中村家御先祖についての一考察
当家のルーツについては、詳らかでない部分が多い。
中村家は、「近江屋」を屋号にした津軽藩の御用商人だった。文政年間(1818~30)の津軽長者番付(尾崎竹四郎著「新釈青森縣史 資料編」)では前頭筆頭に載った商家であった。
中村のもとの家名は、福原であり中世の頃は近畿地方の近江国(現在の滋賀県)を拠点にした武将(城主)だったというのが伝承である。
戦に負けた当家のご先祖は、津軽家に呼ばれて津軽地方へ来たという伝承もある。(圓明寺の下間節子さん談 何故どういう経緯で呼ばれた