
関西美術院 裸婦デッサン一週間 (8月)
関西美術院をご存知だろうか。
明治の洋画の先達、かの浅井忠が設立した日本で最も古い画塾として知られる。
京都行きが決まった時、「関西美術院で絵を描く」というリストを作った。

これまで機会を見つけて人物デッサンの会には参加しているが「固定ポーズで一週間描く」というのはほとんど経験がない(大学の時1回くらいかったかもしれない)。
そのため大変充実した一週間だった。
最初の1枚は木炭で、もう一枚はパステルで描いた。
木炭デッサンは30年ぶりくらいだろうか。大学入試や大学での授業で描いて以来なので、だいぶ描き方や道具を忘れた(擦筆を忘れたし、ガーゼもパンも用意できなかった)がとても楽しかった。
「あの頃の懐かしい、あの時間」というものが蘇るような気がした。パステルは以前にも書いたけれど、古い画材をいただいたものだ。なるべく使い切りたいと思うっているが、普段使い慣れない画材なので難しかった。
今回の一週間を振り返ってみる。
8月19日(月曜日)
鉛筆、エスキース、構図、20分
木炭デッサン20分×4
鉛筆、ディテール確認、20分

足の太い感じを描きたい


8月20日 (火曜日)
木炭デッサン 20分×3
水彩ドローイング 20分×3




8月21日(水曜日)
木炭デッサン(2時間)

8月22日(木曜日)
パステル 有色下地 水彩でデッサン
痛恨にも画材を忘れてしまった。がっかりだ。
仕方がないので、水彩絵の具の「ジョンブリアンNo1」でちまちまとデッサンして1日を終えた。これの1日はロスになってしまった。

8月23日(金曜日)
気を取り直して、画材を用意した。ソフトパステルとパンパステルで描き込みをする。今回は参加者の人たちを描きたかったので、イーゼルや椅子のデッサンに力を入れた。

8月24日(土曜日)
パステル パステルとパンパステルで描き込み
あまり描きすぎると彩度が落ちそうなので、途中に水彩ドローイングしつつ進めた。
絵は描き込みすぎると良くないが、描けばそれなりに描いてしまう。
次回の課題としたい。



関西美術院について、詳しくはこちらのリンクをご覧されたい。1本目はウィキペディアより、2本目は関西美術院のサイトより引用してある。
室内の様子などは大変に美しいのでぜひみていただきたい。100年以上のアトリエの佇まいは本当に素晴らしい。機会がある方はぜひ参加してみてはいかがだろうか。
次回はクロッキーに参加してみたい。