気をつけよう。アジア人の愛想笑い文化
アメリカにいて、あー。気をつけなければ、と思う事の一つに思わずへへへ、と全く文脈に沿わず愛想笑いを入れてしまうという事があると思う。
これって、日本人だけかなと思っていたら私の同僚のアジア人も同じ様な事をするので、日本人だけではないようです。サンプル少ないですが。。
考えてみると、このへへ。。とへらっとしてしまう時というのはちょっと話している内容の深刻さを和らげたい時とか、言葉に詰まってしまったりした時、思わず言い間違ったりした時、(他にももっとあると思いますが。。)にもうほぼ無意識に出てしまうわけですが、これは全くアメリカ人に理解されません!
むしろこんな局面で笑えるなんて、全く共感力のないデリカシーのないひどい人と思われてしまいます。その私のアジア人同僚はどうやらかなり多様しているようで、なんであそこで笑うんだ!こっちは真面目に聞いているのに!!とアメリカ人が言っているのを聞いた事があり、あー。。違うんだよ。。それ、本当に笑っているわけじゃないんだよ。。。と思いました。
私はこの愛想笑い文化がわかるので、同僚がそうしても流せるのですけどね。。。確かにこれが電話だったりすると苦笑いなのか、へらっと笑っているのかも見えないので、誤解される可能性が高いです。
そんな私も祖母が亡くなったという話を同僚にした時に、その優しい同僚さんは思いっきり申し訳なさそうな、悲しい顔をしてくれて、それがむしろ私は悲しい気分にさせてしまって申し訳ないと思うくらいの事がありました。もちろん私も悲しいのですが、、外面では大和撫子ですので気丈に、
「でももう100歳近くまで生きたからね。。いい人生だったと思うんだよ。。私ももう会えないと思うと淋しいけど大丈夫だよ。。。。。。へへへ。。」
とやってしまって、後からへんなところで愛想笑いを入れてしまった事に後悔しました。
悲しい時は悲しい顔で、嬉しい事は一緒にきゃーきゃー、ひどい事をされたと聞いたら一緒に怒る!本人以上に共感してくれる心の優しいアメリカ人の同僚さん達に誤解されないよう、これからも気をつけていきたいと思う愛想笑いです。思わず間違って発言した時や、失言した時も愛想笑いより、ちゃんと真摯に訂正する方がカッコいいですよね。
おわり。