nYolo

ロードバイクのカスタムが好き。ロードバイクで走るのが好き。マシンのカスタマイズや、レース・ブルベ・チェレンジライドについての備忘録を置き落としていくよ。マシンはOGREとEQUILIBRIUM。 https://twitter.com/nYolo7900

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最近の記事

一桁国道キャノボ完全制覇回顧録

2024年10月14日7時37分。私は東京日本橋の道路元標前にひとり佇んでいた。 前日夜仙台を出発して国道6号線を353km駆け抜けた、そのゴールだ。そしてこれは自身にとって初めて、そして史上でも初めての一桁国道キャノンボール全達成の瞬間だった。  ** 振り返れば、私のキャノボ挑戦の歴史は2016年のクリスマスイブまで遡る。この日に私はキャノボ達成のチャンスがあるかの脚試しに初級キャノボを敢行した。このときはパンク等トラブルに阻まれながらも17時間39分でゴールし、手ご

    • macchiのオーダーフレームロードを買いました

      はい。どうもこんにちは。オーダーフレームはいいぞおじさんこと、nYoloです。 今回はですね、表題の通り新車を買いましてね。その紹介をして参りますので、皆様どうぞお付き合いください。 では早速全体像とスペックから。 どーん! ご覧ください! ハイペロンウルトラ、スーレコワイヤレス、HPPMという現行カンパ三種の神器コンプリートです! これぞ信仰心。 総額? 聞かぬが華よ。 アクセサリー類無し、フェンダー込みでの総重量はほぼ9kgフラットでした。 今回のニューマシンは次

      • Mt.富士ヒルクライム2024

        私にとって富士ヒルというものは鬼門だった。 とにかく相性というものが悪いのだ。 ハルヒル40分43秒(年代別8位入賞2023)、神河ヒルクライム39分15秒(チャンピオンクラス4位2023)のリザルトから見れば富士ヒルゴールド安全圏内なのはほぼ間違いないのに、謎の壁に阻まれるかのようにそこへ届かないのである。何度言われたかわからないほど「ゴールド取れるでしょ?」と言われてきたが、いつまで経っても「取れそうではあるんだけど……」と答えるしかないのだ。 特に満を持して臨んだは

        • パリ~ブレスト~パリ 2023 参戦記

          はじめに(お詫び)  本記事は2023年冬のコミケで同人誌として頒布予定だった原稿本文です。  事情により本としての体裁にまとめることができず、note公開という形で供養する格好になりました。ご期待されていた各位にはこの場を借りてお詫びします。 序章-フランス1日目-  15時間に及ぶロングフライトを経て、フランスはシャルルドゴール空港に降り立った。  1891年発祥の100年を超える歴史を持つ、世界一”格”の高いブルベ「パリ~ブレスト~パリ」(以下、PBPと表記)。パ

          第10回榛名山ヒルクライム(2022ハルヒル)参戦記

          顧客満足度ナンバーワン(要出典)の呼び声高いヒルクライムレース、榛名山ヒルクライム。通称ハルヒル。 そんな魅力的な大会が、2020年はまさかの中止に泣き、2021年も県外不可侵のお触れにより出走叶わず、2枚の二千円札を蓄えること幾星霜。 2022年となった今年、自身にとって4年ぶりとなるハルヒル参加を果たしたのであった。ほんと持ちわびたぞ。 これまでの自己ベストは47:03。これは間違ってエキスパートで出走したグロスタイムなのでネットタイムはもう少し短いがそんなもん。

          第10回榛名山ヒルクライム(2022ハルヒル)参戦記

          【門司→鹿児島】国道3号線キャノンボール【13時間05分】

          ◆忙しい人のためのあらすじ◆ R3瞬殺した おはこんばんちは。 2022年もGWがやってきましたね。執筆時のいまはもうすぐ終わりますが。 GWと言えばなんでしょう。そうですね。キャノボウィークですね。 2020年と2021年は緊宣で自粛を強いられていたので久しぶりに大手を振ってチャレンジできました。 さて、元々はR9の下関→京都キャノボをするつもりだったのですが、オフシーズン中のサボタージュが過ぎて超過酷なR9に耐えられそうにないと日和り、一桁キャノボシリーズでは2番目

          【門司→鹿児島】国道3号線キャノンボール【13時間05分】

          ハッピーライヴ ショウアップ!のコンセプトを読み解く【ネタバレなし感想】

          ハッピーライヴショウアップ(以下、ハラショウと呼称)をプレイしました。 『"Next Generation" FAVORITE』と謳い、ブランドロゴデザインも一新。生まれ変わりを目指した本作がどのようなコンセプトを持って誕生したのか、ゲームの感想を交えつつ独断と偏見で考察してみました。 ネタバレなしのつもりですが、物語のざっくりとした構成やキャラクターの核心には無関係な発言などでもネタバレだと感じて忌避するような方は閲覧されないほうがいいです。 目次 ・制作陣営の雑感 ・

          ハッピーライヴ ショウアップ!のコンセプトを読み解く【ネタバレなし感想】

          Ride Around Aomori 2020 参戦記

          表題のレースに参加して来ました。 あまりにも情報量が多いので、こうしてnoteにまとめようと思った次第です。話題が多すぎるので固有名詞や用語については一部説明を省きますのでその点はご容赦ください。 目次 ◆Ride Around Aomoriとは ◆前日譚 ◆実走レポート ◆後日談 ◆データ Ride Around Aomoriとは それは突然のアナウンスでした。 今年の年始早々、Twitterのタイムラインに驚きのpostが流れてきました。 それがこちら↓ なんとRA

