地球と同じような進化で生命が誕生すると考える。この場合、共通性は炭素、水素、窒素、酸素原子から生物が成るところである。宇宙空間中で、安定に存在でき多く局所的に存在した元素から生命は成ると考える。よって、系外惑星系の環境が太陽系とどの程度異なるかによって生命体の形状や生活環も地上の生命体とどの程度異なるかが決まるだろう。系外惑星系にホウ素BやベリリウムBeが多く安定して存在するならば、それらから成る生命体もいるのではないかと考える。この場合、地上の生物との共通性は水素を用いる点、恒星からの温度やその惑星環境に依存して生息する点などである。

地球外生命体に質問したいこと
気体、液体、固体という物質の状態は当たり前なのか?
地球外生命体の環境の認知能力や彼らの生活環境を知るため、地球人の物質のとらえ方や使い方と比較するために聞きたい。もしかしたら、我々からすると非日常的な物質状態のものを日常的に使う生命体がいるのかもしれない。
物理法則を見出すことは容易か?
もし容易と答えられると私たちの知らない法則や考えも彼らから学べるかもしれない。容易でないと答えられたとしても、科学について議論することができるであろう。
生物は多様に存在しているか?
言葉や言語は多様に存在しているか?
読み書き、歴史について学ぶか?

地球人、地球内生命体との共通性を探るために聞きたい。過去を記憶し、(過去の出来事が何らかの形で残り)未来へ伝えていく(伝わっていく)という流れは他の惑星内の生命体も行うことなのだろうか。遺伝物質が共通なのか、それとも物質は違えども、性質や機能は共通なのかどうか、推察できる。生物多様性は生命体が存続していくためにあるのだと思う。それは惑星をこえても共通するだろうと考える。




考えるのに知識の多さは関係ない。真に正しいことはまだ発見されていない可能性は大いにある。

地球外生命体の形状は案外、ポケモンの中のキャラクターに似ていたりするのではないか、幽霊みたいなガス状の生物、気球型のような生物も想定できるのではないか、などなど、考えるとき、想像を巡らすときはなんでもありなのだ。

自然現象には論理がかなわないものも多い。人々がどうにか枠組みをつくろう、枠組みに知っていること、観察、発見したことをおさめようと、せっせとせっせと労力を使っているのだ。

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