魯肉飯のさえずり
ママがずっとわたしの恥部だった
私は、母のこと、小さい頃はずっと誇らしく思っていた。
フランスに長く住んでいて、おしゃれで、運動神経抜群で社交的で。
でも最近は、痴呆が進み、おしゃれに関心がなくなり 何に対しても消極的になっている母に対して
悲しいというより、恥ずかしいと思っていたのかも。。。
そして、私が夫や子育てで疲れている時は特に
そんな母に対して怖い態度で接していた。
それはこの本の高校生の桃嘉が母親にしていた態度と同じ
自分が上手くいかないことを
親や他人のせいにして
自分をごまかしていただけ
そんな誰もが一度は経験したことのある
心を痛める部分に光をあて
でも最後は心温まるそんな小説でした。
そして久しぶりに八角の効いた魯肉飯が食べたくなりました!
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