          Ride Around Aomori 2020 参戦記

          【前輪駆動リカンベント】CRUZBIKE V20を買って乗れるようになるまでのお話(中編)

          前編からの続きです。前編は以下のリンクからどうぞ。 中編は乗れるようになるまで……つまり初心者がああでもないこうでもないと試行錯誤して乗れるようになる過程を、覚書きも兼ねて書き連ねます。 もしもCRUZBIKEを購入検討、またはたった今買った人がいれば参考になるかもしれませんので、そういった需要も意識して書こうと思います。 ステップアップの順番は下記の流れです。 ①発進(平地) ②直進 ③旋回(Uターン) 公道へ出られるようになるまで◆発進(平地) V20を買ってき

          【前輪駆動リカンベント】CRUZBIKE V20を買って乗れるようになるまでのお話(中編)

          【前輪駆動リカンベント】CRUZBIKE V20を買って乗れるようになるまでのお話(前編)

          去る2020年1月25日。我が家に新しい自転車が迎えられました。 数ある自転車の中でも異形の自転車『リカンベント』、そのリカンベントの中でもさらに異端なMBB(Moving Bottom Bracket)という駆動機構を採用したリカンベントを売り出す米国メーカーCRUZBIKE製のVENDETTA V20というモデルです。 先週になってやっとまともに乗りこなせるようになったので、ここまでに至る経緯を綴っておきます。 これから買うつもりの方はひとつご参考までに、買う予定がない方

          【前輪駆動リカンベント】CRUZBIKE V20を買って乗れるようになるまでのお話(前編)

          さくら、もゆ。人物相関図

          私なりに解釈した内容で『さくら、もゆ。as the Night's, Reincarnation』の人物相関図を作りました。 シナリオ一周したけど全体の理解が追いつけない方など、情報の整理にお役立てください。 例によって重大なネタバレを含んでいますので、未プレイの方は閲覧をご遠慮ください。 図は以下スクロール先に掲載します。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ あくまで個人の解釈なので間違いがあるかもしれませんがご容赦ください。 以上

          さくら、もゆ。人物相関図

          【いろとりどりのセカイ考察】霧島時雨とは何者なのか?

          FAVORITE制作のPCゲーム『いろとりどりのセカイ』。 この物語は主人公の鹿上悠馬とメインヒロイン二階堂真紅を中心に広がっていくものですが、この記事はこの二人のセカイの舞台裏に無数に存在するいくつもの物語のひとつ、謎多き人物・霧島時雨にスポットを当ててみました。 彼と彼にまつわる人々の情報を、知り得る限りの裏設定も含めて洗い出し、行動を整理して浮かび上がってくる彼の物語。彼の過去に何があり、そして何をしているのか……。不明な部分は辻褄が合うように非公式設定を肉付けして私な

          【いろとりどりのセカイ考察】霧島時雨とは何者なのか?

          BRM622神戸400Granfondo Stage.3但馬山塊

           表題のBRMに参加してきました。400kmブルベですが、このブルベは普通ではありません。あおばヒドイと称される横浜あおばスーパー酷シリーズや悪名高い岡山、四国等、全国津々浦々を駆ける某ランドヌールをして『国内最凶クラス』と言わしめる神戸のグランフォンドシリーズ、そのStage.3が今回の舞台。神戸を発ち、但馬エリアのよくわからん林道をたらい回しされ、最後に六甲で締めくくられる、獲得標高7400mの超級山岳ブルベです。それでは実際にこれを走ってみてどんな様子だったか、ご覧くだ

          BRM622神戸400Granfondo Stage.3但馬山塊

          Mt.富士ヒルクライム2019

           今年もMt.富士ヒルクライム、通称富士ヒルに参加してきました。富士ヒルといえば日本における最大規模の草レース。この大会での記録がアマチュアライダーの実力を測る一種のスケール(だと思っている)。私の初めてのヒルクライムレースが富士ヒルだったこともあり、個人的にも富士ヒルのタイムが実力のベンチマークとして地位を築いています。  初出場の2016年が89分、2017年が74分と毎年着実に記録更新を続けていましたが、2018年は調子が悪くて中間地点で勝負を投げ出してしまい、完走はし

          Mt.富士ヒルクライム2019

          本州一周TT2019参戦記

          『 自転車で 9日間以内に 本州を 一周する 』  ………初めて本州一周TTのことを知ったとき、それはもう理解不能なフレーズでした。その存在を認知したのは2017年の第3回で、ちょうど私が大阪東京キャノボに初挑戦してDNFした頃です。当時エクストリームライドといえばキャノボぐらいしか知らなかった私は、そのGWで繰り広げられた本州一周TTやBAJ2400に圧倒されました。特に本州一周TTは、ふぃりっぷさんとチャリモさん、そしてファットを駆るなるさんが見事達成、NAOさんも10

          本州一周TT2019参戦記

          さくら、もゆ。感想【ネタバレ注意】

           今回の記事は首題の『さくら、もゆ。-as the Night's, Reincarnation-』という恋愛アドベンチャーゲーム(まあ要するにエロゲ)のプレイ後の感想です。  こちらのブログ、自転車ネタ用にするという方針でしたが、どうしても……どうしても言わなければ収まりがつかないことがあるので、この場に書かせてもらいます。何が収まりがつかないかと申しますと、この物語があまりにも衝撃的すぎて、攻略から1ヶ月経った今もまだロスを引きずっているからです。  今まで恋愛アドベンチ

          さくら、もゆ。感想【ネタバレ注意】