見出し画像

さようなら、土に還りたかった自分

「土に還りたい」

数年前、息をするように発していた言葉。
振り返れば、当時の自分はモチベーショングラフの枠から大幅にはみ出した底の方でただただ漂っていた。
それまでずっと蓋をしてきた問題にひょんなことから気付いてしまって、その苦しみを自分一人ではどうにもできなくって。
苦しみから逃れたくて、どうにかその状況から脱したくて、地上に顔を出そうと必死に足掻いていた。

正直なところ、もう全ての苦しみを断ってしまおうと考えたことだってあった。けれど勇気もないから、静かに土に還りたい。そんなことばかり考えていた時期があった。

もちろん人間としてそれなりに生活は送っていたけど、いつもどこか孤独で、世界が怖くて、寂しかった。その感情を持て余していた。

そんな状況が変わったきっかけは、1年半前に結婚したこと。パートナーという名の愛情の塊は、輪郭がぼやけて薄暗かったわたしの世界を、はっきりと明るいものへと導いてくれた。
結婚してから季節を一通り巡り、生活にも落ち着きが出た頃には、新たな場に出ていくエネルギーが湧き出てきた。

マズローの欲求5段階説に当てはめると、結婚で社会的(所属と愛の)欲求が満たされて、ちょうど承認欲求が現れたタイミング。
そこで出会ったのが、POOLOだった。

参照元:https://www.jimpei.net/entry/maslow


とはいえ、POOLOに入ることを決めた時はそんな小難しいこと一切考えていなくて、ただただ楽しそうとか、友達ができればいいな〜ぐらいの気持ちだった。

8ヶ月を終えた今、めちゃくちゃ楽しかったし、たくさんの気付きがあった。
それらをまとめて、卒業制作にしようと思う。


自分に向き合うって、孤独でネガティブなことだと思ってた

POOLOでは自己ビジョンや自分なりの豊かさをひたすらに問われるため、必然的に自分と対話することが増えた。
でも、昔とは向き合い方が変わった。

「土に還りたい」と本気で思っていた当時から自分と向き合うことはしていたけれど、抱えていた課題の性質的にもとにかく苦しいもので。
自分について考える時はネガティブな言葉しか出てこなかった。
あれが苦手、自分の弱みはここ、強みなんてない…。

人に頼ることや自分の苦手を話すこと=誰かに迷惑をかけることだと信じて疑わなかったから、辛くても一人でどうにかしてしまいがちだった。自分で解決できない問題があったら、ただその問題をなかったことにするだけ。
後ろやマイナス面ばかりを見る、悲しい向き合い方をしていた。

だけど、POOLOに入ってからはポジティブに考えられるようになった。
あれが好き、これがやりたい、これができるから一緒にやらせて…。
理由を考えてみたら、POOLOのみんなが前向きだからだと思う。自分の好きや夢を楽しそうに語る。苦手なことは他の得意そうな人に頼る。そして、伝えられた側は相手の苦手を受け入れて、さりげなく配慮する。
そんな温かい環境にいい意味で適応してしまった。

今は、自分の凸凹にフィットする生き方を考えたり、他の人も頼ってみたり、先の楽しいことにわくわくしたりするような、前向きでハッピーな向き合い方ができている。これ、大進歩。

暗闇の中で生きていた頃は、過去も苦しんでいる状況も全て記憶から消してしまいたかったけど、ネガティブで苦しんだ過去も、確実に今に繋がっている。
暗黒時代の自分も受け入れて、まるっと大切にしたいと、今なら思う。

そう思考が変化したのも、わたしの気持ちや行動を明るく受け入れてくれたPOOLO4期生のみんながいたからだなあと、しみじみと実感しています。

卒業旅行でわたしの強いわがままが叶って行ったエネラン
めっちゃ楽しかったし、個人的には聖地巡礼できて大満足😂


“当たり前”が強みになり得る

POOLOに入る前、というか暗黒時代から、自分のいいところなんてないと本気で思っていた。
わたしができることはみんなもできる。特別秀でたスキルなど持っていない。平々凡々。特技?何それ美味しいの?といった具合。(この思考自体がネガティブそのもの…)

けれど、蓋を開けてみたらどうでしょう。POOLO内での対話を経て自分の強みに気付けた。強みを活かせそうな企画に参加したし、企画側も経験した。

例えば、企画の“裏側”をサポートすること。
元々スプシで情報をまとめる、関数で作業を簡略化する、といったことを日常的にしているんだけど、周りに話すと結構驚かれることが多くて。笑
当たり前だと思っていたことが、人に話すことで当たり前じゃない=自分の強みだと気付けた。

だから運動会ではタイムテーブルを作ったり金銭管理したりと、見えない部分のサポートを自分なりに頑張ったつもり。

運動会を企画したnチームで受賞🏅
で、打ち上げいつやる?


