競馬研究 #01 - 競馬の楽しみ方・掛け方と基礎知識
機械学習を学んだ友人と競馬の話になったので、関心を持って賭けの期待値やレースを楽しむ為の見方などをまとめてみました。賭けが何度かうまく行くようであれば継続して研究してみようと思います。
①賞金・期待値
・単勝
勝ち馬を1頭だけ当てる。当たる確率は18頭出馬する場合、1/18。
配当相場は1口(100 円)当たり450円。
1回あたりの期待値は(350 * 1/18) + (-100 * 17/18) = -113.88…
・複勝
3着までの勝ち馬を1頭当てる。当たる確率は18頭出馬する場合、1/6。
配当相場は1口(100 円)当たり150円。
1回あたりの期待値は(50 * 1/6) + (-100 * 5/6) = -75。
単勝・複勝のどっちも期待値はマイナスだが、複勝の方がだいぶマシ。初心者は複勝の予測確率を着実に上げる方法を研究するのが良いだろう。
そのほかにも馬連・ワイドなどの掛け方があるが、的中率が低い上に個人的に狙っていないので割愛する。まずは機械学習などで作成した予測機で10回中6回以上当てられるかを検証する。今のところ65%の確率で複勝を予測できる機械学種ができるようになったが、これだと配当の期待値はほぼ0になってしまう。
競馬では馬券に人気が出るほどその配当は低くなり、逆に人気のない「穴馬」の配当は高くなるという性質がある。個人的には穴馬か否かには拘らず、機械学習と統計学で3着以内に入る確率が一番高いと予測したウマにとにかく賭ける予定。ちなみに1番人気の馬が実際にレースで勝つ確率は33%ほどだそうで、この精度では単勝・複勝で得られる配当の期待値が0を下回ってしまう。人気馬だけを狙うのは賢い賭け方ではない。
②賭け方
競馬新聞の記者は、単勝・複勝する可能性のあるウマをこのように表記する。
競馬新聞を見る際は、◎・⚪︎・▲のついているウマに注目する。確実に賭けに勝ちたい「本命党」なら印のたくさんついているウマ、一攫千金を狙いたい「穴党」ならあえて予測に逆らって独自の方法で勝てる可能性のあるウマを探すらしい。
③レース・会場の見方
競馬新聞や競馬のネット情報サイトには、出馬表やレースの目録が載っている。注目するべき情報は以下のようになっている。
競馬は主に1000m-3600mのコースで行われる。競馬新聞の予測欄には距離別・芝ダート別・回り別の過去レースの勝敗が掲載されているので長距離・短距離のどちらに適したウマかが大体わかる。
レース会場が右回りか・左回りかも勝敗を分ける要因となる。逆の周りが極端に苦手というウマもいるらしい。ホントなのかはスクレイピングした情報でチェックする予定。中央競馬場は全10ヶ所だが、うち左回りが新潟・東京・中京の3会場となっている。
直線距離の長さ・坂の有無なども勝敗を分ける要因となる。新潟はフラットな競馬場、一方東京は最後の直線コースが登り坂となっていて、一般にスタミナの多いウマが勝ちやすいコースとなっている。
④ウマの走り方(脚質)
ウマの走り方=脚質は、レースでの展開で以下の4つに分けられる。
レースの展開は、主にハイペース・スローペースの2局面に分かれる。逃げ馬・先行馬が多い=ハイペースの際は先頭のウマがバテ始め、逆に差し馬・追い込み馬の勝利が決まりやすい。逆に逃げ馬・先行馬が少ない=スローペースの際は逃げ馬・先行馬の前残りとなったウマがそのまま勝ちやすい。また、競馬新聞では前走での1−4コーナー時の着順が併記されているので、どのような脚質のウマかが大体予測できる。初心者はまず逃げ馬・追い込み馬を把握できるようにしておくと良いらしい。一般に「よく調教されているウマ」というのは、ハイペース戦に対応できるような後半になるほど速度を加速できるウマとされているらしい。