社会性の欠如
半期に一度の面談があったので、上司にもうやる気が無いことを伝えた。上司というより近所の兄ちゃんのようなフランクな先輩なので気楽に伝えることはできたが、バリバリの仕事人間でもある彼に、自分みたいな社会不適合者の感覚はイマイチ理解できないだろうなとも思う。理解なんてしなくていい、おかしいのは絶対にこちらなのだから。
案の定、返答は「もう少し頑張ってみないか」などという退職を希望する若手に対するテンプレートのようなものだったが、もうめんどくさくなったので「そうっすね〜〜」と返した。やる気がないことをチームリーダーに伝えることができただけで今日のミッションはクリアだ。
自分は労働に対するマインドが「如何に最小限の労力で8時間凌ぐか」であるため、生活費を稼ぐための手段にすぎない仕事に精を出す人間を心の隅で馬鹿にすると同時に、何故プライペートの時間を使ってスキルアップのための勉強ができるのだろうと本気で疑問に思っている。
しかし、最近になり、間もなく26歳にもなるのにこんなにも社会性が身に付いていないのは流石に変だと自分でも思うようになってきた。障害児教育を学んできたパートナーによると、自分には自閉症の疑いがあるらしい。自閉症の特徴の一つに社会性の欠如があるが、やはり一度きちんとした検査を受けるべきだろうか。
面談自体は穏便に終わったが、思った以上にストレスが溜まっていたようで、出社時のルーティンである読書と外食をせずに直帰し、ビールを大量に飲んだ。心做しか飲み慣れたバドワイザーがいつもより重く感じた。