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うつ病で通信制高校に転校して

はじめに
これから書くことは全て私自身の経験談に基づいています。
この記事の内容を鵜呑みにせずに購読していただけると幸いです。


私は高校生の時にうつ病になったので、全日制の高校から通信制の高校に転校しています。
今回は大まかにそれぞれの高校のメリットデメリットについて私が思ったことを書いてみます。

まず、私が通っていたそれぞれの高校の特徴をお話ししようと思います。

< 全日制高校 >
・偏差値60くらい

・自称進学校

・家から自転車で片道35〜45分程かけて通学していました

・大量の課題

< 通信制高校 > 私の場合は通学型でした。

・在籍は県外の高校の通信制課程(登校無し)だったのですが、大学進学のために地元のサポート校にも入学してそのサポート校の方で授業を受けていました(マンツーマン)

・特に入学試験なし
→元の高校の偏差値により免除

・先生とのマンツーマン授業(1コマ1時間)
→私は入学当初は週1回英語を受け、受験間近は週3回ほど英語,×2, 国語を受けていました。

・自分の好きな時間に登校して好きな時間に帰る
→授業がある時間帯は必ず登校しなければなりませんが、基本的に自由でした。私のサポート校は10:00〜開校でした。

・毎期レポートが配布されるので(二学期制)それを問いてタブレットに入力し、提出する
→毎期レポートが送られてきて解き、自分で答え合わせをしてタブレット上で提出していました。

・半年に1回在籍高校の単位認定のため、スクーリングと呼ばれる対面授業を受ける
→サポート校はあくまでサポートだけで、そこを卒業するわけではないので在籍校で単位を取る必要がありました。人によりますが、空きコマありで3日間でした。 

→上記のレポートとスクーリングを受けて単位獲得という形でした。

特徴としてはこんな感じです。
通信制高校とサポート校が複雑で説明が少し難しいですね。
ここから先は通信制高校と全日制高校それぞれのメリットデメリットのついてお話ししようと思います。

< 全日制高校のメリット > ⚠︎あくまで私の場合

・やる気と根性があれば、高レベルの大学も狙える
→私が通っていたところが偏差値60くらいだったので。

・行事が楽しいし、自分と同じような学習レベルの子が集まっている
→全日制の方が気が合う子が多かったです。今でも付き合いがある友達も、ほとんどが全日制時代の子です。

・制服がある
→転校先は制服がなかったのでJK感は正直なかったです。制服を着て帰りに寄り道をするのが楽しかったです。制服がある通信制高校にするならそんなに差は気にならないかと思います。

< 全日制高校のデメリット > ⚠︎あくまで私の場合

・集団授業なので着いていくのが大変
→わからないところなどは授業後や放課後に聞きにいけたので良かったのですが、どうしても授業を進めるペースだけは一律なので大変でした。

・生徒が沢山いるので、先生にじっくり相談する時間があまりない
→生徒数が多い分、教師の仕事も多いのでなかなか時間を取ってじっくり相談する事は出来ませんでした。尚且つ、精神面での悩みを相談するとなるとどうしてもカウンセラーさんの方に回されてしまうので気軽には相談できませんでした。

< 通信制高校のメリット > ⚠︎あくまで私の場合

・自分のペースで勉強できる
→授業もマンツーマンなので自分のペースを崩さず勉強できます。

・メンタルケアをしてくれる
→私のサポート校の方の校長は全員心理関係の資格を何かしら持っていたので安心して相談できました。

・単位取得が簡単
→単位の取得が私にとっては簡単だったので、受験対策に時間を割くことができました。簡単と言っても効率よく器用にペース配分をすればの話です。

・圧力を加えられることがない
→私が通っていた全日制はとにかく熱血というか、勉強に関して厳しかったので転校先が優しく感じました。

・登下校の時間が自由なので、朝が苦手な子でもきちんと通学できる。
→もちろん授業が始まる時間にはキャンパスにいなければなりませんが、その授業も午後だけに固定することなどができました。

<通信制高校のデメリット> ⚠︎あくまで私の場合

・全日制高校よりは進学が難しい
→全日制高校とは勉強のペースが全く違うのでやはり学力の差はつきます。私が通っていた通信制高校は大学進学に強いところでしたが、国公立を狙うには難しかったと思います。私自身は私立大学に総合型選抜で合格しました。授業のマンツーマンなので、より高いレベルの大学を目指そうと思うと授業料も高くなってきます。

・独特な子が多い
→やはり全日制高校とは違い、悩みを抱えていたり周りに馴染めず転向して来た子がほとんどなので独特な子が多い印象でした(これは本当にキャンパスによります)。私の場合はなかなか通信制の子達とは真に馴染めた感じかせず、結局今でも繋がりがあるのは全日制時代の子達ばかりです。

・人間関係が難しい
→これはもちろん全日制にも通ずるものだとは思いますが、通信制は悩みを抱えて転校した子の集まりなので、一つ一つの発言に気を遣ったり慎重に扱ったりするのが大変でした。また、みんな同時に入学するわけではなく基本的に転校という形でみんな入学してくるので既に通学歴が長い子達でコミュニティができていることが多いです。
(例)八月転校で夏休み明けから通信制に通い始める。先輩たちに誘われてコミュニティに入れてもらったが、ノリについていけなかった。そしてそのコミュニティ内に苦手な性格の子がいた。など

・メンタルケアや体調に関する聞き取りが疎かになることもある。
→入学して少し経ち、元気そうに通学していると割と放っておかれることも正直あります。人数が少ないけれどサポートが必要な子達はたくさんいます。必然的にサポートが必要な度合いが高い子から対応してくので、なかなか悩みがあっても相談できないこともあります(これもキャンパスによります)。私のキャンパスは人員不足だったので相談できないことも多々ありました。

キリがないのでこの辺りで締めようと思います!
⚠︎あくまでこの記事は私の経験に基づいています。全ての通信制高校,全日制高校に上記のようなメリットデメリットが当てはまる訳でもありません。その辺りをご了承いただいた上での購読をよろしくお願い致します。加えて、今回私が説明している通信制高校については学校側に許可を全く取っていないので学校名はお教えすることができません(大体のシステムと単位取得方法を書いているのでわかってしまうかもしれませんが)。そこをご理解いただけますと幸いです。

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