例えば、デザイン。
元々好きだったことで、自分の生活には当たり前に溶け込んでいるものだけど、全員が全員できるわけじゃないんだ、ということに気付けた(自分もまだまだ勉強中だけど)。

だから、運動会のポスターやnoteのサムネ作ったり、スライドのデザインちょっと凝ったりしてみた。

そして何より、自分の強みと苦手なことを認識して一緒に活動する仲間に伝えると、凸凹を上手に補えるようになるのだと知った。
第3タームのチーム活動はそれを特に思い知った期間だった。

第3タームで同じチームだったメンバーと。
共創の洗礼をたくさん浴びて大変だったけど、本当にいい思い出。


現時点での自己ビジョン

こんな気付きたちを元に考えた現段階での自己ビジョンは、この2つ。

・マイペースに進み続ける
・トキメキを届けるマルチクリエイター

POOLOに入ったのは、マズローの欲求5段階説で言う社会的欲求が満たされて、承認欲求が現れた段階。
この8ヶ月間のチーム活動や企画を通して、その承認欲求が満たされつつある。
これからは、自己実現の欲求に取り掛かるフェーズだ。

「トキメキを届けるマルチクリエイター」になるために、マイペースに進み続ける。

今の自己ビジョンは、自己実現の欲求を顕著に現したものだと思う。
実現させるためにやることも決めた。不安がないわけではないけど、楽しみな気持ちの方が勝つ。

今はもう、「土に還りたい」とは思わない。
周りにある幸せや、目の前の楽しみな予定、もっと先に出会うであろうライフイベントに心を躍らせていられる今の自分が、最高に大好きだ。

夏のエモ会@江ノ島🎆
この時ほぼみんな初対面で、まだ探り探りな会話してたなあ。笑


POOLO入学直後のわたしへ

入学して間もない頃のnoteに、やりたいことを書いた。

POOLOで4期生みんなと過ごした時間を、1つの形として手元に残したい。写真なのか、映像なのか、ポスターなのか、形はまだ決まっていない。けれど形として残すことで、いつか記憶が薄れていってしまっても何かの拍子に思い出の形を見つけたら、すぐにその時間に思いを馳せることができると思うから。

入学直後のnote

叶った。

運動会で寄せ書きやアートを作る共創ワークをしたり、卒業アルバムを作ったり、チーム活動でnoteを書いたりと、手元に残る制作物ができた。
何より、オンライン・オフラインの活動を通して撮ったたくさんの写真がある。
この先の人生で、見返しては懐かしむことができるのだと思うと、また生きていくのが楽しみになる。

運動会で書いた寄せ書きは大切な宝物

▼第3タームの活動で書いたインタビュー記事。ぜひ読んでほしい〜!


もう1つ、入学直後のnoteに書いた言葉がある。

POOLO4期生としての8ヶ月が終わる頃、あの日の決断は最高だったと言えるよう、無理なくゆる〜く、みんなと関われたらな。

入学直後のnote

8ヶ月前のわたし、最高の決断だったよ!
そうはっきり言えることが本当に本当に嬉しい。それも全部、最高すぎるPOOLO4期のみんなのおかげ!

卒業旅行で南紀白浜へ!何度見てもこの写真エモい🫶
伊豆旅行で靴下マニアから靴下もらった◎
オフでPOOLOメンバーと集まる時は絶対に履いていってる🧚‍♀️


それから、POOLOに入るにあたって背中を押してくれたパートナーへ。
MTGが夕飯の時間と被りがちで、時間調整したり、家事を任せたりとたくさん労力かけちゃったけど、ひとつも嫌な顔せず引き受けてくれて、終わった後はわたしのまとまらない感想を聞いてくれて本当にありがとう。
わたしが安心していろんなところに飛び出していけるのは、あなたが隣にいてくれるからです。これからもずっとずーーーーーっと、よろしくね!


改めてPOOLO4期生へ、ありったけの感謝を。
みんなとは、たくさん話して、たくさん遊んで、たくさん笑った。プログラム上、卒業という区切りはつくけれども、末長く繋がっていられる気がする。いや、そうできるようにするんだ!!

やっぱり、必要な時に必要な人たちに出会えるものなんだな💌
みんな、これからもよろしく〜〜〜〜!

だいすき!

いいなと思ったら応援しよう!