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3行じゃない日記20241019

(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、
あの名作小説を面白く読む方法/三宅香帆

小説を読んだふりにしないコツが作品ごとにテーマを決めて
書かれている。全部読んでみて、いつも知らず知らずのうちに小説を読む時に考えていることだなぁと思った。
こういう内容にふれたので、
自分の小説と読書への気持ちを書いてみる。

少し前に小説が苦手だと思う理由を目にすることがあって
「物語の背景も登場人物も全部想像しなくちゃいけない」
「そもそも話の展開についていけない」
「1文1文読むのにすぐ戻ってページが進んでいかない」
とても興味深かった。
自分にはすべて面白くて、
だから小説が、物語が、本が好きなのだ。

しかし、自分も海外小説に出てくる登場人物の名前やカタカナの羅列が全く読めない時期があって、その点では苦手な理由を理解出来る部分がある。

最近になってやっと、無理に読み切らなくてもいいし
どっかで面白いと思える場面があるかもしれないし、
もうちょっと読んでみるかとか、確認しに戻ればいいやとか
自由に読めるようになってより面白がれるようになった。
なんなら目次の裏とかについている登場人物一覧を
しおりか下敷きみたく移動式にしてほしいなとめくりながら思う。

読書は自由でいい。
自分の好きな解釈をすればいいし、わからなければ
作者本人の声を探すのもいい。
読みこんでいるひとの考えを知って、読み返すのもよい。
どんでん返しで主人公に裏切られるのもまた一興。
共感してなんとも言えない気持ちや
感情の波におそわれるのもサイコー!!


実際に作品に触れる第二部も面白かったけれど、
第一部の小説の読み方基礎講座のなかの
積ん読とタイミングについてのエッセイも面白かった。

今は気分じゃない。
ってときが仕事し出してから本当に増えた。
読みたいーーーと思って買ってきたのに
いつの間にやら立派な積ん読タワーが至る所に
出来上がっている。

学生の時もあったのだけど、
なんだかんだ体力も自由な時間も有り余ってるし
いちばん読んでいた時は集中すれば10冊程度
1日で読みおわっていた。
本屋で買ってきた本や漫画だってすぐに封を開けて
その日のうちに読み終わっていた。
ハリーポッターにダレン・シャン、
はてしない物語やナルニア国物語、岩波少年文庫。
子どもの頃に読んでいてとても良かったと思う。
今でも勿論わくわくはするけれど、絶対的に考えることや
思うことが違っているし、大人になると少なからずねじ曲がっている。

でも、大人になって神経質になったり、ねじ曲がったところが新しい気付きに繋がることもある。時に正義のヒーローに疑問を持って、悪役を賞賛したくなることだってある。
日常を愛して、代わり映えのない穏やかな日々を見れば安心するし、丁寧な生活にたまに憧れる。

タイミングがばっちりあって
寝かせてあった本に集中できると最高に嬉しい。
次の日が休みの宵っ張り、旅行の時や電車で出かける時、
喫茶店で好きなもの頼んで読む時が至福。

ただ必ずしも、内容がハッピーエンドかと言われればそうでもない。そういう時が小説のテーマが抱える悩みと自分の感情がリンクして入り込む時なのかもしれない。
自然と関連した本を選ぶからまたそこでも気付きが生まれる。
その繰り返しがたまらないのだ。

断捨離についても最近面白く読んだのだけれど
本についての扱いだけは見なかったことにする。

積ん読なんて無駄。
読み返さない本ばっかり。

それだけは強く否定する。
どんな周期になるかはわからないけれど必ず読み返す。
背表紙のタイトル見るだけでもわくわくする。
読むから本棚に揃えているのだ。積ん読タワーがあるのだ。
中身だけじゃない。眺めていても嬉しい。
そういう本を集めているのです。

読書しよっと。

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