【短歌】最終の東京行きに飛び乗った

この街の全ての道に思い出があるからここを出なきゃと思う

街汚し煙を散らしともす火が僕らにとって命の灯

がたごとといったいどこまでいけるかな阪急電車と我が人生

いっぱいの愛をもらって育ったよ愛を受けたらこれになります

「何事か成し遂げるまで帰らない」一大事起き翌日帰る

最終の東京行きに飛び乗った終電時間間違えていた

大阪に置いてきたのは友達と地銀の口座最後の恋

「だい」と打つ予測変換「だいすき」と出てくる人生生きて良かった

目の前でまわる大型洗濯機ぼくもせかいもまわれよまわる

強いから開けたんじゃなく弱いから開けたのだろう軟骨のピアス


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